フォーラムエイトでは、弊社製品の操作方法をより理解を深めて頂く為に、体験セミナー・有償セミナーを実施しております。
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 セミナーレポート バックナンバー 2009年


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セミナーレポート バックナンバー
   ・2011年  ・2010年  ・2009年  ・2008年  ・2007年  ・2006年  ・2005年  ・2004年  ・〜2003年



 Up&Coming 2009年レポート

 ●国内開催レポート
VR-Studio(TM)新製品セミナー/東京、大阪、名古屋、福岡 エンジニアリング賞受賞!Build Live Tokyo2009 II 、チームF8W16
ソフトウェア品質シンポジウム 第8回 都市下水道モデル国際会議/8UDM
第14回 日本バーチャルリアリティ学会大会/VRSJ2009 2009年度環境アセスメント学会大会
第15回 ビジュアリゼーションカンファレンス AT-International /自治体フェア/下水道展
第10回 UC-win/Road協議会/VR-StudioTM協議会 C1-2実験事前解析コンテストレポート
体験セミナーBIMソリューション「Allplan」レポート 体験セミナーEngineer's Studio、国内外で開催
建設各分野の5NPOが連携する初のシビルフォーラム 体験セミナー「基礎・杭基礎・建築杭基礎オプション」
カイザー・プロジェクト発足記念、3次元CAD国際シンポジウム CALS/ECメッセ2009/震災対策技術展2009
第2回 国際VRシンポジウム 「VRプレゼンテーションと新しい街づくり」出版記念パーティ
第7回 3D・VRコンテストレポート Car testing Japan

 ●海外開催レポート
第16回 ITS 世界会議ストックホルム ROTEX2009/韓国 仁川
第2回 工程建設コンピュータ 応用創新フォーラム/中国 上海 第2回 アジア橋梁サミット/中国 上海
第2回 VRシンポジウム-World16サマーワークショップ 海外イベントレポート(2009年9月)
海外イベントレポート(2009年7月) ITE 2009 Phoenix, Technical Conference and Exhibit
IEEE VR 2009 上海中国国際交通工程技術と設計展覧会
imagina2009 ITSニューヨーク
SIGGRAPH ASIA (Singapore)



国内開催レポート

VR-Studio(TM)新製品セミナー/東京、大阪、名古屋、福岡
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年10月9日(金)、フォーラムエイト東京本社、GTタワーセミナールーム にて新製品VR-Studio(TM)のセミナーが開催されました。
 概要説明として、製品全体構成、目的、主な機能、編集操作のスタイル、データファイル構造、マルチユーザ編集の概念。また、特徴の説明として大規模の地形、マルチスレッディング、マルチリアリティ機能 を説明しました。
 デモンストレーションとして、地形選択:様々な地形範囲の選択方法、変形、飛び地、大規模地形(東京−富士山間) 、道路の作成:線形、断面操作。部品登録、部品交換による断面の作成。交差点作成。モデル配置:建物、樹木、標識配置 、シミュレーション設定:走行、リアリティ、レイヤ設定による切替表示 、を実演しました。
 東京、大阪での質問内容、感想について以下の通りご紹介します。


・UC-win/Roadと比べてPCスペックはどうか?
最新でなくとも動作可能。グラフィックボードは、NVIDIAの8000以上で可能。ただし、グラフィックボードのドライバは最新に更新が必要。推奨としては、キャッシュ使用量が大きくなるので、最新マシンがよい。ビデオボードはNVIDIA GeForce 9000番台。CPUはDual Core以上、メモリは3GB。
・森の機能が地形パッチ上では使えないが、使えるようになるか。
50mメッシュとパッチという概念が無くなるため問題なく使える。ただし、森の機能は、次のバージョン以降となります。
・UC-win/Roadで難しかった右側車線のランプ接続は可能か?
可能。
・材料性質の追加で、路面材料、振動、音を入力して、周辺住宅への騒音比較など、住民説明に使えるか?
今はできない。予定になる。
・UC-win/Roadとの互換性は?
変換機能を開発中で近日対応。


 感想としては、「Roadと比べてかなり使いやすいのがわかりました。大幅な作業時間の短縮ができそうですね。」、「操作性の向上には興味を持ちました。」、「UC-win/Roadとの互換性をサポートする次バージョンに期待したいです。」などのお言葉をいただきました。
 フォーラムエイトでは、11月のデザインコンファランスにて、VR-Studio(TM)リリース版の解説や体験コーナーを予定しています。



 ●日時 : 2009年11月18日(水)〜20日(金)   ●会場 :東京コンファレンスセンター・品川
   『VR-Studio(TM)』/『UC-win/Road Ver.4』  『最新のVRシステム開発事例と提案』
      11月19日(木) 13:00〜 CAD&VRセッション/体験コーナー



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エンジニアリング賞おめでとう!Build Live Tokyo2009 II 、チームF8W16
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年9月9日から9月11日にかけてIAI日本主催による「Build Live Tokyo 2009 II 」が開催されました。
 「Build Live Tokyo 2009 II 」は3次元モデリングをテーマにしたコンペティションで、最終の課題発表から48時間のうちにモデルを完成させるというイベントです。日本では2009年2月に続き、今回2度目の開催でした。弊社もBIMソリューションであるAllplanや各種シミュレーションの製品を携え、参加致しました。
  >> Build Live Tokyo 2009 II 開催!

