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新製品紹介

●震度算出Ver.4 複数振動系を有する橋梁の静的フレーム法による震度算出プログラム

震度算出(支承設計)Ver.4.00では、
  (1)任意骨組入力機能の追加  (2)骨組モデル参照機能の追加  (3)上部工断面にJISスラブ橋げた形状を追加
などを行います。以下に、その概要をご紹介いたします。


●任意骨組入力機能
 任意の骨組モデルを定義して震度算出を行う機能です。
FRAME解析プログラムと同様の入力でフレーム解析を行い、固有周期と設計水平震度の標準値の算定を行います。
ここで定義する骨組モデルは、以下の特徴を持ちます。

  1) 断面2次モーメントは、レベル1とレベル2でそれぞれ定義します。
  2) 支点条件は、橋軸方向用、橋軸直角方向用を用意しています。
  3) 二重格点(支承バネ)は、レベル1、レベル2[タイプT]、レベル2[タイプU]ごとに定義します。
  4) 荷重として質点重量を定義します。質点重量はレベル1、レベル2でそれぞれ定義することが可能です。

 また、入力を簡素化するために以下の機能を用意しています。
  1) 構造物形状として登録した上部構造、下部構造モデルを骨組モデルに変換して取り込み、配置する機能
  2) レベル1、レベル2でデータが共通の場合は一括して入力できるオプション



●骨組モデル参照機能
 任意骨組以外のモデルでも、その骨組構造を参照することが可能となります。
震度算出(支承設計)」で自動作成された橋梁モデルを、骨組モデル(格点、部材、材料、断面、二重格点、荷重データ)として参照することができます。


●上部工断面【JISスラブ橋げた形状】追加
 
 上部工断面にJIS規格のスラブ橋げた形状(BS05〜BS24)を追加しました。
呼び名(BS05 etc.)を選択することでその断面形状を定義することが可能です。
また、寸法値を任意で指定することも可能です。断面形状、桁配置情報などを入力することで、上部工の断面定数(断面積、断面二次モーメント、ねじり定数)や重量などを自動計算して上部構造モデルとして登録します。


●今後の予定
 UC-win/FRAME(3D) Ver.2.0 とのM−θモデル連動に対応します。



■震度算出(支承設計) Ver.4  リリース予定日:2007年3月末


●RC下部工の設計計算 Ver.5,ラーメン橋脚の設計計算 Ver.5 二柱式ラーメン橋脚の設計計
算,補強設計対応プログラム

 今回の改訂では、杭基礎設計便覧の改訂内容を中心とした杭基礎関連の開発を進めています。主な改訂項目は、次のとおりです。

  ・水平変位の制限を緩和する杭基礎の計算方法追加(着目する変位量を基準とした水平地盤反力係数を用いた計算)
  ・レベル1地震時:液状化無視/考慮の一括計算
  ・杭頭結合部仮想鉄筋コンクリート断面の照査方法追加

また、Ver.5.00.00リリース後、回転杭への対応を予定しています。


●水平変位の制限を緩和する杭基礎設計
 地盤抵抗の非線形を考慮した水平変位を緩和する杭基礎設計は既にVer.4で対応しておりますが、今回新たに追加する計算方法は、発生変位に応じて水平地盤反力係数を補正しながら仮定した変位と発生変位とが一致するまで繰り返し計算を行います。


kH': 着目する変位量を基準とした水平方向地盤反力係数 (kN/m3)
kH : 基準変位量yに対する水平方向地盤反力係数(kN/m3)
y' : 着目する変位量 (mm)  y : 基準変位量 (mm)


この方法により、常時,暴風時,レベル1地震時の計算を行い、
 ・設計地盤面での水平変位が緩和した許容変位量以内に収まっていること
 ・杭軸方向反力が許容支持力、引抜力以内に収まっていること
 ・杭体応力度が許容応力度以内に収まっていること
を照査します。また、本計算で算出した杭反力を用いてフーチング照査を行います。


●レベル1地震時 : 液状化無視/考慮の一括計算
 Ver.4までは、液状化無視/液状化考慮とを別々に計算する必要があり、ご不便をおかけしておりました。今回の改訂版では既存の組合せ荷重の作成方法に加えて、一括計算のスイッチ1つと地層の低減係数DE(<1.0)の入力のみで、この検討が行えるように拡張する予定です。


●杭頭結合部仮想鉄筋コンクリート断面照査
 今回の杭基礎設計便覧改訂では、常時,暴風時,レベル1地震時およびレベル2地震時において、仮想鉄筋コンクリート断面の照査方法が変更になっています。本プログラムでは新旧便覧(平成19年と平成4年)の計算結果をスイッチ一つで切り替えて確認できるようにする予定です。なお主な変更点は次のとおりです。

 (1)常時,暴風時,レベル1地震時
  ・中詰め補強鉄筋(コンクリート杭の杭体内補強鉄筋を含みます)のみ考慮し、応力度が許容応力度以下であることを照査します。
 (2)レベル2地震時
  中詰め補強鉄筋と杭外周溶接鉄筋を考慮し、
  ・基礎に主たる塑性化を考慮する場合、杭体の降伏曲げモーメント≦仮想RC断面の降伏曲げモーメント を照査します。
  ・基礎に主たる塑性化を考慮しない場合、杭頭の発生曲げモーメント≦仮想RC断面の降伏曲げモーメント を照査します。

     
  ▲液状化無視/考慮
    一括計算による安定計算結果確認画面
  ▲杭頭結合部計算の入力設定画面



■RC下部工の設計計算 Ver.5,ラーメン橋脚の設計計算 Ver.5 リリース予定日:2007年4月中


(Up&Coming '07 早春の号掲載)
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