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2022-No.4

 VRの高度利用に役立つグローブ型デバイス


今回は、ハンドトラッキングの一種であるグローブ型デバイスを3製品ご紹介します。カメラセンサーでキャプチャする方法と異なり、指を直接装着するため死角がなくなり、指のセンシング精度、速度が高くなることが期待できます。ヘッドセットと組み合わせることで、高度なVR体験が可能となり、実験、研究、検証、教育への高い効率化を実現できます。

 フィンガートラッキングデバイス「MANUS Prime」

MANUS社のフィンガーキャプチャデバイスです。グロープにバッテリを搭載することで、ワイヤレスで長時間のキャプチャが可能です。

キャプチャデータはリアルタイムで取得することができます。またSDKを介して指の情報にアクセスできるため、VR上のアバターの動きにフィードバックすることも可能です。


 フィンガートラッキングデバイス「QUANTUM METAGLOVES」

こちらもMANUS社の製品です。量子トラッキング技術により、サブミリメートルの精度でフィンガーとラッキングできるグローブ型デバイスです。ドリフト(センサーの位置ずれ)も発生しないため、長時間のトラッキングか可能です。センサー情報をリアルタイムでストリーミングすることができ、またオープンSDKを使用することで、他のシステムにエクスポートすることも可能です。



■主なスペック
機能 内容
遅延 5ミリ秒以下
センサータイプ 位置(3軸)、角度(3軸)
サンプリングレート 120Hz
持続時間 4時間
重さ 70g


 グローブ型ハプティクスデバイス「HaptX Gloves DK2」

「ハプティクスデバイス」とは、感覚の中でも「力覚」「触覚」を通じて情報を伝達するデバイスとなります。ゲーム機のコントローラのバイブレーションや、同じくハンドルコントローラのフォースフィードバックがハプティック技術のひとつと言えるでしょう。



■主な特徴
機能 内容
Force feedback
exoskeleton
グローブが変形することで、1指あたり最大25N(片手あたり175N)の力を加えることが可能。
これにより仮想オブジェクトのサイズ、形状、および重量の知覚ができる
Microfluidic skin 強力な空気圧でアクチュエータを30ms未満で完全に膨張させることで触覚シミュレータを表現。
片手あたり130ポイント以上の触覚フィードバックを150段階の圧力調整可能。

触覚を再現するしくみ

 グローブ型デバイスの使用例

QUANTUM METAGLOVESでは、指を使った作業の記録とリアルタイムでの再生ができます。メーカサイトのデモでは、バイオリン演者の激しい指の動きを、正確にトラッキングしている様子が紹介されています。HaptX Gloves DK2 では触覚にフィードバックできるため、VR空間内の装置をコントロールするといった体感型のシミュレーションが可能です。VR上で表現されたパネルにあるボタンやハンドル、レバーなどを、フィードバックを得ながら体験できるため、体で覚えるトレーニングになり学習効果が期待できそうです。

今回はグローブ型デバイスとして3種類紹介いたしました。デバイス毎に特長が異なりますので、目的に合わせて選定するとよいでしょう。

なお、いずれのデバイスも、開発キットが用意されており、UC-win/Roadと連携して使用できますので、ご興味あるかたは弊社までご連絡お待ちしております。

※ 社名・製品名は一般的に各社の登録商標または商標です。


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(UpComing '22 秋の号掲載)
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