●チームF8W16
 FORUM8では、「チームF8W16」というチームを結成し、このコンペに挑みました。
 アドバイザーにワークショップWorld16のメンバーである、大阪大学大学院福田知弘准教授、ハーバード大学のKostas Terzidis教授と楢原太郎研究員を迎え、FORUM8の各種ソフトウェアの担当者をメンバーとし、プレゼンテーション作成を含め総勢20名のチームを結成しました。World16とFORUM8で構成されていることから、チーム名をF8W16としました。
図1 チームF8W16

●コンペの課題
 「Build Live Tokyo 2009 II 」では、神奈川県川崎市の実際にある集合住宅の敷地に、集合住宅の建替え案をつくる、という具体的な課題が出されました。敷地やテーマなど、課題は事前に発表されていましたが、所要室の面積や駐車場必要台数などの詳細な設計条件はコンペのスタート直後に発表され、各参加チームはその後48時間以内に実作業を行い、各種シミュレーションやプレゼンテーションの作成を行わなければなりませんでした。解析データや作品の画像・映像などの成果物は48時間の間、共有のサーバに各チームから常にアップロードされ続け、名前の通りライブ感のあるコンペでした。

●コンセプト
 福田准教授のもと、「共生環境」というテーマを掲げ、課題に臨みました。以下、コンセプト文を引用します。
1.自然と人工との共生環境デザイン:
生物多様性・コミュニティ農園・複雑な斜面との調和といった自然的要素と、都市生活・デジタルデザインといった人工的要素とが共生した環境デザインに挑戦。都心近郊の集合住宅では、食の安全の場・癒しの場・コミュニティの場・環境教育の場として農園を敷地内に設ける事が重要だと考える。
2.共生シミュレーション環境の構築:
建築設計用BIM「Allplan」のみならず、熱・交通・避難・景観・VRなど,あらゆるシミュレーション環境のデジタル結合を目指す。これらのシミュレーション環境はチーム内で全て準備した。
3.F8W16メンバーの共生:
国際色豊かなフォーラムエイトメンバーと建築・都市分野でデジタルデザインを実践するWorld16メンバーとのコラボレーションを実施。World16メンバーは、日本、アジア、アメリカ、イギリス、中東、チリなど地球上に分散している。今回は、大阪大学とハーバード大学のメンバーが準備段階から参加。コンペ開催中、テレビ会議は、東京・名古屋・大阪、そして米国をも結び、限られた時間・異なる時間帯という厳しい条件の下で、メンバーが積極的に関与しながら知識・知恵の創発を目指した。

●敷地計画・建物計画
 「共生環境」というテーマを踏まえ、敷地内の配置計画、建物の設計を行いました。
 高低差のある敷地中央に建物を配置し、南側にコミュニティ農園を配置、道行く人と家庭菜園を楽しむ人の自然なコミュニケーションが生まれる場として計画しています。建物北側には調整池を兼ねたコミュニティポンドを配置しています。
 建物は単身者用、DINKS用、シルバー用、ファミリー用の4種類の住戸プランを用意し、多様なライフスタイルに対応できる計画を考えました。
図2 配置図

●BIMデータ連携
 「Build Live Tokyo 2009 II 」というコンペの特徴として、BIMがひとつの大きなテーマになっています。BIMとはBuilding Information Modeling の略で、建物の設計から施工、管理までを視野に入れたデータ管理を指します。設計者の思考を支え、構造やその他の解析プログラムと連動し、上流工程から下流工程へとデータがスムーズに移行することが目的とされています。
 チームF8W16は、FORUM8の製品を使用し、解析及びシミュレーションを行い、プレゼンテーションとしてまとめ上げました。
 主に使用したのは以下の製品です。
  1. Allplan
    建築BIMソリューション。今回は主催者から敷地のIFCデータ(建設業界の共通データ仕様)が提供され、Allplanでそれを読み込み建物の基本設計を開始しました。基本設計後、建物を構成するモデリングデータを各種シミュレーションに渡しました。

  2. FRAME3DMultiframe
    動的構造解析。EL-CENTRO、兵庫県南部地震(1995)、新潟県中越地震(2004)でのシミュレーションを実施しました。
    ▲図3 AllplanによるIFCデータインポート ▲図4 FRAME3Dによる構造解析

