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東日本大地震で被災された方々および関係者の皆様に、心よりのお見舞いを
申し上げます。
 
本メールは、岩手、宮城、福島、茨城県の一部のご住所を登録されている
お客様への配信を控えさせていただいております。
 

■■■■
■            FORUM8 News 【イエイリ・ラボ版】Vol.16
■■■                                                    2011年 3月29日
■ Design・Analysis/CAD&VR
http://www.forum8.co.jp (株)フォーラムエイト & イエイリ・ラボ
 

  ●─────────< イエイリ・ラボの目 >────────●
 
  建設ITジャーナリストの家入龍太です。
 
  3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々の
  ご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまには心よりお見舞い
  申し上げます。
 
  地震直後、テレビの実況映像で津波が防潮堤や河川堤防を越え、内
  陸深くまで建物や畑、クルマを次々と飲み込んでいく様子を見て、
  大変、ショックを受けました。
 
  海岸から数キロ奥まで津波が襲って来ることを事前にイメージして
  いた人はどれだけいたでしょうか。
 
  一方、過去に何度も津波の被害に遭っていた港町では、津波警報に
  従って整然と高台に避難し、難を逃れた人も多くいました。
 
  また、原子力発電所が緊急停止後、冷却系統のトラブルで重大な事
  故に発展したことは、今後の経済活動やライフスタイルにも、大き
  な変化をもたらすことでしょう。
 
  めったに起こらない災害の状況をイメージし、いざというときの行
  動を決めておくと、被害を最小限に食い止めることができます。
 
  想定外のことも含めて、非常時を可視化することによる“減災”こ
  そ、フォーラムエイトの技術が貢献できる分野ではないでしょうか。
 
  ●─────────────────────────────●
 
=◆ トピックス ◆=
■未経験の津波を可視化する!津波数値解析支援サービス
■国土を丸ごとモデル化!VR-Studio Ver.1.03をリリース
■VRの“産業博物館”!フォーラムエイト本社の展示体験コーナー
 
=◆ トピックス ◆=
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■未経験の津波を可視化する!津波数値解析支援サービス
  http://www.forum8.co.jp/product/jititai-tunami.htm
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  日本での観測史上最大のマグニチュード9.0という東北地方太平洋
  沖地震で発生した津波は、海から10kmの内陸部にも押し寄せました。
 
  日ごろ、海が見えない場所にまで津波が襲って来るとは、どれだけ
  の人が予想したでしょうか。
 
  「1000年に一度」とも言われる規模の地震が引き起こした被害は、
  過去のデータや経験を大きく上回るものでした。
 
  フォーラムエイトでは、工学的な立場で津波を研究する東北大学津
  波工学研究室(今村文彦教授)で開発された津波解析コードを用い
  た「津波数値解析支援サービス」を提供しています。
 
  震源の情報や海底地形データ、津波が上陸する地形情報から、浸水
  範囲や浸水深さを予測するものです。また構造物への波力や漂流物
  の運搬範囲も計算します。
 
  今回の地震で発生した津波は海外にも到達し、米国などでは被害が
  発生しました。こうした大規模な災害も、数値解析によって高精度
  に予測できます。
 
  この解析結果は、「UC-win/Road for Tsunami」と連携させることで
  分かりやすく可視化できます。高台や道路、自宅の2階から津波がど
  のように襲って来るのかを、一般の人々にもリアルに分かりやすく
  説明するのに有効な方法でしょう。
 
  津波だけでなく、めったに起こらない大雨や台風、土砂崩れなどの
  災害はハザードマップを作って危険個所を明らかにするとともに、
  一般の人々に対してはバーチャルリアリティーやアニメーションな
  どで被害のイメージを高めておくことが、今後、いっそう求められ
  そうです。
 
 
▼津波解析支援サービス
  http://www.forum8.co.jp/product/jititai-tunami.htm
 

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■国土を丸ごとモデル化!VR-Studio Ver.1.03をリリース
  http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VS/VR-Studio.htm
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  地形や道路などの構造物は延々とつながっています。そのため、ク
  ルマの流れを予測する交通シミュレーションを行うときは、できる
  だけ広い範囲の道路をモデル化した方が正確な結果が期待できそう
  ですね。
 
