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News Release
2017年2月28日
株式会社フォーラムエイト |
フォーラムエイト、VRおよびドライビングシミュレータにかかる基本的特許を取得
〜ネットワークを用いた低遅延ドライビングシミュレータ同期システム〜 |
株式会社フォーラムエイト(本社:東京都港区港南2-15-1、社長:伊藤裕二、URL:http://www.forum8.co.jp)は、2017年1月20日、VRおよびドライビングシミュレータにかかる基本的な特許を取得しました。ネットワークを介して複数の計算機を結合したクラスターシステムを構成し、複数の表示装置に対してそれぞれ対応する計算機で生成した各映像を、低遅延で同期表示するシミュレーションシステムを提供するものです。
車の運転などを仮想的に体験できるドライビングシミュレータは、アミューズメントや運転技能訓練、車両開発のほか、道路交通に関する学術研究など、多岐にわたる目的で利用されています。本特許の技術により、このような運転シミュレーションにおける映像の描画速度を落とすことなく、リアリティの向上が実現します。
また、仮想空間内の複数の車両を各ドライバーが操作するドライビングシミュレータで、相互の運転に及ぼされる影響を検証する研究等においても、この技術の活用により、各ドライバーに提示する映像に生じる遅延を低減し、検証結果への影響を抑えることが期待できます。
【概要】
■特許番号 |
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第6077686号 |
■発明の名称 |
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シミュレーションシステム |
■発明の内容 |
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ネットワークを用いた低遅延ドライビングシミュレータ同期システム |
■特許取得日 |
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2017年 1月 20日 |
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▲低遅延の同期表示によるUC-win/Roadドライブシミュレータ |
▲特許証 |
【発明の背景】
運転シミュレーションにおいてリアリティを高めるためには、仮想空間(VR)内の交通状況や環境、ドライバーによる操作、運転席からの視野などを細部まで計算する必要があり、単一の計算機では処理が追いつかなくなる場合があります。そこで、ネットワークを介して複数の計算機を結合したクラスターシステムを構成することにより、計算の負荷を分散して処理する方法が用いられています。
リアリティ向上のために映像の描画速度を落とすことなく、複数の表示装置にそれぞれ高解像度の映像を表示すると、描画処理に必要な計算負荷がさらに増大します。このため、1台の映像信号生成装置では処理しきれなくなり、各表示装置がそれぞれ1以上の映像信号生成装置を備える必要が生じます。
一方、複数の映像を別々の映像信号生成装置で処理すると、表示内容の違いに伴う描画速度の差により、各装置に表示される映像に時間差が発生する恐れがあります。
本特許の発明は、このような課題を背景としてなされています。
【関連情報】
▼UC-win/Roadドライブシミュレータ
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/road-drive.htm
▼取得・出願中特許一覧
http://www.forum8.co.jp/forum/patent.htm |
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