  3. Advance Steel
    鋼構造設計。鉄骨階段の設計を行いました。

  4. DesignBuilder
    エネルギー解析。建物の熱収支、消費エネルギーとCO2排出量を算出、最適な窓のパターンをシミュレーションしました。風と温熱環境をCFD解析しました。
    ▲図5 Advance Steel ▲図6 DesignBuilderによるCFD解析 

  5. xpswmm
    氾濫解析。川崎市の下水道台帳を使用し、下水道網を入力、敷地周辺の氾濫解析を行いました。

  6. EXODUS
    避難解析。建物からの避難時間を計算。在室人数の異なる、昼間・夜間の2パターンについて解析を行いました。
    ▲図7 xpswmmによる氾濫解析 ▲図8 EXODUSによる避難解析モデル

  7. UC-1シリーズ 調節池・調整池の計算 Ver.2
    コミュニティポンドとなる敷地内調整池の容量決定をしました。

  8. TRANSYT・OSCADY
    交通解析。敷地周辺と駐車場進入路の交通解析を行い、最適な信号現示と駐車場入口を検討しました。
    ▲図9 調整池計算のための水位容量曲線 ▲図10 交通解析 

  9. UC-win/Road
    バーチャルリアリティによる検討とシミュレーション及びプレゼンテーション。周辺環境をリアルに再現するとともに、ボリュームモデルの設置による形態の検討、日照のシミュレーション、ドライブシミュレータによる駐車場アクセスの検討などを行いました。また、コミュニティ農園やコミュニテイポンドなどを再現し、EXODUSのシミュレーション結果を表示するなど、リアルなプレゼンテーションを行えるようにしました。
    ▲図11 ドライブシミュレータ ▲図12 プレゼンテーション 
●Archi Future2009
 今回の成果は2009年10月9日に行われた展示会ArchiFuture2009でパネルとスライドにより展示・発表されました。
 また、作品講評会が行われ、審査員によって参加チームの作品について議論が交わされました。シミュレーションを設計にフィードバックするプロセスについては課題が残ったものの、他のチームにはない都市レベルでの解析手法など高い技術力が評価され、チームF8W16は「エンジニアリング賞」を受賞しました。
 会場には展示ブースも設営し、UC-win/RoadやAllplanなど今回使用した製品を来場した多くの方に実際に見て、触れていただくことができました。

●まとめ
 「Build Live Tokyo 2009 II 」では48時間という非常に限られた時間の中で、基本設計の確定から、データの受け渡し、各種シミュレーション、そしてプレゼンテーションを行うという非常に密度の濃い戦いになりました。非常に苦しい戦いではありましたが、World16の先生方や、部署を超えたメンバーと共にひとつの目標に向うという貴重な経験が得られ、メンバーからも「また機会があれば参加したい」との意見が挙がっているほどです。
 また、今回のチャレンジはこれからのBIM時代における、コンピュータを使用したチームでのプロジェクト進行・データ連携の縮図ということができます。FORUM8としては今後も「Build Live Tokyo 2009 II 」で培った経験と知識をもとに、BIMや各種シミュレーションの技術、IFCへの準拠を含む各ソフトウェア間のデータ連携についての技術をより一層高めていきます。
▲図13 ArchiFuture2009 審査会の様子 ▲図14 ArchiFuture2009 展示の様子 

●Build Live Tokyo 2009 II 公式Liveブログ:
http://bltokyo2009-2nd.seesaa.net/
●"チームF8W16" レポートサイト:
http://www.forum8.co.jp/BuildLiveTokyo2009II/F8W16.html



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ソフトウェア品質シンポジウム
(Up&Coming 2009年11月号)
 日本科学技術連盟主催のソフトウェア品質シンポジウムは、ソフトウェア開発に関わるさまざまな方々が一堂に会し、現場で役立つ実践的な技術や経験、ノウハウ、研究成果を発表し意見交換を行う場で、本年で28回目となる歴史のあるシンポジウムです。
 今年は2009年9月10日(木)〜11日(金)に東洋大学 白山キャンパスで開催され、当社からはTestGroupのメンバーが「コストを考慮した自動テストの導入と維持」を発表いたしました。
 本発表は、ソフトウェアテスト自動化特有のコストとリスクを明らかにし、コスト減の視点から自動テストの導入と維持に関する幾つかのノウハウを提示したもので、当社TestGroupの7年間に渡って継続してきた自動テストへの取り組みにより得られた経験知をベースにしています。
 ここでは本発表の概要を御紹介致します。
▲東洋大学白山キャンパス

●テスト自動化のコストとは
■ツールの選定/購入コストとリスク
 自動テストツール導入を検討する際、それが計画するテストのニーズを満たすものか、マニュアルテストに比べどの程度効率化するか、等を多くのツールに対して比較的短期間で判断する必要が出てきますが、このフェーズには極めて高いリスクが存在します。すなわちツールの性能は自動テストの維持コストに大きな影響を与える為、選択ミスは将来のコスト増に直結する上、高価なツールであれば後戻りすることも困難になります。