  こうした用途に向くバーチャルリアリティーソフトが「VR-Studio」
  です。
 
  作成するデータの規模に制限がないため、100km以上にわたる地域
  の道路網を再現した広域な検討などが行えます。
 
  地形は三角形のメッシュで表現されていますが、これだけの範囲を
  対象に拡大・縮小表示を行うと、表示範囲が広いときにすべてのメッ
  シュを処理していては作業性が悪くなります。
 
  そこで「LOD(Level of Detail)」という技術を採用し、広範囲の
  地形を表示するときは、隣接するメッシュを一つにまとめて表示し、
  高いパフォーマンスを実現しています。
 
  3月3日にリリースされた最新版の「Ver.1.03」では、交通シミュレー
  ションに対応したほか、交差点や交通信号の編集が可能になりまし
  た。さらに英語や韓国語、中国語にも対応しました。
 
  建築設計の分野では「BIM(ビルディング・インフォメーション・
  モデリング)」によって建物のデータを統合管理する設計手法が普
  及しつつあります。
 
  BIMと同様に、VR-Studioはより広い地域の地形やライフライン、交
  通流などの情報を統合し、様々なシミュレーションによって結果を
  予測するためのプラットフォームになりそうです。
 
▼VR-Studio
  http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/VS/VR-Studio.htm
 

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■VRの“産業博物館”!フォーラムエイト本社の展示体験コーナー
  http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/road-Showroom.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
  東京・中目黒にあるフォーラムエイト東京本社のオフィスに設けら
  れたショールームは、「バーチャルリアリティー技術の殿堂」と言っ
  ても過言でないほど、最新のハードやソフトが展示されています。
 
  圧巻は直径4.8mの大型アーチスクリーンを備えた「3Dステレオドラ
  イビング・シミュレータ」です。
 
  クルマの運転席を模した座席とハンドルを囲むようにスクリーンが
  配置され、自分を囲むように投影される3D立体映像を見ながらドラ
  イブ体験ができます。
 
  「6軸モーション対応UC-win/Road体験シミュレータ」は、クルマの
  前後、左右、上下の動きと回転運動を再現する本格的なものです。
 
  路面を走行する時は振動を感じるほか、加速・減速時には車体が前
  後に揺れます。動きを簡略化した「3軸モーション対応」のシミュ
  レータや、6画面で運転席からの視界を表示する「1PC-6chドライビ
  ングシミュレータ」も展示されています。
 
  また、3D映像を体験できるシステムとして専用メガネなしで立体映
  像が見られる「3Dステレオ MRシステム」や、2つの液晶ディスプレー
  の画面をハーフミラーで合成し高精細の3D表示を体験できる「3D
  ステレオ ARシステム」もあります。
 
  このほか、東京本社がある中目黒GTタワーで火災が起こった時に人々
  がどのように避難するかを「EXODUS」で解析し、その結果をUC-win/
  Roadと連携して表示する46インチの縦型ディスプレイや、VR-Studio
  のデモコーナーなどがあります。
 
  バーチャルリアリティーの“産業博物館”とも言える内容ですので、
  体験セミナー受講などの際は、必見です。
 
▼フォーラムエイト東京本社ショールームのご案内
  http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/road-Showroom.htm
 
 
  ●───────────< あとがき >───────────●
 
  地球環境保護を実現するため、ここ数年間、クリーンなエネルギー
  源として原子力発電所が注目されてきました。
 
  しかし、東北地方太平洋沖地震に伴う原発の事故で電力の供給が大
  幅に減り、計画停電が実施されたことで、交通機関や家庭生活には
  大きな影響が出ています。
 
  これまで築いてきた日本の社会が、いかに電力に依存しているかを
  あらためて認識しました。
 
  地球環境と安全性を両立させるためには、インフラやライフスタイ
  ルは今後、大きく変わっていくことが予想されます。その未来像に
  対して合意形成を図っていくためにも、バーチャルリアリティーは
  ますます重要なツールになりそうです。
 
        イエイリ・ラボ/家入龍太 (http://www.ieiri-labo.jp
 
  ●─────────────────────────────●
 

□ホームページからのご案内  -----------------------------------
 
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基づき個人情報の保護に努めてまいります。
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FORUM8 News 【イエイリ・ラボ版】Vol.16
 (発行部数:19,269件)
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