ピルビスワーク実践講座

新連載 第1回


動けるからだを造る「ピルビスワーク」

profile

立花みどり

一般社団法人日本ピルビスワーク協会特別顧問
1980年代のフィットネス全盛期、多くのエアロビクスインストラクターの育成と、ダンススタジオの委託運営を手掛けた、エクササイズの草分け的存在。その後、『ヒトのカラダは骨盤が支えている』という点に着目し、一般社団法人日本ピルビスワーク協会を設立。以降、骨盤ブームの第一人者として活躍している。40年間に渡る研究と研鑽を重ねた“立花メソッド”は、人々の健康に大きな影響を与える施術というのみならず、その思想、哲学に至るまで洗練された人生論、生き方論であり、ヒトの生き方は姿勢に現れるという信念のもと活動を続けている。フォーラムエイトの健康経営の一環として毎週水曜に開催されているピルビスワークストレッチプログラムの講師も務めている。

 

ピルビスワークは呼吸に合わせて骨盤と背骨を連動させるカンタンで気持ちの良いストレッチワークアウトです。リモートワークや外出制限が長期に渡り、「歩く」習慣が無くなりつつ生活習慣で、私たちは体力や気力の低下を起こしている可能性があります。ピルビスワークはそれを予防改善するために最適な運動プログラムです。椅子に座りっぱなしで腕や指先さらに目を酷使する企業戦士の姿勢はねこ背になりやすく、骨盤と背骨が硬くなり、背中全体も硬くなるため、肩や首、腰にまで慢性的な疲労を感じている方が多いようです。背骨の硬さはその中を流れる神経を圧迫し、血の巡りも悪くなり、慢性的なからだの不調が仕事の生産性や、やる気をも低下させてしまうので、骨盤と背骨の柔軟性を良くする運動の習慣は、個人にとっても企業にとっても大きな恩恵をもたらします。

2018年より、株式会社フォーラムエイトでは、毎週1回60分のピルビスワークストレッチのレッスンを実施しています。最初は本社内の会議室でスタートしたレッスンも、現在は支社とzoomでつないで最大で5 会場同時に開催しています。

2020年からは新型コロナウイルスの影響もあり、会議室でのリアルレッスンができなくなりましたが、オンラインで各会場を繋ぎ感染リスクが無い状態でレッスンができるのも安心です。

コロナ禍で益々発展し需要が高まるテクノロジーを手がけている社員の皆さまは、業務に集中するがあまりに気がつくと水も飲まず、数時間席を立つことも無い状態で、レッスン会場に来た時には疲労感を感じさせる姿勢や表情をされていますが、レッスンが終わる頃には全身の骨と筋肉が解放され表情も明るく変化しています。

みなさまの様子からも、座り姿勢の継続がいかに身体を硬直させ調子を狂わせるかがわかります。

そこで、この連載を通じて今日からできる日常のセルフメディケーションを4回に渡ってご紹介します。初回のセルフメディケーションは「美しく若々しいからだは美姿勢から」をテーマに背骨の柔軟性のためのピルビスワークストレッチをご紹介します。

イスに座ったままラクラク

背骨ストレッチ 実践編

背骨が柔らかくなって前屈ができるストレッチ

Challenge

立った姿勢から前屈し手が床に届くかやってみましょう

※手がつかない方は背中全体の筋肉と脚裏の筋肉が硬くなり縮まっている感覚

ストレッチの方法

  • 椅子に浅く座り、骨盤で立つようなイメージで座り姿勢を整える。この時足裏全体で床を踏んでいる。
  • 息を深く吸い、息を吐きながら足裏で床を押して骨盤を後ろに傾けて行く。
  • 息を吐き切りながら、背骨を丸めるように腕を前方に伸ばす。
    1~3を6~10回繰り返す。

ストレッチの後にもう一度前を屈してみましょう。
★背中全体の筋肉が広がり腕が伸びやすくなっている、脚裏の筋肉も伸びて膝が伸びやすくなっているはずです。

背骨を柔らかくして姿勢を整えるストレッチ

Challenge

腰や背中をそらせずに両腕が耳より後ろにきれいに伸びるかやってみましょう

※腕が伸びない、上がらない方は肩の前側、脇の下の筋肉が縮まっている感覚

ストレッチの方法

  • 椅子に浅く座り、骨盤で立つようなイメージで座り姿勢を整える。この時足裏全体で床を踏んでいる。この時足裏全体で床を踏んでいる。
  • 深く息を吸いながら、足裏で床を押して骨盤を前に傾けて行く。
  • 息を吐き切りながら、背骨を反らせるように腕を後ろに引いて行く。
    1~3を6~10回繰り返す。

ストレッチの後にもう一度腕を後ろに伸ばしてみましょう。
★背すじが伸びて、腕が伸びやすく後ろに動きやすくなっているはずです。

今日から姿勢に意識を置いた生活習慣を始めましょう!今回の背骨の柔軟性を高めるのに役立つエクササイズ動画も参考にして日常習慣にしてください。次回は股関節の柔軟性を解説します、お楽しみに!

(Up&Coming '21 秋の号掲載)



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