■テストスクリプトの作成/メンテナンスコスト
 自動テストの成否は、テストスクリプトを最小限のメンテナンスで何回使い続けられるかで決まります。何故ならスクリプトの初期作成コストは1回のマニュアルテストと比較すれば確実に大きいものですが、何回目かの使用で都度マニュアルテストを行った場合のコスト総量より小さくなる分岐点が存在するからです。どちらかというと初期作成コストよりメンテナンス(改修)コストを如何に抑えられるかがポイントとなります。

●テスト自動化のコストを下げるには
■テストツールの条件
 価格と機能の両面を考慮します。ツールの購入コストは導入後の維持における足枷となり得ます。例えば高価なツールは使用開始後、より多くの人数や部署で使用するニーズ(ライセンスの追加)に対応できない可能性があります。また、より良い他ツールへの乗り換えも高価なツールであるほど減価償却の観点から困難になります。
 機能に関しては極力シンプルなツールを推奨します。高価なツールはスクリプトで使える関数も多く、TestSuite的連携機能を装備しているものもありますが、それらは逆にツールのスキル習熟に対する高い障壁にもなります。多機能であるほど、自動テストの作成/メンテナンスコストも高くなる可能性が大きくなります。

■テストスクリプトの作成/メンテナンスコストを下げる条件
 テストの種類とアプリケーションへの適用時期、また自動テストであることを念頭においたコーディング方法等を考慮します。テストの種類としては"回帰テスト"が、構築しやすくまた効果も見込みやすいテストと言えます。回帰テストとはソフトウェアの変更が他の部分に影響を与えていないか検査するためのテストです。当社TestGroupではテスト対象アプリケーションに対して最少の操作で計算結果等を取得し、旧版との比較を行うような自動テストを実施しています。
 アプリケーションへの適用時期としては少なくとも1回の外部リリースを済ませた安定したバージョンにのみ実施するのが妥当です。ファーストリリース前のアプリケーションの仕様は常に揺れ動き続けているため、この時期に作成した自動テストスクリプトはそれに合わせてメンテナンスコストが増大する傾向にあり、コストの側面から自動テストの適用は避けるべきです。
 テストスクリプトを実際に作成する場合、自動テストはインタフェースの変更を予測できないアプリケーションが相手であることを考慮します。求められるものは完璧な動作ではなくメンテナンスの早さと容易さです。従って、例えばGUI操作は必要最小限の記述で済ませ操作失敗の可能性を減らす、戻り値のチェック等も最小限に止めスクリプトの可読性を高める、等の工夫を行います。

▲自動回帰テストの実施例 

●テストツール
 「テストツールの条件」でも述べましたが、多機能高価なものよりシンプルで安価なツールの方が良いでしょう。当社TestGroupでは2年前よりシェアウェアであるWidows操作自動化ソフト"UWSC"の使用を開始し、2009年現在ほぼすべての自動テストをWinRunnerからUWSCにリプレース致しました。UWSCの導入により、WinRunner使用時に抱えていた「高価」であるが故ライセンスの追加が困難/他部署への導入が困難、「多機能」であるが故メンテナンスコストが下がりにくいといった問題点が解消され、テスト効率の向上に大きく寄与しています。
▲協賛メーカーの出展コーナー ▲学内のシンポジウムの案内

本シンポジウムのURL: http://www.juse.or.jp/software/78/?091002
御紹介した発表の講演資料: http://www.juse.or.jp/software/84/attachs/ippan_7-1.pdf
フォーラムエイト論文発表: http://www.forum8.co.jp/product/ronbun.htm



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第8回 都市下水道モデル国際会議/8UDM
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年9月8日〜11日に東京大学本郷キャンパスにて開催されました、「8UDM(the 8th International Conference on Urban Drainage Modelling:第8回国際会議-都市下水道モデリング)」に出展いたしました。8UDMでは、200名にも及ぶ、世界各国の大学・研究機関の水理分野の研究者たちが集まり、最新の研究成果を発表されました。本会議でのプレゼンテーションは、主にアジア諸国での都市降雨排水管理システム、都市下水道システムへの気候変動の影響とそのシナリオ、都市氾濫解析とそのモデル、都市氾濫予測とリスク解析、土地利用と水質、下水道構造物とその流体力学、RTCモデリングなどに関するものでした。
 当社のブースでは、降雨流出解析・氾濫解析ソフトウェアの最新バージョンxpswmm2009を中心に、様々な解析・設計ソフトと、VRソフト「UC-win/Road」を紹介いたしました。当社のUC-win/Road for xpswmm(xpswmm氾濫解析結果をインポートし、氾濫水面の上昇・下降の時刻歴変化、氾濫水面の流速ベクトルの時刻歴変化、地中管路と管内水位の時刻歴変化を3次元VR上で表現するUC-win/Roadのプラグインツール)による、xpswmm氾濫解析結果をリ アルタイムで3次元表示する動画は、迫力があると多くの来場者の方からご好評を頂きました。
▲FORUM8ブースでの対応の様子



