Engineer's Studio® Ver.12 バージョン更新内容

2026年 02月 24日 更新

Ver.12.00.00更新日:'26.02.24

プログラムの新機能

  • プッシュオーバー解析と地震時保有水平耐力法による照査機能を追加しました。プッシュオーバー解析では、各部材におけるひび割れ、初降伏、終局、せん断耐力といったイベントが発生する荷重載荷幅をプログラムが自動的に決定します。その後、破壊判定(曲げ破壊型、曲げ損傷からせん断破壊への移行型、せん断破壊型)を行い、地震時保有水平耐力法に基づく照査を実施します。本機能の特徴は、上部構造の慣性力によってはり軸線位置に生じるモーメントを各支承位置の鉛直荷重に等価置換して作用させる偶力の自動載荷機能、イベント一覧の提示、および荷重-変位曲線の可視化です。
  • 令和7年道路橋示方書に準じた照査機能に対応しました。主に、曲げ応力度照査、曲げ耐力照査、せん断耐力照査、曲率照査、変位照査(単柱式RC橋脚と単柱式鋼製橋脚)、残留変位照査(単柱式RC橋脚と単柱式鋼製橋脚)です。
  • 製品ヘルプおよびQ&Aを参照してAIが回答を生成するF8-AI™ UCサポート機能を新たに実装しました。

プログラムの機能改善

  • 部分係数設計法(H29道路橋示方書)の曲率照査に安全係数を考慮した許容曲率(φa=φls2/α)を算出するようにしました。通常は安全係数は1.0ですが、免震橋の場合に限定的な塑性変形に抑える照査を目的としてαに2.0等の任意値を入力することが可能です。
  • M-φ特性とばね特性に、「骨格形状がバイリニア対称かつ内部履歴が弾性」と「骨格形状がバイリニア非対称かつ内部履歴が弾性」の場合を追加しました。
  • ナビゲーション「抽出と保存」に「減衰要素抽出クエリ、減衰要素時刻歴クエリ」を追加しました。これにより、グループの中にある減衰要素の最大最小を取り出す設定が可能です。
  • 平板要素の結果画面にガウス点とガウス点番号を表示する設定を用意しました。
  • 平板地盤ばねで自動的に生成されたばね要素をリメッシュ要素のグループに所属させる機能を追加しました。これにより、自動生成されたばね要素が、各リメッシュ要素のグループに所属されるので、結果表示のときに各グループで表示/非表示の切り替えが可能になりました。
  • ナビゲーション「抽出と保存」に「ケーブル要素抽出クエリ、ケーブル要素時刻歴クエリ」を追加しました。これにより、グループの中にあるケーブル要素の最大最小を取り出す設定が可能です。また、個別結果に「ケーブル要素」を追加しました。ケーブル要素の時刻歴結果を数値やグラフで確認できます。
  • コンタ切断図のナビゲーション「スタイルオプション」に、2次元断面力図を反転させる設定「軸に対して反転」を追加しました。同じ設定は、「テーブル表示」ボタンを押して呼び出される「コンタ切断図パラメータ」画面の列にもあります。
  • コンタ切断図の2次元断面力図をDXF/DWG形式でエクスポートする機能を「テーブル表示」ボタンを押して呼び出される「コンタ切断図パラメータ」画面に追加しました。
  • ナビゲーション「モデル特性|フレーム要素の断面|断面サムネイル」から呼び出す断面詳細画面に「次へ」ボタンと「前へ」ボタンを設置しました。これにより、作成済みの断面を次々に切り替えて表示させることができます。
  • ナビゲーション「荷重|荷重の定義|荷重値」から呼び出す画面の上部で荷重ケースの選択肢に「なし」を追加しました。これを選択すると、ナビゲーション「表示設定|荷重と支点|ターゲット」内に表示される荷重ケースにおいても自動的に「基本荷重ケース」が選択されるように制御しました。これにより、全ての荷重ケースの荷重図が3次元モデルに表示されます。

プログラムの不具合修正

  • ファイバー要素に用いる鋼板ヒステリシスに鉄筋の引張限界ひずみεstの入力や限界状態2又は3の選択が表示されていましたので、それらを削除し、圧縮許容ひずみεaを入力するようにしました。同時に、自動生成されるひずみレベルやひずみ基準にも反映されるようにしました。
  • FEM解析後にばね要素の結果をCSVファイルにエクスポートする出力において、特定のばね要素だけ指定すると空欄になる不具合を修正しました。
  • 活荷重載荷(影響線載荷)後に「ばね要素 CSVエクスポート」を実行しても、ばね要素の結果が出力されていなかった不具合を修正しました。
  • 橋脚残留変位照査、PFD橋脚変位照査、PFD橋脚残留変位照査の入力が不完全な場合(例えば、節点名称が無指定など)に、固有値解析を行い、結果付きで保存後、そのファイルを読み込むと「プリ処理中に予期せぬエラーが発生しました」というエラーが発生する不具合を修正しました。

更新履歴バックナンバー

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