目指せWRCトップへのステップアップ
WRC2クラス最速ドライバーを特別表彰!
ステップアップが期待されるWRC2クラスのドライバーたち。そんな彼らのなかで、
まさに各ラウンドの最速の称号として与えられるのが「FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award」だ。
このアワード誕生のきっかけとなったフォーラムエイトの思いとは!?
FIA世界ラリー選手権(WRC)において、次世代のトップドライバーが腕を磨く舞台となっているのが「WRC2」クラスだ。その若き才能を応援し、ステップアップを後押しする新たな取組みとして、フォーラムエイトは2024年より「FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award」を設立した。2025年はラリー・モンテカルロの開幕からラリー・サウジアラビアまで全14戦で実施され、ラウンドごとに最多ステージ勝利数を挙げたクルーに賞が贈られる。
このアワードの特徴は、受賞者が必ずしもWRC2の勝者に限られない点にある。ラリーは一瞬の判断やトラブルで順位が揺れる競技。そのなかで1本のステージで「最速」を刻むことは、大きな意味を持つ。受賞した選手たちからは「表彰式のポディウムに立つことでモチベーションになる」「トップクラスで戦えることを示せた」といった声が寄せられている。ステージウィンの積み重ねは、自身の成長を実感し、やがては選手権争いに結びつくものであり、Rally1へ挑む自信にもつながっているに違いない。
フォーラムエイトは、2022年よりWRC日本ラウンドのタイトルパートナーとして応援を続けている。提供する設計・解析ソフトや3D・VR、デジタルツイン、メタバース技術は、土木・建築、防災、交通、そしてまちづくりの分野まで幅広く活用され、社会基盤の高度化やモビリティ産業の未来づくりに貢献している。この表彰制度には、「ラリーの発展と未来の才能を照らし出し、国内外のファン層を広げたい」という思いが込められており、最速を求める若きクルーたちの姿を通じて、日本のラリー文化の推進、さらに自動車文化や地域社会の発展に寄与することが狙いだ。
WRC公式プログラムに記事が掲載されました。
WRC FORUM8 Rally Japan 2025 Official Programme に、「FORUM8 WRC2 MostStage Wins Award」を紹介する記事が取り上げられています。


9.11-14
ラリー・チリ
9月11日(木)~14日(日)/チリ
オリバー・ソルベルク(スウェーデン)/エリオット・エドモンドソン(英国)組は、前戦パラグアイに続き今季5勝目を挙げ、全16ステージ中6ステージで最速タイムを記録し5回目の最多ステージ勝利。さらに2025年WRC2シリーズチャンピオンを確定させました。


10.16-19
セントラル・ヨーロピアン・ラリー
10月16日(木)~19日(日)/ドイツ・チェコ・オーストリア
アレハンドロ・カチョン(スペイン)/ボルハ・ロサダ(スペイン)組は、序盤トップを走行するもDAY3でクラッシュによりリタイアとなりましたが、全18ステージ中6ステージで最速を記録し、自身初の最多ステージ勝利となりました。


11.6-9
フォーラムエイト・ラリー・ジャパン
11月6日(木)~9日(日)/愛知・岐阜
アレハンドロ・カチョン(スペイン)/ボルハ・ロサダ(スペイン)組は、全20ステージ中12ステージで最速を記録し、前戦に続く2戦連続での最多ステージ勝利となりました。 厳しいコンディションの中、優勝候補が後退する展開でも安定した走りを続け、最終的にWRC2クラスで自身初の総合優勝を果たしました。


11.26-29
ラリー・サウジアラビア
11月26日(水)~29日(土)/サウジアラビア・ジッダ周辺
ガス・グリーンスミス(英国)/ヨナス・アンデルソン(スウェーデン)組は、全17ステージ中5ステージで最速を記録し、今大会で最多ステージ勝利をマークしました。総合順位では、SS2で首位に立った後、安定したペースを保ち、ミスのない走りでリードを維持し続け今季2勝目を挙げました。

(Up&Coming '26 新年号掲載)
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