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第14回 日本バーチャルリアリティ学会大会/VRSJ2009
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年9月9日〜11日に早稲田大学で開催されました、「第14回日本バーチャルリアリティ学会大会」に参加いたしました。
 フォーラムエイトは、同学会の賛助会員であり、毎年、学会会員の大学・企業の技術展示を行う場として、学会大会と併設で展示会場が設けられています。
 例年同様、VRバーチャルリアリティに関する各企業の最新技術が展示され、多くの来場者の方がご覧になっていました。
 フォーラムエイトブースでは、UC-win/Road3Dステレオ表示機能と、MR/AR対応 裸眼立体映像システム「3D・B-Vision」を組み合わせたUC-win/Road VRデータや、UC-win/Roadコミュニケーションプラグイン・エコドライブプラグインによる「幻のアリゾナフェニックスF1レースゲーム」を展示し、ネットワークドライビングシミュレーションやUC-win/Roadの最新VRモデルを紹介しました。フォーラムエイトの取り組む最新のVR技術を70名を超える方々に体験して頂きました。

▲FORUM8ブースでの対応の様子


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2009年度環境アセスメント学会大会
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年9月12日・13日、2009年度環境アセスメント学会大会が明治大学駿河台校舎にて開催されました。当社は、NPO地域づくり工房の傘木宏夫氏の補助として、発表に参加しました。
 12日のシンポジウムでは傘木氏がパネリストとして参加され、翌日13日の研究報告「制度、政策(2)」セッションにて、「3D−VRシミュレーターのアセスにおける利用可能性について」と題して報告発表をいたしました。アセスメントにおけるIT利用の現状、IT政策の動向、VR技術の紹介をし、実例として、UC-win/RoadのVRデータを紹介しながら、3DVRを用いたファシリテーションの可能性や課題について言及しました。3DVRの空間を用い、交通・騒音・日照・景観といったアセスメント、大阪堺市のLRT計画など都市レベルでのSEA(政策段階でのアセスメント)の可能性について論じ ました。
 今後もこの分野での、VRの可能性を拡大していきたいと考えています。


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第15回 ビジュアリゼーションカンファレンス
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年10月2日に開催された本コンファレンスでは、コンピューターベースのビジュアリゼーション技術の進歩についてのディスカッションとワークショップが行われ、研究者や専門家が参加しました。
 基調講演では、携帯用端末のための拡張現実感アプリケーションの進歩、および歴史的復元や文化遺産の3次元デジタルアーカイブなどが論じられました。その他には、コミュニティネットワークビジュアリゼーションやボリュームレンダリング、モーションキャプチャシステムについての講演がありました。
 大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻の福田知弘准教授は、フォーラムエイトとの共同プロジェクトの他に「4町パティオプロジェクト」、地元住民をまちづくりとエコデザインに関わりやすくするためのビジュアリゼーションの利用について述べられました。
 弊社は、主催の(社)可視化情報学会の会員になっています。
▲福田先生のWorld16ワークショップについての
報告


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AT-International /自治体フェア/下水道展
(Up&Coming 2009年9月号)
●AT-International   開催概要ページ
 2009年7月15日〜17日にパシフィコ横浜にて開催されました、「AT-International 2009」に出展いたしました。本展示会は、「クルマの電動化」「クルマの知能化」「クルマとIT」の三つの視点から今後のクルマの姿を考えるの場として日経BP社が主催し、毎年開催されています。
 弊社ブースではUC-win/Road マイクロシミュレーションプレーヤーエコドライブ・プラグインを中心に展示すると供に、3画面6軸モーション対応ドライブシミュレータの運転体験、UC-win/Roadによる3次元VRソフト操作体験コーナーを設置し、多数の来場者に体験していただきました。当社では、交通シミュレーションなどのシミュレーション結果を利用できるマイクロシミュレーションプレーヤー、エコドライブプラグインに よるエコドライブ診断が利用いただけるUC-win/Roadオプション販売、カスタマイズを行なっており、お客様のニーズに合わせたドライブシミュレータの提案もおこなっております。
今後の開発にどうぞご期待ください。  

●自治体フェア   開催概要ページ
 2009年7月15日〜17日に東京ビックサイトにて開催されました、「自治体総合フェア2009」に出展いたしました。『活力ある地域社会の実現〜明日を拓く経営戦略〜』をテーマに、自治体経営、まちづくり、地域住民が真に豊かさを実感できる魅力ある地域社会の実現をはかることを目的に開催されている展示会です。 
  弊社ブースでは、従来から様々な台帳、データベースあるいはGISで管理されていた都市情報を3次元の都市モデルに移行し、これを基盤にした管理とシミュレーションを行う「都市シミュレータ」の構築などを提案させていただきました。その他、避難解析・火災解析ソフト・解析サービス、地震・津波、浸水対策などについても展示、セミナーを行ないました。今までの情報管理ばかりではなく、GISデータの有効活用により、3次元ベースの様々な都市データ管理およびが必要になってくると思われます。さまざまな3次元データの有効活用を今後もご提案させていただきます。

