c.応答変位法の流れ
¢応答変位法の標準的な流れは、図-4に示すとおりである。
¢これによると、最初に地盤の応答変位ないしは地上部分の慣性力把握のための応答加速度を地盤解析により得て、この結果を荷重に換算し、構造物の構造解析を行う手法である。
¢また、液状化が懸念される場合の応答変位量は、FDEL等の等価線形化法によると、解析初期から地盤剛性を低減させる方法となるので、正確な応答値を得ていると言い難い。そこで、時刻歴により液状化の間隙水圧の上昇による地盤強度の変化を把握することのできる動的有効応力法により実施する必要が有る。
¢
図-4 応答変位法の流れ