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Q&A重力式係船岸の設計計算 Q&A ('17.02.22)

NEW! 更新内容

Q19.照査項目で、偏心傾斜荷重に対する検討が、不可となっているが、対応していない理由は何か('17.02.22)

目  次
 

Q1.港湾関連製品について、そもそもどうやって使い分ければいいのか。
例えば、重力式係船岸も防潮堤・護岸の設計も適用基準として「港湾の施設の技術上の基準・同解説」と「漁港・漁場の施設の設計の手引」を使っているが、2つの製品でなにがどう違ってくるのか?


Q2.重力式係船岸も防潮堤・護岸の設計も適用が同じ基準で作られているのであれば、例えば、防潮堤の設計で重力式係船岸の設計を行ったり、または逆に重力式係船岸の設計で防潮堤の設計を行えないのか?

Q3.裏込め材に複数の特性値を設定することができるか

Q4.外力集計結果が合わないので、原因を教えてください

Q5.地震時土圧の土圧係数の算出式において、ルートの中がマイナスになった場合の考え方を教えて下さい

Q6.計算書表示をした場合、ファイル名称が途中から小さい文字で表示されてしまうが何故か

Q7.設計震度の計算プログラムはあるか?

Q8.常時と地震時で残留水位の値を変えて計算を行いたいが、可能か

Q9.入力したコンクリートの単位体積重量と、計算に使用されている重量の値が異なるようだが、何故か

Q10.見かけの震度の算出手法を教えてほしい

Q11.レベル2地震動には対応しているか?

Q12.計算条件の画面にて設定できる「上載荷重-壁体と仮想した境界面から前方の上載荷重」は何のために設けられているのか

Q13.セルラー式において、側壁厚と隔壁厚は法線平行方向及び法線直角方向とで異なる寸法の設定はできるか

Q14.動水圧があるピッチで計算されているが、このピッチは変更できないか。また、動水圧を考慮しないことはできるか。

Q15.エプロン勾配を設定したが、土圧に考慮されていない

Q16.[初期入力]にある「施工延長」は計算に影響するか

Q17.残留水位R.W.LがH.W.LとL.W.Lから内部計算されているが、直接入力することはできないか

Q18.基礎捨石底面における地盤支持力の照査を行いたいが、設定が有効にならない。
どうすればよいか。


Q19.照査項目で、偏心傾斜荷重に対する検討が、不可となっているが、対応していない理由は何か



 

Q1.

港湾関連製品について、そもそもどうやって使い分ければいいのか。
例えば、重力式係船岸も防潮堤・護岸の設計も適用基準として「港湾の施設の技術上の基準・同解説」と「漁港・漁場の施設の設計の手引」を使っているが、2つの製品でなにがどう違ってくるのか?
A1. 両製品ともに、ご指摘の2つの基準をサポートしている点は同じですが、対応している形状タイプの違いや係船岸(防潮堤)に特化した構造の検討ができるようになっています。
■重力式係船岸の設計計算
構造→ケーソン式、セルラー式、ブロック積式
■防潮堤・護岸の設計計算
形状タイプ→重力式、逆T式型、L型
波返し工の有無が可能。
扶壁の有無が可能。
 

Q2.

重力式係船岸も防潮堤・護岸の設計も適用が同じ基準で作られているのであれば、例えば、防潮堤の設計で重力式係船岸の設計を行ったり、または逆に重力式係船岸の設計で防潮堤の設計を行えないのか?
A2. 現時点では行えません。
なお、検討ケースの種類や考慮する荷重に違いがあります。
■重力式係船岸の設計計算
 検討ケース→(常時、地震時)
 係船岸特有の荷重(牽引力)等の荷重が考慮されます。
■防潮堤・護岸の設計計算
 検討ケース→(常時、地震時、波の谷の作用時、波の峰と津波作用時)
 波の谷の作用時の場合だと、波圧や波圧による負の揚圧力が載荷した状態の安定計算を行う事ができます。
 

Q3.

裏込め材に複数の特性値を設定することができるか
A3. 大変申し訳ございませんが、現行製品(Ver.1.1.2)では対応しておりません。
 

Q4.

外力集計結果が合わないので、原因を教えてください
A4. プログラム内部におきましては計算時には実数で行っており、計算作成時には有効桁で数値を丸めて表示しております。
そのため、出力されている値を用いて計算されると、ご指摘のように四捨五入されていたり切捨てられている(ように思われる)場合がございます。
これはコンピュータ内部でのデータの保持状態の問題で、表記が0.5でもコンピュータ内部では0.50000001や0.49999999になっている場合が有ります。
四捨五入の際には、前者の場合は切り上げに、後者の場合は切捨てとなります。
 

Q5.