自治体ソリューション
 ・3Dデジタルシティ構築 ・震災対策ソリューション ・GIS・建築システムサービス

●下水道展   開催概要ページ
 2009年7月28日〜31日に東京ビックサイトにて開催されました「下水道展'09」に出展いたしました。下水道展は、設計測量、建設、管路、下水処理、維持管理から身近な排水設備に至るまで、総勢310社・団体の誇る最新の技術・製品が一堂に会し、毎年10万人規模の来場者が訪れる下水道界の最大のイベントです。
 当社のブースでは、雨水流出解析・氾濫解析ソフトウェアの最新バージョンxpswmm 2009を中心に様々な解析、設計ソフトとVRソフト「UC-win/Road」との連携により、正確な解析結果を可視化して検討活用できるご提案をさせていただきました。ここ数年に発生した大きな地震や、ゲリラ豪雨などによる河川の氾濫、土砂崩れなどの自然災害で多くの被害が発生しており、弊社の避難・氾濫解析及びUC-win/Roadによる、災害・避難のVRシミュレーションには、多くの方々より、わかりやすいなどの反響をいただきました。

 弊社水工関連ソフトウェアにつきましてもラインアップも充実してまいりました。今後も解析・CAD&VRソリューションをすすめてまいりますので、どうぞご期待ください。




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第10回 UC-win/Road協議会/VR-StudioTM協議会
開催概要ページ (Up&Coming 2009年7月号)
新版(UC-win/Road)および新製品(VR-StudioTM)、リリース目前へ
 ―多様化する3D・VR活用シーンとともに「World16」の概要も紹介


 2009年5月20日、フォーラムエイトは、 「第10回 UC-win/Road協議会/VR-StudioTM協議会」を東京コンファレンスセンター 品川で開催いたしました。
 3次元リアルタイム・バーチャルリアリティ(VR)ソフトウェア「UC-win/Road」をリリースしたのは2000年5月。同年11月には最初のUC-win/Road協議会が帝国ホテル大阪で開催されています。以降、この協議会を継続的なソフトウェアの改良・開発の目標と位置づけ、毎回バージョンアップなどの発表を行ってきました。そうした中で、同協議会は年を追うごとに規模を拡大。当初は大阪のみだった会場も東京、さらに海外主要都市を含むリレー開催へと発展(2006年の第7回は東京・ソウル・北京・上海で順次開催)。第8回(2007年)からは現在の形とし、海外からも数多くの講演者およびユ ーザの皆様をお迎えすることを考慮、日本語のほか、複数言語(今回は英語・中国語・韓国語)の同時通訳を用意するなど対応に努めています。
 10回目を数える今協議会では、UC-win/Roadの新バージョン(Ver.4)が今年9月に、さらにその後継ツールとして期待される「VR-StudioTM」が8月にも初版リリースを予定していることを踏まえ、それらを中心に関連する当社製品の最新開発情報をご紹介。VRの先進的かつユニークな活用事例を中心とした「VR-Studioへの新展開」と題するメインセッションのほか、「ドライビング・シミュレータ」と「CAD & VR」それぞれにフォーカスした技術セッションにより構成しました。併せて、メイン会場前のオープンスペースに6軸モーション対応体験シミュレータなどを設置し、最新のVR技術を多くの参加者に体感していただきました。

 第10回 UC-win/Road協議会 レビュー(発表資料) NEW !


 ■ 午前のメインセッション

 午前11時にスタートした協議会の冒頭、当社社長伊藤裕二はまず、2000年のUC-win/Road初版リリースおよび協議会発足から、9年に及ぶそれぞれの推移を整理。次いで直近にリリースが迫るUC-win/RoadおよびVR-Studioの位置づけ、これらの開発・サポート体制およびそれによる高度かつ多様なニーズへの対応について説明しました。
 また、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2002」受賞を機に2002年にスタートした「3D・VRシミュレーションコンテスト」に対し、2007年からはVR-Studioをベースとする次代の市場展開に向けて組織された「World8」を軸とする「国際VRシンポジウム」を併催してきました。今年はこれに、従来は別途開催してきた立体骨組み構造の3次元解析プログラム「UC-win/FRAME(3D)」および「UC-win/UC-1」の各ユーザ向け協議会「FORUM8デザインコンファランス」を統合。「FORUM8デザインフェスティバル」(2009年11月 18日〜20日、東京コンファレンスセンター 品川)として、さらに規模を拡張して実施する予定である旨ご紹介しています。
 併せて、UC-win/Roadの入門書や応用ハンドブックなどの教育ツール、FORUM8認定VRエンジニアをはじめとする認定制度を整備。その一方で、CADや解析ソフト、GIS(地理情報システム)といったソフトウェア、あるいはドライビング・シミュレータやモーションプラットフォームなどハードウェアとの連携も強化。こうした取り組みを通じ、10年前に描いた当社の全体構想がほぼ実現されつつあり、今後はVR-Studioが力強い牽引役となって新たな可能性へと展開していくものとの考え方を示しました。

