Civil Engineer's Forum-FORUM8 このページをスタートページに設定する スマートフォンサイト モバイルサイト QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

YouTube - FORUM8

 Powered by Google

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | FAQ | F8ツールバー 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais | Europe

都市と建築のブログ〜魅力的な都市や建築の紹介とその3Dデジタルシティへの挑戦〜 大阪大学大学院准教授 福田知弘

VOL.20  チェンナイ:南インド

 はじめに
  • 福田知弘氏による「都市と建築のブログ」の好評連載の第20回。毎回、福田氏がユーモアを交えて紹介する都市や建築。今回は南インド チェンナイの3Dデジタルシティ・モデリングにフォーラムエイトVRサポートグループのスタッフがチャレンジします。どうぞお楽しみください。

 大阪大学大学院准教授 福田 知弘氏 プロフィール
1971年兵庫県加古川市生まれ。大阪大学大学院准教授,博士(工学)。環境設計情報学が専門。国内外のプロジェクトに関わる。CAADRIA(Computer Aided Architectural Design Research In Asia)学会 会長、日本建築学会 近畿支部常議員、NPO 法人もうひとつの旅クラブ副理事長、大阪旅めがねエリアクルー。「光都・こうべ」照明デザイン設計競技最優秀賞受賞。著書「VR プレゼンテーションと新しい街づくり」「はじめての環境デザイン学」など。
ふくだぶろーぐは,http://d.hatena.ne.jp/fukuda040416/
  
●昔はマドラス、今はチェンナイ。

CAADRIA2012の開催地、チェンナイ。かつてイギリス東インド会社の拠点として栄え、1996年までマドラスと呼ばれていた、南インド最大の都市。タミル・ナドゥ州の州都。かつての統治国イギリスの影響が色濃く残る一方で、古くから南インドのタミル・ヒンズー文化の中心地でもある。訪問したのは4月下旬だが、現地は、最高気温37℃,最低気温27℃、平均湿度76%。

関空からシンガポール・チャンギ空港に着く。ここからチェンナイ行の飛行機に乗換えるが、インド人と聞いて想像するようなターバンを頭に巻いた人たちは見当たらない。以前、デリー行きの飛行機に乗り込んだ時には、ほぼ全員がターバンを巻いておられ「これぞ、インド行の飛行機」という感じがしたのだが。調べてみると、シク教徒の男性がターバンを着用するそうで、彼らは北インドに多いそうだ。

チェンナイ空港からホテルへ向かう(図1)。交通手段は、バス、タクシーに加え、オートリクシャー、サイクルリクシャーなど様々。道中は20kmあるのでタクシーを利用したが、以前のデリー(都市と建築のブログNo.4)より、かなり安心ドライブ。まず、タクシーにはサイドミラーがきちんと付いている。デリーのタクシーは、サイドミラーが付いていなかった。前も後ろも右も左も車間距離が狭いのはデリーと余り変わらないのだが、サイドミラーの分だけちょっと安心。乗車の際にエアコンをONにするかOFFにするか、事前に料金の説明があったこともデリーとは違う。ただ、車道上にはウシ、ゾウ、イヌ、ニワトリなど多様な動物が悠々と横断しているので出会う度にヒヤヒヤするのはデリーと同じ。
図1 チェンナイ空港からの道程

●CAADRIA2012

ホテルからC A ADRIA 2012学会会場へ。バスは朝8時にホテル出発と聞いてロビーに全員集合したものの8時24分になっても現れず。会場に着くとオープニングセレモニーは45分遅れて開始(図2)。ティーブレイクでは、ティーが中々到着せず、ティーブレイク時間の終了間際にようやくティーが到着。皆さんお待ちかねなので自然と延長戦に入る。初日は、インドモードにシフトチェンジしきれておらず、定刻を気にしてしまう。ホスト大学のHindustan Universityはチェンナイ郊外に位置する私立大学。キャンパスでは、牛やニワトリたちが、学生たちに交じって歩いていた。

図2 CAADRIA2012

小生の論文発表は2 つ。一つ目の発表は、スマートフォンによる景観ARシミュレータについて。そして二つ目の発表は、クラウド型VRを用いた同期分散型会議の可能性について(図3)。プレゼンでは、チェンナイ−大阪間をSkypeとcloudVRを使用して同期分散型会議デモを実施。不安定なネット環境でWiFi接続に苦労したが、接続状況を聴衆に見てもらえて良かった。今年のCAADRIA2013@ 国立シンガポール大学では、この、クラウドVRを用いた同期分散型会議システムを更に拡張した内容を発表する。

図3 CAADRIA2012論文発表風景

2日目の夜はConference Dinner。これがホスト大学の腕の見せ所。CAADRIAに初参加したメンバーはConference Dinnerを通じて仲間と打ち解け、翌年も参加しようと思えてくるアットホームな雰囲気。そのため、ホストはCAADRIAに参加しなければ体験できないようなイベントを入念に準備される。今年は特に素晴らしかった。Dinnerの前座として、まず、Hindustan-Uの建築学科の学生自らが企画したダンスショー。その後、ファッション学科の学生がファッションショー(図4)。プロと見間違うほどのレベルの高さに本当に驚いた!

