ポンプ容量の計算

ポンプ容量の計算を支援するプログラム

ポンプ容量の計算

初版リリース:2010.06.07/最新Ver.リリース:2014.11.07

¥85,800(税抜¥78,000)

プログラム概要

「道路管理施設等設計指針(案) 道路管理施設等設計要領(案)」、「下水道施設計画・設計指針と解説」を主たる適用基準とした「ポンプ容量の計算」を支援するプログラムです。

▲メイン画面

▲基本条件

▲計算結果確認

プログラムの機能と特長

基本条件

  1. 検討ケース、基本条件を表形式で入力します。
  2. 各検討ケースの吐出し量Qは、全吐出し量ΣQとポンプの設置台数、予備台数から自動計算を行います。
  3. ポンプの(設置台数-予備台数)を実際の駆動台数とし、以降の入力・計算に反映します。
  4. 「基本条件」画面確定後、第1ケース目のポンプの設置状態を、メイン画面にグラフィカルに描画します。

設計条件

  1. 各検討ケースにおける設計条件を、表形式で入力します。
  2. 吐出し量Q、吸込み口の流速Vより、ポンプ口径D(計算値)の自動計算を行い、参考値として表示します。

仮揚程

  1. 各検討ケースにおける仮揚程を、表形式で入力します。

軸動力

  1. スピンボックスにより検討ケースを切り替えて、各検討ケースにおける軸動力を入力します。
    ※吸込み実揚程とキャビテーションの照査は、キャビテーションの照査を行う場合のみ入力してください。
    キャビテーションの照査を行うか否か、また、キャビテーションの照査に関する入力は軸動力画面で指定可能です。

性能検討

  1. スピンボックスにより検討ケースを切り替えて、各検討ケースにおける性能検討(選定図)を入力します。
    ※性能検討は、選定図を作成する場合のみ入力してください。

ポンプ選定

  1. ポンプ選定は、直接入力により指定します。
  2. ポンプ選定の参考値として、各ケースにおける吐出し量Q、ポンプ口径D、仮全揚程H、原動機出力Pを表形式で表示します。
  3. 「選定」確定後、選定ケースにおけるポンプの設置状態を、メイン画面にグラフィカルに描画します。

揚程

  1. 実揚程haは直接入力より指定します。
  2. 損失水頭Σhは、表形式で入力します。
  3. 残留速度水頭h0は、損失係数f、残留速度v0の入力から自動計算します。
  4. 高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討。

結果確認

  1. 結果確認画面では、各検討ケース、選定ケースの計算結果・照査結果を確認することができます。
  2. 各検討ケースの計算結果はスピンボックスで制御されており、スピンボックスNoの変更により各検討ケースの計算結果を確認することができます。
  3. 総括表では、選定ケースにおける計算結果を確認することができます。全体の照査判定は、管内の流速Vpの照査、キャビテーションの照査より照査判定を行っています。
  4. 検討ケース詳細では、各検討ケースにおける計算結果を確認することができます。全体の照査判定は、キャビテーションの照査(選定ケースの場合は、キャビテーションの照査と管内の流速Vpの照査)より照査判定を行っています。

適用範囲

  1. 「ポンプ容量の計算」として、「ポンプ口径Dの照査」、「仮揚程計算」、「軸動力Lの計算」、「原動機出力Pの計算」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を検討ケース毎にサポートし、「ポンプの性能検討」で選定したポンプに対して「配管口径Dpの照査」、「管内の流速Vpの照査」、「揚程計算」、「軸動力Lの計算」、「原動機出力Pの計算」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」をサポートします。
  2. ポンプ容量計算の検討ケースは10ケースまでとし、各ケースにおけるポンプの設置台数は10台までとします。
  3. 「ポンプ口径D」は、「下水道施設計画・設計指針と解説」に記述している式より算出します。
  4. 「仮揚程計算」は、「実揚程ha」、「吸込み及び吐出し管・弁類の損失水頭Σh」、「吐出し管末端の残留速度水頭h0」から「仮全揚程H」を算出します。
  5. 「ポンプの回転数N」、「ポンプの比速度Ns」は、「計算/直接入力」が指定可能です。
  6. 各検討ケースの仮計算における、「軸動力L」、「原動機出力P」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」は、「仮全揚程H」を用いて計算を行います。
  7. 「軸動力L」、「原動機出力P」は、「kW/PS」単位を指定して算出することが可能です。
  8. 「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」における「ポンプが必要とする有効吸込み水頭Hsv」は、「下水道施設計画・設計指針と解説」、「水理公式集」に記述している式より、何れかを指定して算出することが可能です。
  9. 「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」は、各検討ケースについて「行う/行わない」の指定が可能です。
  10. 「性能検討」は、選定図を直接入力して作成することが可能です。
  11. 「ポンプ選定」は、入力した検討ケースより、最終的に採用する検討ケース番号を指定します。
  12. 「配管口径Dp」は、「下水道施設計画・設計指針と解説」に記述している式より、「管内の流速Vp(最小値)」と「管内流速Vp(最大値)」の場合の「配管口径Dp」を算出します。
  13. 「配管口径Dp(入力値)」と、「配管口径Dp(最小値)(計算値)」、「配管口径Dp(最大値)(計算値)」との比較照査を行います。
  14. 「管内の流速Vp」は、「管内の流量Qp」、「配管口径Dp(入力値)」より算出します。
  15. 「管内の流速Vp(計算値)」と、「管内の流速Vp(最小値)(入力値)」、「管内の流速Vp(最大値)(入力値)」との比較照査を行います。
  16. 「揚程計算」は、「ポンプ選定」で採用した検討ケースを用い「実揚程ha」、「吸込み及び吐出し管・弁類の損失水頭Σh」、「吐出し管末端の残留速度水頭h0」から「全揚程H」を算出します。
  17. 「揚程計算」の「吸込み及び吐出し管・弁類の損失水頭Σh」は、「道路管理施設等設計要領・指針(案)」と「下水道施設計画・設計指針と解説」に記述している「吸込み管、放流、曲管、直管、拡がり管、T字管、樋管、逆止弁、フラップ弁、スルース弁、バタフライ弁」に加え、「任意の損失水頭」から指定可能です。
  18. 選定したポンプに対して、計算した「全揚程H」を用いて、再度、「軸動力L」、「原動機出力P」の計算を行い、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を行います。

