一般財団法人 VR推進協議会は、様々な産業分野での活用と発展のため、メー
カー・大学などの研究者・エンジニアに開放するVRを利用したバーチャルな
プラットフォームを提供することを目指し、各種活動を展開します。
Vol.18
https://vrp.or.jp

一般財団法人 VR推進協議会は、様々な産業分野での活用と発展のため、メーカー・大学などの研究者・エンジニアに開放するVRを利用したバーチャルなプラットフォームを提供することを目指し、各種活動を展開します。

公開型プラットフォームPLATEAUを活用したユースケース開発事例紹介 2

「ドローンによる建築物外壁検査の支援」

Vol.12(Up&Coming 2022 新年号掲載)ではPLATEAUを活用したユースケース開発事例として、石川県加賀市の「太陽光発電のポテンシャル推計及び反射シミュレーション」をご紹介しました。今号では、開発事例の第2弾として、「ドローンによる建築物外壁調査の支援」をご紹介します。

マンションなど建物外壁タイルの定期点検は多く、人力による打診によって実施されています。しかし、足場建設などの費用負担や長期の調査期間が必要であるといったことから、2022年度より、ドローンを用いた赤外線調査が行われるようになりました。赤外線によりタイル表面の温度差を感知し、表面温度の上昇から剥落の危険性を判断する手法です。

ドローンによる赤外線調査で精度を確保するためには、最適な日照条件での調査が必要になります。今回の事例は、3D都市モデルを活用した日照シミュレーションを開発。現地に赴いて実施する必要のあった日射・日照調査の負担を軽減することで、ドローン赤外線調査の拡大普及、合理化への貢献を目指します。

PLATEAUの建物モデルを3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフトUC-win/Roadにインポート。直接光と反射光の影響をシミュレーションすることで、必要な日照を事前に検討できるようにしました。

実務者へのヒアリングでは、「日照状況を事前に把握できるため打診と赤外線調査のどちらが適切か選択できる」「建築物所有者への調査時期の説明を効果的に行える」など、有用だとの意見を多く得ました。また、「調査後の赤外線熱画像分析にも使える」といった、当初の想定にはない調査後の活用についての意見も得られ、より多様な場面で利用できる可能性も広がっています。

このシミュレーションは、VR推進協議会会員のフォーラムエイトが開発したUC-win/Road 環境アセスプラグインの壁面日照・反射シミュレーション機能をカスタマイズすることで実現しています。

ドローンによる建築物外壁調査の支援
https://www.mlit.go.jp/plateau/use-case/uc22-006/

直射光および反射光の3Dシミュレーション 日照・反射結果の表示(立面図への投影)
反射結果の表示(単光束) 日照・反射結果の表示(3D可視化)

VRシステムオブザイヤー

当協会会員であるフォーラムエイトが主催する「第22回3D・VRシミュレーションコンテスト」の応募作品の中から、最も優れたVRシステムを表彰する「第2回VRシステムオブザイヤー」の審査を実施(過去の受賞システムで現在稼働中のものも対象とします)。受賞作品はデザインフェスティバル2023において発表いたします。

賞品

トロフィー/賞状/通販ギフト券(30万円分)

日程

10/6(金) 作品応募締切
10/23(月)~10/26(木) クラウド一般投票
11/7(火) 受賞作品本審査会
11/8(水) 各賞発表・表彰式 会場:品川インターシティホール

詳細

https://vrp.or.jp/vrsoy.html



(Up&Coming '23 盛夏号掲載)

Up&Coming

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