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フォーラムエイトは2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を通したSDGs貢献についての方針と活動内容を発表しました。さらに、デジタルツインを展開するメタバニアF8VPS(フォーラムエイト メタバース)や完全クラウドのUC-1 Cloud自動設計の開発・提供などに伴い、SDGsミッションの内容を順次更新・拡張しています。 第23回 フォーラムエイトのSDGsへの取り組み――エコなラリージャパンを応援! フォーラムエイトは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。その一環として、FIA世界ラリー選手権(WRC)「FORUM8 Rally Japan」のタイトルパートナーとして、環境にやさしい大会運営を支援しています。 ラリージャパンで進む「環境にやさしい大会運営」 ラリー開催地域での取り組みの一つとして、岐阜県恵那市で6月に「Ena Sustainable Mobility Day 恵那みらいのモビリティデイ」が開かれました。会場ではWRCで実際に使用されているサステナブル燃料を用いたラリーカーの同乗体験が行われ、市民が未来のモビリティを体感しました。 Ena Sustainable Mobility Day 恵那みらいのモビリティデイ 恵那市SDGs推進協議会サイトより 恵那市長 小坂喬峰氏がFacebookで本イベントについて紹介しています 炭素と水素を合成してつくられる合成燃料は、従来のガソリン車で利用できる新エネルギー。現在は高コストながら、恵那市は2~3年後をめどに市内で製造を開始し、“燃料の地産地消”を進める計画です。エネルギーの自給自足を掲げる自治体は増えていますが、合成燃料に挑むのは全国初とされ、地域活性化やエネルギー安全保障にも直結する取り組みとして注目されています。 フォーラムエイトはこうした地域の挑戦を後押しする立場として、WRCラリージャパンのタイトルパートナーを務めています。ラリージャパンは2024年大会で国際自動車連盟(FIA)の環境認証プログラム最高位「三つ星」を獲得し、大会で使用する燃料や電力をすべてクリーンエネルギーに切り替えるなど、持続可能なラリー運営を実現してきました。2025年の開催に向けて、カーボンニュートラル燃料や再生可能エネルギーを活用し、廃棄物削減や森林保全、子どもたちへの環境教育まで含めた幅広い取り組みを推進しています。 モータースポーツは環境負荷が大きいとの印象を持たれがちですが、最先端技術の実証や地域と共に進めるエネルギー改革の実験場でもあります。恵那市で芽吹いた“究極のエコ”への挑戦と、愛知・岐阜を舞台に開催されるラリージャパンの取り組みをつなげることで、持続可能な社会に貢献する新しい形のモータースポーツが広がっています。引き続き、ラリーと未来へ歩む思いを大切に世界へ広がるSDGs活動を続けていきます。 FORUM8 Rally Japan 2024 岩村リエゾン ダムの力を活かす――恵那市のゼロカーボンへの歩み」 岐阜県恵那市は、矢作ダム・大井ダム・阿木川ダムなど数多くの水力発電施設を抱える地域です。これらのダムは治水や利水といった従来の役割に加え、再生可能エネルギーの安定供給源としても注目されています。 恵那市では現在、ダム由来の電力を地域で活用する仕組みを整え、市内公共施設や学校などへの供給を進めています。再生可能エネルギー比率は75%に達し、太陽光発電との組み合わせによって「エネルギーの地産地消」を推進。地域で生まれた電力を地域で消費することで、資金の循環や地域経済の活性化にもつなげています。 こうしたダムを基盤としたゼロカーボンの歩みと、ラリー文化の推進。環境に配慮した大会運営、地域の資源を活かした取り組みをモデルケースとして世界に発信していくことが期待されています。 |
(Up&Coming '25 秋の号掲載) |
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