適用基準及び参考文献


参考文献

・「道路管理施設等設計指針(案) 道路管理施設等設計要領(案)」 社団法人 日本建設機械化協会 (平成15年7月)

・「下水道施設計画・設計指針と解説 前編 2001年版」 社団法人 日本下水道協会 (平成13年5月)

・「水理公式集」 社団法人 土木学会 (昭和60年版) (第6刷 平成5年2月)

・「下水道雨水調整池技術基準(案) 解説と計算例」 社団法人 日本下水道協会 (昭和59年11月)

・「揚排水ポンプ設備技術基準(案)同解説 揚排水ポンプ設備設計指針(案)同解説」 社団法人 河川ポンプ施設技術協会 (平成13年2月)

・「下水道マンホールポンプ施設技術マニュアル」 財団法人 下水道新技術推進機構 (1997年6月)

※2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。

製品価格

本体価格

価格は税込表示です

■本体価格

製品名 価格
ポンプ容量の計算 ¥85,800(税抜¥78,000)

■フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。

製品名 価格
ポンプ容量の計算 ¥34,320(税抜¥31,200)

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サブスクリプションサービス 契約価格


サブスクリプションサービス 契約価格

■サポート内容
・バージョンアップ無償提供  ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX)  ・ダウンロードサービス  ・保守情報配信サービス  

※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。

価格は税込表示です

対象製品 初年度 1年
サブスクリプション(ポンプ容量の計算) 無償 ¥34,320(税抜¥31,200)
サブスクリプション(ポンプ容量の計算 フローティング) ¥48,048(税抜¥43,680)

フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB) 交換ポイント


フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB) 交換ポイント

フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB)」は、ご購入時に購入金額に応じたポイントを登録ユーザ情報のポイントバンクに加算し、次回以降の購入時にポイントに応じた割引または、随時特別景品に交換するユーザ向けの優待サービスです。

製品名 交換ポイント数
ポンプ容量の計算 46,800ポイント

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス価格


■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能

■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能

■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。

※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。

※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス

価格は税込表示です

■レンタルライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
ポンプ容量の計算 ¥43,758 ¥51,480 ¥63,492

■レンタルフローティングライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
ポンプ容量の計算 ¥73,788 ¥87,516 ¥108,108
      

アカデミー価格


教育機関の関係者、研究者、学生などの教育目的のご利用に向けて、アカデミーライセンスを提供しています。

アカデミー価格

価格は税込表示です

製品名 アカデミー価格
ポンプ容量の計算 ¥68,640(税抜¥62,400)

バージョンアップ開発履歴


バージョンアップ開発履歴

■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。

ポンプ容量の計算
バージョン リリース日 主なバージョンアップ内容
1.01.00 10/12/02
  1. 1.高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討に対応
  2. 2.損失水頭hの計算において、損失係数fの計算、樋管円形の計算、満管時、自由表面時の計算に対応
  3. 3.有効貯留量とポンプ槽深さの計算に対応
  4. 4.有効貯留水深の計算に対応
1.00.00 10/01/18
  1. 新規リリース

動作環境


動作環境

OS Windows 10 / 11
CPU Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU
必要メモリ(OSも含む) OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
必要ディスク容量 約50MB以上(インストール時及び実行時含む)
ディスプレイ(画面解像度) 1024×768以上
入力データ拡張子 F9P
ファイル出力 HTML
F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、XLSX、XLS、PDF、 JTD、JTDC

製品購入/お問い合わせ窓口


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画面サンプル

▲メイン画面

▲基本条件

▲設計条件

▲仮揚程

▲軸動力

▲性能検討

▲ポンプ選定

▲揚程

▲計算結果確認

▲表示項目の設定

▲出力設定画面

1.適用範囲、制約条件

指針によって係数の考え方が微妙に異なりますが、(社)河川ポンプ施設技術協会の指針に対応していますか?