地震時土圧の土圧係数の算出式において、ルートの中がマイナスになった場合の考え方を教えて下さい
A5. 土圧係数算出式の√内がマイナスとなる場合は、内部的に√内を0として算出しています。
 

Q6.

計算書表示をした場合、ファイル名称が途中から小さい文字で表示されてしまうが何故か
A6. ファイル名にアンダースコアを含んでいる場合、アンダースコア以降が下付き文字として印刷されます。
この点は、当社の出力ツールの約束事であるとご理解下さい。
恐れ入りますが、全角とすると入力いただいたとおりに表示されます。
 

Q7.

設計震度の計算プログラムはあるか?
A7. 国土交通省
国土技術政策総合研究所
港湾研究部
港湾施設研究室
http://www.ysk.nilim.go.jp/kakubu/kouwan/sisetu/
で紹介されているツールがあります。
 

Q8.

常時と地震時で残留水位の値を変えて計算を行いたいが、可能か
A8. 残留水位の値を検討ケース毎に直接変更することはできませんが、計算時に使用している残留水位は基本的に(γRWL×RWL)の値を使用しているため、部分係数をご変更いただくことである程度の対応は可能かと思います。
部分係数は、上部ツールバーの[基準値|設計用設定値|部分係数]で変更することができます。
 

Q9.

入力したコンクリートの単位体積重量と、計算に使用されている重量の値が異なるようだが、何故か
A9. 計算時には、部分係数を考慮しているためです。
部分係数の値は、[基準値]-[設計用設定値]-[部分係数]にて設定が可能です。
 

Q10.

見かけの震度の算出手法を教えてほしい
A10. 漁港基準、港湾基準共に「荒井・横井の提案式」としています。
他の式への変更、または直接入力には対応しておりません。
 

Q11.

レベル2地震動には対応しているか?
A11. レベル2地震動については対応しておりません。
本件については、当社地盤解析シリーズである「UWLC」による動的有効応力FEM解析が必要になると考えられます。
将来的にはこのUWLCへの連携、もしくは本製品内での解析処理を検討したいと思いますが、現時点ではUWLCにて別途検討して頂くようにお願いしたいところです。
 

Q12.

計算条件の画面にて設定できる「上載荷重-壁体と仮想した境界面から前方の上載荷重」は何のために設けられているのか
A12. 漁港基準では、P.424に、滑動、転倒時は載荷しない状態、支持力や端趾圧の検討は載荷する場合についても検討すると記載しています。

本プログラムでは、この上載荷重を考慮するか否かの計算スイッチを設けていますが、検討項目毎に設定を変更することはできませんので、設計者のご判断で、場合によっては、2ケースの検討を行って下さい。
 

Q13.

セルラー式において、側壁厚と隔壁厚は法線平行方向及び法線直角方向とで異なる寸法の設定はできるか
A13. 可能です。
 

Q14.

動水圧があるピッチで計算されているが、このピッチは変更できないか。また、動水圧を考慮しないことはできるか。
A14. [検討ケース]-[変動状態]画面より変更可能です。動水圧の考慮するか否かの設定も同画面で可能です。
 

Q15.

エプロン勾配を設定したが、土圧に考慮されていない
A15. [考え方]-[計算条件]に「土圧計算時にエプロン勾配を考慮する」というスイッチがありますので、こちらをONとして下さい。
 

Q16.

[初期入力]にある「施工延長」は計算に影響するか
A16. 印刷情報であり、設計計算には使用しておりません。
 

Q17.

残留水位R.W.LがH.W.LとL.W.Lから内部計算されているが、直接入力することはできないか
A17. [海象条件]-[潮位条件]に内部計算とするか直接入力するかのスイッチがありますので、そちらで設定可能です。
(関連 Q8
 

Q18.

基礎捨石底面における地盤支持力の照査を行いたいが、設定が有効にならない。
どうすればよいか。
A18. 基礎捨石底面の支持力照査は、上段、または下段いずれかのマウンドの入力が行われている場合に設定が可能です。
[初期入力]画面にて、いずれかのマウンドのチェックを入れてご利用ください。
 

Q19.

照査項目で、偏心傾斜荷重に対する検討が、不可となっているが、対応していない理由は何か
A19. 「港湾基準」では、“偏心傾斜荷重に対する支持力検討は、簡易ビショップ法により円弧滑り解析によって行うこと” としていますが、本プログラムでは、円弧滑り解析には対応しておりません。
お手数ですが、「斜面の安定計算」を別途ご利用いただく必要があります。
上記については、連動等も行っておりませんので、全く別のデータ生成が必要です。

補足ですが、「漁港基準」を対応する場合には、「堤体底面における地盤支持力の検討」、「基礎捨石底面における地盤支持力の検討」を行っております。
港湾基準においても、上記を適用して底面の照査を行うことはできるようにしております。






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