New Products & Service | 3DCG |
DX時代に必須のメタバースを構築 |
●新規価格 ¥550,000~(税抜¥500,000~) データ作成:別途見積
●リリース2025年7月
はじめに
FORUM8バーチャル・プラットフォーム・システム(メタバニアF8VPS)とは WebGL を用いた技術でバーチャル上に、 展示会場・オフィス・工場などあらゆるメタバースを再現し、情報の共有とユーザーのコミュニケーションが可能なシステムです。ここではF8VPSVer.5で強化した機能について紹介します。
会話機能の拡張
メタバニアF8VPSではお客様の目的と用途に合わせて、主に「ビューアー」,「オープン」,「クローズ」の3つのパターンのメタバースを構築できます。Ver.5では多くのご要望をいただいていた「オープン」での会話機能が実装されます。また、コミュニケーションの快適な体験のために、必要に応じて特定のユーザーからの連絡を制限(ブロック)できる機能も実装予定です。この設定は自分にのみ適用され、他のユーザーの体験には影響しません。
• ビューアー:観光や見学向けのメタバース。他のユーザーは存在せず、没入感ある一人ひとりの体験に特化しています。自由に空間を巡り、スクリプト機能でアトラクションの体験や、展示物の説明などを閲覧できます。
• オープン:誰でも参加できる開かれたメタバース。ログイン不要でアクセス可能なため、イベントや広報施策に適しています。これまではアバターのアニメーションによる表現のみでしたが、Ver.5でコミュニケーション機能が強化され、音声通話、ビデオ会議、全体チャットによるコミュニケーションが可能になります。これにより、空間内に「会議室」など、用途に応じたコミュニケーション空間の設定も行えるようになります。なお、この設定ではログインの代わりに空間内で使用する表示名を入力します。
• クローズ:特定のアカウントでのログインが必要な、限定的なメタバース。プライベートなイベントや関係者のみの体験に最適です。音声通話、ビデオ会議、チャット機能のすべてのコミュニケーションツールの利用ができるため、安心・安全な環境でのコミュニケーションが行えます。
![]() |
![]() |
図1:オープンの例、玉名市の観光名所や花火大会などを再現したメタバース(https://plateau-tamana-metaverse.f8vps.jp) |
図2:クローズの例、2024年に「子どもも楽しめる ラリーメタバース」テーマで実施したバーチャルラリー教室の様子 |
• 編集ツールの認証
これまで(Ver.4までは)、編集ツールはBasic認証でのログインのみ対応していましたが、Ver.5ではメタバースと同じユーザーアカウントでログインできるようになりました。すでにメタバースにログイン済みの場合は、追加の認証なしで編集ツールにアクセスできます。
• アセットファイルの差し替え:編集ツール内のアセットライブラリでは、3Dモデル(.glb形式)やスカイボックス用のキューブテクスチャーを保存・管理できます。Ver.5からは、これらアセットファイルの差し替えが可能になり、空間ごとに手間なく再利用・更新が行えるようになります。
• Shade3Dとの連携強化:上記のアップデートにより、弊社3Dソフト「Shade3D」との連携も強化される予定です。これまで、Shade3Dで作成したモデルを手動でメタバニアF8VPSにアップロードする必要がありましたが、今後はShade3Dから直接編集ツールへ保存・反映が可能になります。これにより、空間制作の効率が大きく向上します。
今後の開発と展望
今後は、ユーザーエクスペリエンス(英語:User Experience、略称:UX)の向上に重点を置いた開発を進めていきます。特に、編集ツールの機能拡張と操作性の改善により、ユーザーがより手軽に空間の作成、編集を行えるようにしていく方針です。また、UX向上の一環として、「オープン」設定では、メタバース参加時の表示名の入力に加えて、アバターの見た目も設定できる機能を追加する予定です。これにより、参加からコミュニケーションに至るまでの一連の操作がよりスムーズかつ直感的になることを目指します。
(Up&Coming '25 盛夏号掲載) |
|
LOADING