図4 Conference Dinner でのショー

●チェンナイ市内

CAADRIA2012学会のPost Conference Tourに参加。ツアーはCAADRI A2012のホストとゲストがオフタイムに打ち解ける貴重な機会。Hindustan-Uの学生さんは本当に親切でノリの良いメンバー達。学会が終わってからもフェイスブックを中心に交流は続いている。セント・ジョージ砦は東インド会社により1640年ごろに築かれた星形の要塞。現代のチェンナイはここを中心として発展した。花壇では現地の人々が作業中(図5)。駐車場の脇では男の子たちがクリケットをしていた。カパーレシュワラ寺院はチェンナイ最大の寺院。高さ40m近いゴープラム(塔門)には繊細な彫刻多数。寺院の外で靴を預けて裸足になり、中庭は自由に見て回れるが、本堂はヒンドゥー教徒しか入れない(図6)。マリーナ・ビーチはベンガル湾に面した長大なビーチ(図7)。日中は、漁師たちが木舟や漁具の手入れ、陸揚げした魚介類を産地販売していた。

図5 セント・ジョージ砦で作業中の人々 図6 カパーレシュワラ寺院 図7 マリーナ・ビーチ

●マハーバリプラム

マハーバリプラム(Mahabalipuram)はチェンナイの南約60kmに位置する町。6世紀以降、パッラヴァ朝の港湾都市として栄えた。ここに点在する建造物群は7世紀頃に建てられたものであり、世界遺産に登録されている。岩の塊から彫出した岩石寺院(ラタ、図8)は、パンチャ・ラタ(五つの山車の意味)の他、ゾウやウシをかたどった彫像が点在するが、ナントこれらは一つの巨大な岩から掘り出した彫刻。建造物の占める面積からすれば、巨大な石からかなりの年月をかけて掘り出したと思われる。海岸寺院(図9)は切石を積んで建立した石造寺院。元々は7つの寺院があったが、現存する2つ以外は海に沈んでしまったそうだ。ヒンズーの寺院ときくと派手な色遣いの建物を想像するが海岸寺院はそうではなく素朴な感じ。回廊の中にいると涼しい海風が舞い込み気持ちが良い。

図8 パンチャ・ラタ 図9 海岸寺院

●ポンデシェリとオーロビル

ポンデシェリ(Pondicherry)は、英領インドの時代にフランス領だった都市。整然とした街並みは他のインドの都市とは違う。海岸沿いには洒落たカフェあり(図10)。オーロビル(Auroville)は、ポンデシェリから約12km。経済的、文化的、環境的に自立した持続可能なシステムを創造することを目指している実験型エコビレッジ。ポンデシェリにアシュラムを開いた哲学者オーロビンドとフランス人のマザーと呼ばれる女性の提唱で1968年に設立された。現在は、欧米からの移住者を主とした約1800人が生活する。オーロビルの面積は20km2。マトリマンディル(図11)を中心として直径約3kmに都市エリアが広がり、その外縁部に緑地帯が広がる。施設や構造物はマトリマンディルを中心にらせん状に平面配置されている。マトリマンディルの金色の球形は直径36m、高さ29mもある。エコビレッジの運営は必ずしも理想通りには進んでいないと聞くが、実際に足を運んでみる価値あり。

図10 ポンデシェリのカフェ 図11 オーロビル



「チェンナイ」の3Dデジタルシティ・モデリングにチャレンジ
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

VR-Cloud(R)で体験!特設ページ にて、3Dデジタルシティの操作・閲覧が可能です。

 データ概要
  • 今回は南インドのチェンナイ(Chennai)にあるヒンズー教寺院であるカパーレシュワラ寺院(Kapaleeshwarar Temple)を再現。寺院の向かいにある池からの景観は、池の中央にある祠と水面に映る様子の落ち着いた雰囲気を、VRで表現しました。その他にはインド各地の都市と結ばれている地域最大の終着駅チェンナイ中央駅や、海のそばの古代遺跡マハーバリプラム(Mahabalipuram)、イギリスを宗主国としたインドの中で珍しい旧フランス領のポンデシェリ(Pondicherry)にあるガンジーの彫像、そして持続可能都市オーロビル(Auroville)の景観など、南インドのみどころを紹介するデータとなっています。

スパコンクラウド(R) UC-win/Road CGムービーサービス

「スパコンクラウド® CGムービーサービス」では、POV-Rayにより作成した高精細な動画ファイルを提供します。今回の3Dデジタルシティのレンダリングにも使用されており、スパコンの利用により高精細な動画ファイルの提供が可能です。また、POV-Rayを利用しているため、UC-win/Roadで出力後にスクリプトファイルをエディタ等で修正できます。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

前ページ インデックス 次ページ
(Up&Coming '13 春の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
パイオニア株式会社 川越事業所
[ イベントレポート ]
デザインフェスティバル 2016






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
UC-1 for SaaS FRAME(面内)
マネージャ Ver.2
電子納品支援ツール Ver.15
UC-win/Road Ver.12
Allplan 2017
配水池の耐震設計計算 Ver.7

キャンペーン実施中
UC-win/Road Ver.12リリース
記念、VRサポートサービス
グレードアップ
リバイバル
TV番組放映期間特別価格

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
4/5  EXODUS・SMARTFIRE体験
4/6  斜面の安定計算
4/7  スイート積算体験
4/11  UAVプラグイン・VR体験

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CALS/CAD
・維持管理・地震リスク
・建築/プラント
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
SaaS/クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
《UC-1 for SaaS》
・FRAME面内
・FRAMEマネージャ
・RC断面計算
・UC-Draw
・電子納品支援ツール
・グループウェア/事務処理
・ファイル転送サービス機能
・UC-1 クラウドサービス
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション