避難解析/火災解析支援データサービス

EXODUS/SMARTFIRE 解析支援サービス

サービス開始日:2007.07.27

サービス概要

EXODUS/SMARTFIREは、英国グリニッジ大学火災安全工学グループ(FSEG)にて研究開発された避難解析/火災解析シミュレーションソフトウェアです。フォーラムエイトでは、以下の3製品について、2006年12月に販売・サポートを開始しました。

  • buildingEXODUS  建築環境のための避難モデル
  • maritimeEXODUS  海洋環境のための避難モデル
  • SMARTFIRE  火災モデリングのSMART CFDシステム

EXODUS/SMARTFIREは、火災安全工学における「性能ベースアプローチ」への移行を背景に高精度な設計を行う技術者にとって、ローコストで優れたツールとしてご活用いただけるソフトウェアであり、世界各国で急速に利用ユーザが増加しています。このため、様々な利用方法、適用方法に関する質問が挙げられています。

このたび、上記の3製品のパッケージソフトとしての販売に加え、新サービスとして「EXODUS/SMARTFIRE解析支援サービス」を開始しました。buildingEXODUS・maritimeEXODUSのノード/アークモデル、および、SMARTFIREの3次元CFD-FEMモデルにおける初期モデルの作成をサポートします。

本解析支援サービスでは、英国グリニッジ大学火災安全工学グループ(FSEG)で正規トレーニングを受けた弊社のスタッフが本サービスのバックアップを行います。データ作成から解析結果の処理・可視化まで一連の流れがスムーズに行え、buildingEXODUS・maritimeEXODUSの避難解析およびSMARTFIREの3次元CFD-FEM火災解析が手軽に行えるサービスです。

避難解析はbuildingEXODUSあるいはmaritimeEXODUSのいずれかで行い、基本的にフロア数と延床面積、人数で費用見積を算定できます。一方、火災解析の場合はbuildingEXODUSあるいはmaritimeEXODUSに加えてSMARTFIREによる3次元CFD-FEM火災解析が必要で、SMARTFIREではフロア数、セル数で費用見積を算定できます。

なお、結果の確認はサービスの範囲としますが、報告書作成等の結果処理、判定などのコンサルティングサービスは含まれていません。

関連情報

◆電子マニュアル(日本語)ダウンロード

サービスの概要と特長

EXODUS/SMARTFIRE Web見積サービス

フォーラムエイトでは、EXODUS/SMARTFIRE 解析支援サービスの一環として「EXODUS/SMARTFIRE Web見積サービス」の提供を開始いたしました。
建築環境のための避難モデル・火災モデリングのSMART CFDシステムなどの概算見積の計算、内訳の閲覧がおこなえます。

解析サービス例

(価格は税込表示です)

基本モデル(価格算定例)
 ●フロア数=1 ●延床面積=1,000m2 ●人数=60
 ●セル数=10,000
 ●フロア平面(幅33 m×奥行き29 m)
 解析支援サービス費
避難解析 ¥150,563(税抜¥136,876)
火災解析 ¥410,625(税抜¥373,296)

トンネル火災避難解析
 ●フロア数=1 ●延床面積=2,000m2 ●人数=28
 ●セル数=2,471
 ●トンネル長200m ●内空断面(高さ8m×幅10m)
 解析支援サービス費
避難解析 ¥164,250(税抜¥149,319)
火災解析 ¥410,625(税抜¥373,296)
UC-win/Road避難解析サンプルモデルAVI



高層ビル火災避難解析
 ●フロア数=13 ●延床面積=13,000m2
 ●人数=780 ●セル数=49,322
 ●各フロア平面(幅33m×奥行き29m)
 解析支援サービス費
避難解析 ¥574,876(税抜¥522,615)
火災解析 ¥1,916,252(税抜¥1,742,048)
UC-win/Road避難解析サンプルモデルAVI





低層建物火災解析
 ●フロア数=2 ●延床面積=200m2 ●人数=17
 ●セル数=33,638
 ●1F平面(幅12.5m×奥行き9.5m)
 解析支援サービス費
避難解析 ¥246,375(税抜¥223,978)
火災解析 ¥1,505,627(税抜¥1,368,752)
UC-win/Road避難解析サンプルモデルAVI




サービス価格

EXODUS/SMARTFIRE 解析支援サービス標準見積表

● 作業概要

●buildingEXODUSによるモデル化
   フロア数= 1 フロア
   延床面積= 500,000 m2
   避難者数= 15,773 人

 (1) 避難シミュレーション解析を行います。
 (2) 各種図面はCADデータで提供され、その図面に基づいてノード/アークモデルを作成するものとします。
 (3) ノードのタイプのみを考慮し、その他の条件は初期設定値とします。
 (4) 避難者(OCCUPANT)の条件は初期設定値とします。
 (5) 火災シミュレーション解析結果は考慮しません。
 (6) 毒ガス(TOXICITY)サブモデルおよびハザード(HAZARD)サブモデルは考慮しません。
 (7) 以上の条件に基づく入力データの提供をもって納品とします。