(社)河川ポンプ施設技術協会の指針については、「揚排水ポンプ設備技術基準(案)同解説 揚排水ポンプ設備設計指針(案)同解説」 社団法人 河川ポンプ施設技術協会 (平成13年2月)」に対応しています。

本製品の開発に際しては以下の文献を参考にしています。
1)「道路管理施設等設計指針(案) 道路管理施設等設計要領(案)」 社団法人 日本建設機械化協会 (平成15年7月)
2)「下水道施設計画・設計指針と解説 前編 2001年版」 社団法人 日本下水道協会 (平成13年5月)
3)「水理公式集」 社団法人 土木学会 (昭和60年版) (第6刷 平成5年2月)
4)「下水道雨水調整池技術基準(案) 解説と計算例」 社団法人 日本下水道協会 (昭和59年11月)
5)「揚排水ポンプ設備技術基準(案)同解説 揚排水ポンプ設備設計指針(案)同解説」 社団法人 河川ポンプ施設技術協会 (平成13年2月)
6)「下水道マンホールポンプ施設技術マニュアル」 財団法人 下水道新技術推進機構 (1997年6月)

「道路管理施設等設計要領(案)」に示されている「仕切弁」による損失水頭の対応について教えて下さい。

「道路管理施設等設計要領(案)」P.59~P.60に記述の下記項目に対応しています。
1.逆止弁
2.仕切弁
3.バタフライ弁
4.直管
5.曲管
6.拡がり管
7.合流弁

設計計条件の中の吸込み口の流速の設定方法は一般的にどの様に行いますか?

標準となる値及び最大値等の目安が準拠する基準書に記述されており、この値を参考に入力します。

用水・車両・水中ポンプのモデル化は可能か?

本製品は、特定の種類のポンプではなく、一般的なポンプの容量計算に対応したプログラムとなっております。

入力条件として与える必要があるパラメータや,計算内容について教えてください。

以下に簡単に記述いたします。


  1. 基本条件
    設計する「ポンプ」の全吐出し量ΣQ及び、検討ケース名称及び設置台数を指定してください。
    全吐出し量より、検討ケースにおける吐出し量Qを算出します。
  2. 設計条件
    各検討ケースにおける、吸込み口の流速V、ポンプ口径Dを指定してください。
    各検討ケースの吐出し量Q、ポンプ口径Dを参考値として算出します。
  3. 仮揚程
    各検討ケースにおける、仮揚程に関するデータを指定してください。
    仮楊程の計算を行います。
  4. 軸動力
    各検討ケースにおける、軸動力、原動機出力、吸込み実揚程とキャビテーションの照査に関するデータを指定してください。
    ※吸込み実揚程とキャビテーションの照査は、キャビテーションの照査を行う場合のみ入力してください。
    ※高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討は、高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討を行う場合のみ入力してください。
    キャビテーションの照査、高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討を行うか否か、また、キャビテーション、高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討に関する入力は軸動力画面で指定可能です。詳細は、軸動力をご覧ください。
    軸動力およびキャビテーションの計算を行います。
  5. 性能検討
    各検討ケースにおける、性能検討(選定図)に関するデータを指定してください。
    ※性能検討は、選定図を作成する場合のみ入力してください。
  6. ポンプ選定
    最終的に採用するポンプ選定ケース番号を指定してください。
  7. 揚程
    選定したポンプに対する揚程、配管、有効貯留量とポンプ槽深さに関するデータを指定してください。
    ※有効貯留量とポンプ槽深さの計算は、有効貯留量とポンプ槽深さの計算を行う場合のみ入力してください。
    有効貯留量とポンプ槽深さの計算を行うか否か、また、有効貯留量とポンプ槽深さの計算に関する入力は揚程画面で指定可能です。詳細は、揚程をご覧ください。

なお、最終的にポンプ選定で決定した検討ケースのポンプ口径、配管口径、管内流速、楊程、軸動力、吸込み実楊程とキャビテーション、高楊程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討、有効貯留量とポンプ槽深さの計算を行っています。 

2.仮楊程

仮揚程とは?

後で損失係数を算出し、全揚程を求めるため、あくまでも仮(目安)と考えてください。


 >> サポートページ ポンプ容量の計算 Q&A集

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