 ● 開発者講演
 続く開発者講演の前半は、FORUM8 NZのVR-Studio開発担当者が8月リリース予定の新製品について「VR-Studio Ver.1、先端VRの新機能」と題し、まずリボンコントロール技術の採用による新しいユーザインターフェース(UI)の実現、大規模な地形(空間)データへの対応、マルチユーザ・エディティングへの対応、といったUC-win/Roadとの違いを中心に解説。道路や断面、切土・盛土、ランプなどの作成・設定・編集の手順を説明した上で、それらの機能を使って操作する様子をデモンストレーションしました。
 講演の後半は、当社担当者がまず6月中にリリース予定の「UC-win/Road Ver.3.4」における新機能として、火と煙に関する多様な表現とその設定方法、英国交通研究所(TRL)の交通ネットワークの交通信号制御を最適化する「OSCADY」との連携機能をご紹介。次いで、9月リリース予定の「UC-win/Road Ver.4」におけるバージョンアップ内容について、データ作成機能の改良、映像品質の向上、対応するディスプレー・ハードウェアの拡張、ドライビング・シミュレーション体験のステップアップ、使い勝手の改善といったポイントから説明。その後はさらに、スクリプト機能の改善、ログ出力 機能の実現、歩行者表現の改善、データ変換機能の拡張を目指す方針を述べました。
▲会場・東京コンファレンスセンター・品川 ▲VR-Studio Ver.1、先端VRの新機能


 ■ 午後のメインセッション

 午後1時から5時までのセッションは3会場に分けて実施。メインセッション(Stream-1)は「VR-Studioへの新展開」、技術セッションはStream-2が「ドライビング・シミュレータ」、Stream-3が「CAD & VR」という、それぞれテーマを掲げました。各セッション(Stream)を構成する特別講演およびプレゼンテーションのポイントは以下の通りです。

 メインセッション : VR-Studioへの新展開

 ● 特別講演 1
 Stream-1最初の特別講演は、NPO地域づくり工房代表理事の傘木宏夫氏(長野大学非常勤講師)による「地域づくりにおける合意形成技術〜まちの安心・安全マップとVRモデリング〜」。同氏はまず、地域づくりにおいて行政および技術者側と住民側との間に立って合意形成を支援するファシリテーターの役割を解説。自らファシリテーションを担った神戸市西須磨地区の都市計画道路事業(2001年)においてUC-win/Roadを最初に活用して以来、その有効性に着目してきたと振り返ります。そこで今回、まちづくりにおけるファシリテーションの一手法としてマップ作りに焦点を当て、アナログ的なマップ作りの手順を説明。続 いて、今回講演に向け事前に中目黒駅周辺を実際に歩いて取り組んだマップづくりの様子を再現、さらにそれを基に当社担当者がUC-win/Roadを使って作成したVRデータを紹介しました。その結果、ハザードマップと連携した代替案の比較検討など、従来の紙ベースのみではなし得ない新たな計画協議のあり方も期待できるとしています。
▲NPO 地域づくり工房 傘木宏夫氏 ▲『地域づくりにおける合意形成技術』
〜まちの安全・安心マップとVRモデリング〜

 ● 特別講演 2
 続く首都高速道路(株)東京建設局調査・環境第一グループ担当マネージャーの田沢誠也氏は「DSを活用した大橋JCTの走行支援策の実証実験」と題して講演。中央環状線新宿線と同品川線、高速3号渋谷線を双方向で接続しようという大橋ジャンクション(JCT)に関し、まず、その空間的制約から最大約70mの高低差がある地下トンネル(地下35m)と高架構造(地上35m)を四枝交差で処理、2回転のループ状で接続する構成など事業の概要を紹介。ただ、閉鎖空間をループ状に走行するためドライバーの空間認知能力低下への懸念もあり、走行支援対策を反映したドライビング・シミュレータ(DS)によりその 効果や影響の検証が求められたと経緯を述べます。その際、とくにポイントとなったのが時間で、今回は当社DSの導入決定からほぼ3ヵ月でUC-win/RoadによりJCTの完成イメージをリアルに再現。講演では分岐案内・速度抑制・追突防止の各観点から施された対策案について18名の被験者が検証で使用したDSの映像をデモンストレーションしました。DSの結果を受け、実際の現場に近い材料を用いて再度検証実験。それらを通じ、色による誘導案内は有効だが色のコントラストへの配慮は必要、距離標示やトンネル警報板は有効、などの知見を得。加えて、イベントの体験コーナーなどでDSの有効活用も図られたと語ります。
▲首都高速道路株式会社 田沢誠也氏 ▲『DSを活用した大橋JCTの
走行支援策の実証実験』

