a.構造の特徴
¢吸水槽では、隔壁や中間梁などが多用され、特に、セミクローズドタイプやクローズドタイプは、この傾向が顕著となる。
¢このことから、構造は複雑となるが、面内変形拘束効果が高くなる。
¢また、下部工に関しては、不静定次数が多くなり耐震上有利となる。
¢そこで、耐震照査を行うに当たっては、地震時の正確な部材の応答値(応答加速度)を得ることが課題となる。
b.建設地点の特徴
¢多くの大規模な排水機場は、沖積層が厚く堆積した地点に建設される。
¢このことから、大規模地震時には、砂質層であれば液状化の懸念があり、地震時の正確な応答値(応答変位)を得ることが課題となる。
〜 そこで、ここでは、低平地で液状化の懸念がある
    大規模な排水機場での耐震照査手法を紹介する。〜