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UC-win/Road 安全運転シミュレータ 国家公安委員会から安全運転シミュレータが型式認定を取得 ●新規価格 7,980,000円~ ●リリース 2020年8月 |
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フォーラムエイトでは、運転免許教習所等での運転教習にご活用頂くために安全運転シミュレータを開発し、令和2年8月25日に国家公安委員会から普通自動車免許に関する型式認定を受けました(図1)。
型式認定について 型式認定とは、国家公安委員会が運転シミュレータ等について審査を行った上で認定することを指し、運転教習で使用するための要件となります※1。審査は試験審査委員会による複数の試験を経る必要があり、ソフトウェア・ハードウェアの性能はもちろん、交通規則の順守や教習内容の実用性についても厳密に審査されます。試験に合格後、図1の通り認定証が交付されます。また、型式認定の対象は運転シミュレータ本体と教習用教材に適用され、表1の4種類になります。 ※1 道路交通法令施行規則第39条の7に基づく
安全運転シミュレータの概要 型式認定を受けた安全運転シミュレータの概要を、ハードウェアとソフトウェアに分けて説明します。 (1)ハードウェア INNO社製のドライビングシミュレータを採用しています。図2の通り、ハンドルやアクセル・ブレーキペダル、ライト・ウィンカーやハザードに至るまで、実車と同様の部品を使用しているのが特徴です。画面については、42インチのモニターを3台用いることで、最大164°の水平視野角での運転模擬が可能になります。 また、ドライビングシミュレータとは別に教官卓のモニターを設け、教習の開始、停止、終了など一括した管理がこの画面内で行えます。 (2)ソフトウェア 弊社開発の3DVRシミュレーションソフトウェア「UC-win/Road」を用いて、(1)に記載したハードウェアとの連携、VRモデルの作成と表示、運転車両の操作、運転教習の制御などを一括して行っています。UC-win/RoadがVRプラットホームとして機能しており、各種デバイス・システムの柔軟な連携により、今回の安全運転シミュレータに限らず、交通シミュレーションや防災・施工計画、景観検討など様々な場面でご活用いただけます。 教習内容について (1)急ブレーキ教習 直線道路を走行時にブレーキを踏む急ブレーキ体験、3通りの曲率で左・右に曲がるカーブ体験、路上の障害物を回避する緊急回避体験が行えます。なお、天候や運転速度は走行前に設定可能です。
(2)危険予測教習 住宅地や商業地など、市街地内の道路を全長約5kmのコースとして走行します。歩行者の飛び出しや交差点右左折、踏切対応など、危険を予測するための運転を学びます。 (3)高速教習 入口進入(ETC・一般)~本線走行~休憩施設利用~本線合流~出口までの一連の高速道路運転を学ぶ全長約16kmのコースです。 (4)地域特性教習 傾斜のある坂道、譲り合いが必要な山間部の隘路、雨天や霧・雪の中での走行など、道路の地域特性に応じた環境下で走行する全長約8kmのコースです。
教習結果について 教習終了後、運転を評価した教習結果の表示・印刷と運転のリプレイ機能が利用できます。 (1)教習結果の表示・印刷 教習内容によって評価項目が異なります。急ブレーキ教習では制動距離、カーブや緊急回避では障害物の衝突有無、危険予測・高速・地域特性では急加速・急ブレーキ・速度超過・蛇行・車間距離等に加えて、各イベントでのOK・NG結果が表示されます。また、教習結果を印刷することも可能です。
(2)運転のリプレイ リプレイ機能によって、運転を振り返ることが可能です。再生・一時停止・早送り・巻き戻し機能のほか、任意の学習場面を選択して同場面の開始位置でリプレイすることも可能です。また、カメラ視点を切り替えることによって、運転時とは異なる視点で自車両を表示させるなど、様々な視点で自身の運転を振り返ることが可能です。 |
(Up&Coming '20 秋の号掲載) | ||
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