New Products & Service 橋梁上部工

鋼床版桁の概略設計計算(部分係数法・H29道示対応)

鋼床版鈑桁・箱桁の概略設計計算プログラム

●新規価格462,000円(税抜420,000円)

●リリース2022年6月29日

製品概要

本製品は鋼道路橋の鋼床版桁の概略設計を行うプログラムで、平 成29年11月に発刊された道路橋示方書に準拠した設計計算を行います。対話型画面による必要最小限の入力情報を元に格子解析を行い、主桁断面の最適検討から、鋼重・剛比照査、下部工反力の計算、活荷重たわみ検討、積算まで、概略設計に必要な一連の機能を持つのが特長です。


基本機能

図1 メイン画面 図2 横断画面

本製品は次の基準に準拠しています。

• 「道路橋示方書・同解説 Ⅰ共通編 平成29年11月」(公益社団法人 日本道路協会)

• 「道路橋示方書・同解説 Ⅱ鋼橋・鋼部材編 平成29年11月」(公益社団法人 日本道路協会)

• 「土木構造物設計ガイドライン」(国土交通省)

• 「鋼道路橋数量集計マニュアル」(一般財団法人 建設物価調査会)

本製品の基本機能は表1のとおりです。


計算機能

計算機能としては、格子解析のほかに断面の自動決定や数量算出も行うことができます。積算は格子計算時や断面計算時などに自動的に行われます。また、活荷重を群衆荷重のみとすることで歩道橋の設計にも対応することができます。

• 断面の自動決定

「土木構造物設計ガイドライン」に沿った省力化設計に対応し、断面変化位置、板厚、材質を自動算出できます。算出結果は手動による修正も可能です。

• 数量計算

必要となる部材の種類と、それらの重量、個数、塗装・舗装面積などを集計します。部材ごとの単位質量や係数は手動での入力による変更が可能です。

• 工費計算

請負工事費、材料費内訳や製作費内訳の計算を行います。材料単価、工数単価は手動での入力による変更が可能です。


図3 自動決定の設定画面
図4 断面力図

平成29年道路橋示方書への対応

平成29年道路橋示方書への対応で最も大きな点は、部分係数法に基づいた設計法への対応です。

部分係数には、作用力に乗じる「荷重係数/荷重組合せ係数」と、耐力に乗じる「調査・解析係数/部材・構造係数/抵抗係数」があります。本製品では[基準値]メニューに設定画面を用意していますので、任意の値に変更可能です。

また、その他の対応として、鋼材種類のSBHS400/SBHS400W/SBHS500/SBHS500Wの追加に対応しました。


図5 荷重係数/荷重組合せ係数の設定画面 図6 調査・解析係数/部材・構造係数/抵抗係数の設定画面


(Up&Coming '22 盛夏号掲載)

LOADING