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フローティングライセンスの便利な使い方

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フォーラムエイトのサブスクリプションサービスには、ひとつのライセンスを複数のPCで使用(同時使用は不可)することを可能とするフローティングオプションがあり、多くのユーザ様にご利用いただいております。今回はフローティングライセンスを便利に使うための機能を紹介しますので、ぜひご活用ください。


シリアルコード入力の省略

任意のPCで認証したフローティングライセンスのシリアルコードを他のPCと共有し、シリアルコードの入力を省略することができます。まず任意のPCで1~4の手順を実施し、残りのPCで5~6の手順を実施します。


  1. 認証モードを「Web」に設定し、「詳細設定」ボタンを押します。
  2. 「認証済シリアルコードを複数のPCで共有する」にチェックをつけ、「共有先フォルダ」に任意の共有フォルダを指定します。
    ※このとき、設定したフォルダに対して読み取りおよび書き込みが許可されていることをご確認ください。

    図1 フローティングシリアルコードの共有設定

  3. 「保存」ボタンを押し、詳細設定を閉じます。
    ※ここまでの設定は全製品で共通のものとなりますので、PCにつき1回(いずれかの1つの製品でのみ)実施いただければ結構です。
  4. 「認証実行」ボタンを押します。状態が「認証済」となることを確認します。
    ※シリアルコードの入力が求められる場合は、フローティングライセンスのシリアルコードを入力します。
  5. 別のPCにて1~3と同様の設定を行います。
    ※このとき、2の共有先フォルダには全てのPCで同じフォルダを設定します。製品ごとに異なるフォルダを設定する必要はありません。
  6. 「認証実行」ボタンを押します。ライセンスに空きがあれば、シリアルコードの入力を求められることなく認証されます。
    ※あくまでシリアルコードの入力が自動化されるのみで、実際に認証されるかどうかはライセンスの使用状況によります。また、一度認証した後は、シリアルコードの自動補完は行われません。
    ただし、認証のたびに使用可能なシリアルコード共有のため、共有フォルダへの書き込みが行われます。

なお、本設定は以下のレジストリ上に保存されますので、レジストリ設定をファイルとして配布するなどにより、1~3の手順も簡略化することができます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Forum8\F8Protect2\SerialCodes


複数のシリアルコードの使い分け

ひとつの製品に対してシリアルコードが複数ある場合、使用されていないシリアルコードに自動的に切り替えて認証させることができます。設定手順は次のとおりです。

  1. 複数あるシリアルコードのいずれかで認証し、製品を終了します。
  2. 次回起動時、1で使用したシリアルコードが全て別のPCで使用されていた場合は、別のシリアルコードで認証します。

これでPCに複数のシリアルコードが登録されました。以降、ライセンスの使用状況に応じて空いている方のシリアルコードが使用されるようになります。

※最後に認証できたシリアルコードが優先して採用され、そのシリアルコードが使用中だった場合はもう一方のシリアルコードでの認証を自動的に試みます。


使用状況の確認

他のPCでライセンスが使用されているとき、「別の端末で使用中」というメッセージが表示されて、認証されません。どのPCで使用されているか知りたいときは、ユーザ情報ページの「ライセンス使用状況」でご確認ください。

※本機能を使用するには別売りの「NetUPDATE」のライセンスが必要です。



ライセンスの解放

フローティングライセンスは製品プログラムの使用を終了することで自動的に解放されます。しかしながら、正常に製品が終了されなかったり、通信障害により終了したという情報が弊社認証サーバに伝わらなかったりすると、ライセンスが解放されない場合があります。このようなときは前述の「シリアルコード入力の省略」で示した「詳細設定」画面下部にある「ライセンス解放」を実行するか、ユーザ情報ページの「ライセンス使用状況」でライセンスを強制解放することになります。

※「詳細設定」画面からのライセンス解放は認証しているPCで行う必要があります。

※ユーザ情報ページからライセンスを解放するには別売りの「NetUPDATE」のライセンスが必要です。


(Up&Coming '21 盛夏号掲載)
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