New Products & Service 橋梁下部工

橋脚の設計・3D配筋
(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

各種形状・形式に対応した単柱式RC橋脚の耐震設計、図面作成プログラム

3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF
3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF

●新規価格396,000円(税抜360,000円)

●リリース2021年9月

Ver.5の改訂内容

「橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)Ver.5」では、主に下記の機能追加、拡張を行いました。

  1. ケーソン基礎リアルタイム連動
  2. 降伏剛性時の断面2次モーメント指定による自動配筋
  3. 震度連携サポート機能

今回はこれらの機能概要についてご紹介します。


ケーソン基礎リアルタイム連動

図1 初期入力画面-基礎形式

「基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」(以下、基礎製品)との連動において、基礎形式にケーソン基礎を追加しました。これまでケーソン基礎の場合は、橋脚側を便宜上直接基礎として、基礎連動用XMLファイルのインポート/エクスポートによりデータの連携を行っていました。Ver.5では杭基礎の場合と同様に両製品のリアルタイム連動により、入力・計算・計算書の作成を一貫して行うことが可能となりました。さらに両製品のデータを1つのファイルで管理し震度連携まで対応できるため、これまでのような煩雑なファイル管理も不要となります。

※リアルタイム連動を行うには、基礎製品の対応版Ver.5.1.0以降が必要です。



図2 ケーソン基礎連動イメージ

降伏剛性時の断面2次モーメント指定による自動配筋

概略検討段階において、橋脚のおおまかな配筋や剛性の目安を決定する場合を想定し、降伏剛性時の断面2次モーメントを指定することで自動トライアルにより配筋を自動設定できる機能をご用意しました。設定された条件の範囲内で再現率の高いモデル候補を選定し配筋結果を入力データへ反映することができます。また、同程度の剛性を有する異なる水平耐力の配筋候補を得られるため、固有周期への影響を最小限とし橋脚の水平耐力のみを向上させるといった利用も可能です。


図3 配筋条件の設定 図4 配筋結果

震度連携サポート機能

震度連携時のプロジェクトファイル(*.PFU)は、一般に複数の橋脚データを含んでおり、径間数や登録基数に比例し橋脚製品側で同一の操作を行う回数が増加します。Ver.5ではこれらの操作を軽減するため下記のサポート機能をご用意しました。

  1. 機能1 震度算出結果の自動取込(取込画面を介さずにファイル読込時に取込)
  2. 機能2 設計データの更新(全ての橋脚を最新バージョンに更新など)
  3. 機能3 非線形動的解析モデルの新規保存または更新
  4. 機能4 「開く→構造物の選択→取込→剛性モデル更新→保存」を自動化

図5 震度連携サポート設定
図6 震度連携トライアル計算操作の流れ

その他の対応項目

Ver.5では、CIMに対する取り組み強化の一環として、下記についても対応を行っています。

  1. 道路線形座標の入力対応
    橋台製品で対応済の道路線形座標について対応を行いました。IFC出力も可能となっています。
  2. 入力段階での3D配筋図表示
    はりや柱、フーチング部材の入力時に3D表示で配筋状況を確認できるようになりました。
図7 3D配筋表示


(Up&Coming '21 秋の号掲載)

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