モデル化データ作成基本単価
(フロア数1。延床面積1000m2以下。避難者数100人。毒ガス・ハザード考慮なし。その他条件初期設定値。)
技術者種別 工数 技術者単価
主任技師 20% ¥68,400 ¥13,680
技師A 30% ¥60,700 ¥18,210
技師B 30% ¥49,800 ¥14,940
技師C 10% ¥39,200 ¥3,920
技術員 10% ¥34,800  ¥3,480
(A) モデル化データ作成基本単価 ¥54,230

基本条件
割増項目 割増係数 入力 見積割増係数
基本作業のみ(必ず1.0を入力) 1.0 1.0 1.0
フロア数が1フロアを超過した場合の割増 1フロア超過毎に0.1増 0 0
延床面積が10,000mを超過した場合の割増 10,000m2超過毎に0.1増 500,000 4.9
避難者数が100人を超過した場合の割増 10,000人まで100人超過毎に0.1増 15,773 4.95
資料整理(設計図書、図面、データファイル等) 0.1 20 2
(B) 割増係数小計   12.85

追加作業金額
作業内容 単位工数 入力 見積工数
タイプ以外のノード条件の修正
作業単価=基本単価(A)、入力=延床面積
[割増係数=1,000mまでは0.2、1,000m超過毎に0.2増]
1   0
避難者条件の修正
作業単価=基本単価(A)、入力=避難者数
[割増係数=100人までは0.2、100人超過毎に0.2増]
1 15,773 7.9
火災シミュレーション解析結果の考慮
作業単価=基本単価(A)、入力=ゾーン数
[割増係数=10ゾーンまでは0.2、10ゾーン超過毎に0.2増]
1 0
その他条件の修正 1   0
(C1)追加作業工数
7.9

打合せ作業見積額
モデル化データ作成内容 単位工数 入力 見積工数
打合せ 1 1 1
(C2)打合せ作業工数 1

経費
報告書OP
解析結果整理
技術経費
急行料金(25%割増残業等)
ソフト、ハード購入費用
(F) 経費小計 ¥1,670,284

直接人件費
(D) 合計(D)(A)(B)(C1)(C2) ¥1,179,503

一般管理費(直接人件費の120%) ※最低固定管理費として直接人件費¥50,000未満の場合は一律¥60,000とする。
(E) 一般管理費 ¥1,415,403

● 消費税
(G) 消費税 ¥ 426,518

見積総合計額
(D)(E)(F)(G) ¥4,691,708

 保守サポート
1年間の問い合わせサポート、不具合修正に無償対応。1年経過以降は、保守サポート契約を締結することが可能です。
(参照:保守サポート契約

SMARTFIREサポートサービス標準見積基準

● 作業概要

●SMARTFIREによるモデル化
   フロア数= 8 フロア
   セル数= 60,368 セル

 (1) CFD(計算流体動力学)に基づく火災シミュレーション解析を行います。
 (2) 各種図面はCADデータで提供され、その図面に基づいてセル(有限要素)モデルを作成します。
・ご提示の建物条件〔8階建てホテル、270m2/フロア、10室/フロア〕に基づき、 基本モデル(各フロア)として、
   フロア形状「30m×9m」、室形状「3m×7m」、廊下「30m×2m」を想定しました。
・全セル数は、下図の1フロアモデル(「Coarse」メッシュ)より、60,368(=8フロア×7,546セル/フロア)と推定しました。
 (3) CFDモデルの材料物性、火災プロパティ(発熱速度等)、その他の解析条件は、委託者側が指定します。
現行条件(階段1箇所、避難バルコニー1、自然排煙口)
・検討条件(階段2箇所)
 (4) 指定がない解析条件は、委託者側にご確認の上、受託者側で仮定します。
 (5) 解析条件に基づき、解析結果を比較整理します。
 (6) 換気能力(例えば、換気量m3/s)など、解析結果の取りまとめ項目は、委託者側が指定します。
 (7) 入力データおよび解析結果を整理した資料の提出をもって納品とします。


モデル化データ作成基本単価
(フロア数1。延床面積1000m2以下。避難者数100人。毒ガス・ハザード考慮なし。その他条件初期設定値。)
技術者種別 工数 技術者単価
主任技師 20% ¥71,300 ¥14,260
技師A 30% ¥62,700 ¥18,810
技師B 30% ¥51,900 ¥15,570
技師C 10% ¥42,200 ¥4,220
技術員 10% ¥37,000  ¥3,700
(A) モデル化データ作成基本単価 ¥56,560

