イベント体験価値に関する各種マーケティング調査では、「記念に残る体験」や「SNSで共有したくなるコンテンツ」が満足度を左右する割合が高く、特に若年層では約70%が「イベントで写真コンテンツがあると嬉しい」と回答している。また、コロナ禍以降はオンラインとオフラインが融合したハイブリッド型イベントが増加し、デジタルでの“思い出化”を求めるニーズも拡大している。
こうした中、株式会社三栄はFIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2025に先駆け、来日した選手やチーム関係者を歓迎するイベントとして開催された選手とファンの交流カート大会「FORUM8 Rally Japan 2025 SS ZERO -TOKYO Special Stage-」において、来場者の満足度向上とイベントの記念性強化を図るため、AI画像生成ツール「FOXAI(F8-AI MANGA®)」を導入した。FOXAIを用いて、参加者の写真から、その場でオリジナルの“記念イラスト画像”を生成し、イベントの価値向上をを目指した。
ファンの交流カート大会「FORUM8 Rally Japan 2025 SS ZERO -TOKYO Special Stage-」
フォーラムエイトのAI画像生成ツール「FOXAI(F8-AI MANGA®)」は、写真やテキストから多様なスタイルのイラスト画像を自動生成できる。イベント会場では、参加者の写真をその場で撮影し、それを基にオリジナルAI生成画像を短時間で生成する仕組みを構築した。
AI生成画像は、縦長画像や横長デザインなど、用途に応じて複数のレイアウトに対応。参加者は記念画像として保存でき、スマートフォンからそのままSNSに投稿したり、個人でプリントしたりと、自由な形で楽しめるようにした。
FOXAI導入の利点として、短時間で高品質な画像を安定生成できる点や、写真の雰囲気に合わせてスタイルを自動調整できる点が挙げられる。また、生成時に追加プロンプトを入力することで、より参加者の好みや希望に沿った仕上がりに調整することも可能である。生成スタイルは、水彩風・細密描写・モノクロなど事前に複数のテイストから選択でき、参加者自身が望むイメージに近いビジュアルを作成できる点もメリットである。
FOXAI(F8-AI MANGA®)では、テキストや画像から漫画風の画像を生成可能。
■オリジナルフレームによる記念画像をその場で生成!
イベント専用のオリジナルフレームには、ラリーカーや当日の日付などをデザインに組み込み、特別感のある記念イラストとして提供された。
会場では、来場者がウェブブラウザ上で登録し、フォトブースで撮影した写真をアップロードすることで、FOXAIを使ったオリジナルの記念画像を生成できる仕組みを導入した。生成処理は短時間で行われ、参加者はスマートフォンでそのまま画像を受け取ることができるため、イベント中に手軽に体験できる形式となっていた。




当日のFOXAI(F8-AI MANGA®)体験の様子。縦横様々な画像サイズとレイアウトに対応している。

イベントでのFOXAI活用効果
今回の「選手とファンの交流カート大会」では、多くの来場者がAI画像生成を体験した。AI技術を活用することで、これまで写真撮影のみでは実現できなかった“オリジナル記念画像”を手軽に提供でき、参加者の“思い出の質”を高める取り組みとして実施された。
本技術は今後、スポーツイベント・展示会・観光施設など、多様なシーンでの活用が期待される。
コンサート会場でのFOXAI活用事例
フォーラムエイトがスポンサーを務める「松任谷由実 THE WORMHOLE TOUR 2025-26」では、会場ごとにQRコードを変えて、当日の思い出になるようにコンサートツアーのロゴや会場名、日付を組み込んだ画像を生成できる仕組みになっている。
さらに、会場にはツアーイメージの背景を用意したフォトブースが設置されており、来場者はそこで写真を撮影し、フレームを追加して記念として保存できる。これにより、来場者がイベントの思い出をその場で手軽に形として残せる体験を提供している。
会場、日付ごとに異なるフォトフレームを設定
実際にお試しいただけます!
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(Up&Coming '26 新年号掲載)
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