基本条件
割増項目 割増係数 入力 見積割増係数
基本作業のみ(必ず1.0を入力) 1.0 1.0 1.00
フロア数が1フロアを超過した場合の割増 1フロア超過毎に0.5増 8 3.50
セル数が10,000を超過した場合の割増 2000超過毎に0.3増 60,368 7.80
資料整理(設計図書、図面、データファイル等) 0.2 5.0 1.00
(B) 割増係数小計   13.30

追加作業金額
作業内容 単位工数 入力 見積工数
有限要素モデル条件の修正
作業単価=基本単価(A)、入力=セル数
[割増係数=10,000までは0.2、11,000までは0.4、1,000超過毎に0.2増]
1 0 0
CFDモデル条件の修正
作業単価=(技師A+技師B+技師C)×4の単価、入力=セル数
[割増係数=10,000までは0.2、11,000までは0.4、1,000超過毎に0.2増]
1  0  0
避難シミュレーション解析入力データの作成
作業単価=基本単価(A)、入力=ゾーン数
[割増係数=10ゾーンまでは0.1、10ゾーン超過毎に0.1増]
1 0 0
その他条件の修正 1 0 0
(C1)追加作業金額
0

打合せ作業見積額
モデル化データ作成内容 単位工数 入力 見積工数
打合せ 1 0.5 0.5
(C2)打合せ作業見積額 0.5

経費
報告書OP
解析結果整理
技術経費
急行料金(25%割増残業等)
ソフト、ハード購入費用
(F) 経費小計 ¥311,080

直接人件費
(D) 合計(D)(A)(B)(C1)(C2) ¥780,528

一般管理費(直接人件費の120%) ※最低固定管理費として直接人件費¥50,000未満の場合は一律¥60,000とする。
(E) 一般管理費 ¥936,634

● 消費税
(F) 消費税 ¥ 202,824

見積総合計額
(D)(E)(F)(G) ¥2,231,066

 保守サポート
1年間の問い合わせサポート、不具合修正に無償対応。1年経過以降は、保守サポート契約を締結することが可能です。
(参照:保守サポート契約

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画面サンプル

▲メイン画面

▲描画設定

▲断面計算の入力画面

▲4万5千節点モデル

▲平板要素のひび割れ図

▲平板要素の自動メッシュ分割

▲平板要素のコンタ図

▲平板要素への面分布荷重載荷

▲平板要素に地盤ばねを自動生成

▲3次元コンタ図と
2次元切断面図

▲ケーブル要素の大変位解析

▲断面と連動したM-φ特性

▲緩衝装置用のばね特性

▲DXF/DWG形式
インポート/エクスポート

▲IFC形式エクスポート

▲RC非線形梁の偏差ひずみ
第2不変量(重み平均後)

▲照査でNG 部材の赤表示

Q&A(製品評価や導入の際に役立つQ&Aです)

何ができるのか?

3次元汎用解析ツールとして、2次元モデルから3次元立体フレームモデルまで作成可能です。
また、板要素を使用したFEMモデルも作成可能で、部材は線形要素から非線形要素まで、荷重も静的荷重から動的荷重まで対応可能となります。

どのような計算に活用できる?

橋梁の静的解析や動的解析、河川構造物の耐震計算や水道施設の耐震診断、建築構造物の計算に活用できます。
また、他社にない機能としまして弊社のUC-1設計シリーズの橋台・橋脚・基礎・震度と連携して、保耐法の計算データから動的解析が可能なデータを自動生成可能です。

報告書として成果に活用可能?

もちろん可能です。ただし対象を桁橋や直線橋などに限定していませんので、出せるものは計算書レベルの出力となります。
Excelへのカット&ペーストが可能ですので報告書のひな形へ貼り付けながら結果をとりまとめることが可能です。

どのような基準に対応している?

橋梁設計で使用される道路橋示方書のH14年版、H24年版、H29年版に対応しています。
また、断面照査ではコンクリート標準示方書の限界状態設計法にも対応しており、構造物の照査まで可能です。

どのグレードを購入すればよい?

線形解析、静的解析メインの方はLite版、フレーム解析で非線形解析、動的解析まで必要な方はadvanced版、非線形のFEM解析が必要な方はultimate版をご購入下さい。

入力について不明な場合は?

製品ヘルプもしくはHPに電子マニュアルに製品詳細と操作法を準備しております。その他、定期的に開催される有償セミナーでは静的解析モデル、動的解析モデル、FEMモデルの3つのモデル化の講習が受講でき講師と質疑応答も可能です。また有償となりますが、計算モデルを作成する解析支援サービスもあり年間100件を超える実績がございます。
解析支援サービス:https://www.forum8.co.jp/product/ucwin/ES/ESkaiseki.htm


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