 ● 特別講演 3
 (独)自動車事故対策機構(NASVA)安全指導部チーフの布施智行氏による講演は「運転適性診断システム『ナスバネット』におけるDSの活用」について。同氏は初めに、NASVAが行う適性診断業務の目的や実態を解説。その中から、測定結果の安定性を確保し、定期的な受診者を飽きさせず、しかも実際の運転ぶりを分析できる新たなDSが求められたと言います。こうしたソリューションとして、UC-win/Roadを使い約5kmの市街地幹線道路、商店街の道路、高速道路を走行する間に20程度イベントが発生するというモデルコースを作成。運転車種はトラック・バス・乗用車の3種を想定し、20代〜70代の運転業務従事 者から成る被験者(年代・運転車種ごとに各10名)計200名以上を対象に模擬運転診断を実施。その際、UC-win/Roadのデータ記録機能により、1/30秒ごとに自動車の速度、走行位置、周囲の物体との距離などを記録して年代・車種ごとの測定データ分布を算出。サンプルの点数分布を基に安全エコ運転度・先急ぎ運転度・予防安全運転度・思いやり運転度の各診断に対して評価尺度を作成し、受診者の評価に用いることとしました。すでに2万人近くの診断に適用。2回繰り返し受診時の影響なども窺えるものの、いずれの診断項目に関しても妥当性が認められると分析。その上で、今後はさらに運転コースを増やすとともに、業態に 特化したコースの設定なども図っていく考えに触れます。
▲独立行政法人 自動車事故対策機構
布施智行氏
▲『運転適性診断システム
「ナスバネット」におけるDSの活用』

 ● 特別講演 4
 また、慶応義塾大学理工学部電子工学科の青木義満准教授は「ITS画像センシング技術の新潮流とVR活用」と題する講演を行いました。同研究室ではもともとITS(高度道路交通システム)に関連し、安全運転支援あるいは快適性・利便性の向上を目的にさまざまな画像認識技術を展開。今回はその一環として自ら取り組む安全運転支援技術とVRとの連携の可能性に焦点を当てます。同氏が注目する一つが運転の質(QOD)を評価するシステムで、ビデオカメラで撮影した前景動画像を基に蛇行の度合いや速度の適正さ、車間距離の確保などをリアルタイムでセンシングしながら記録、評価のパラメータとするも の。これまで使用してきたDSが古くなったため、当社のDSにより長時間運転や酒酔い運転、居眠り運転時のQOD評価など多様な実験への活用を期待しています。もう一つはドライブレコーダーの事故映像を画像処理により解析、事故の発生状況を定量的に再現する事故解析ソフトの開発。今回はその概念を具体的に示すため、当社で作成したデータを使ってデモンストレーションしました。今後は実映像の画像解析が困難なケースなど、リアルなセンシングの結果とVRの融合がもたらすメリットを駆使、学外とも協力しながら有用なシステムを世に出していきたいと述べます。
▲慶應義塾大学 青木義満氏 ▲『ITS画像センシング技術の新潮流とVR活用』


 技術セッション : ドライビング・シミュレータ

 ● プレゼンテーション 1
Stream-2はまず、当社担当者による「TOYOTAインフラ協調シミュレータの構築」と題するプレゼンテーションからスタート。2008年11月にニューヨークで開催された「第15回ITS世界会議」において、トヨタ自動車のブースで活用された「インフラ協調シミュレータ」の開発経緯、およびその概要などをご紹介しました。

『TOYOTAインフラ協調シミュレータの構築』

 ● プレゼンテーション 2
続く「ドライブ・シミュレータ最新情報〜DS最新機能、エコドライブオプション〜」では、担当者が当社DSの最新機能について説明しました。とくに、エコドライブオプションとして、エコドライブの観点からドライバーの運転特性を測定できるプラグインを用意。これは、UC-win/Roadの走行ログを基に当該走行時の燃料消費量を計算、二酸化炭素排出量のグラフ表示もできるもの。鉄道シミュレータをはじめ各種シミュレータへの対応も提案しています。

『ドライブシミュレータ最新情報』 〜DS最新機能、エコドライブOp.〜

 ● 特別講演 6
(株)バーチャルメカニクス技術部長の滝田栄治氏は「車両運動モデルCarSimとUC-win/Roadの連携」と題して講演。車両運動シミュレーションソフト「CarSim」による車両の物理的な挙動計算から、自動車メーカーを中心とする多様な導入例、UC-win/Roadをはじめ関連ソフトとの連携とそれによる更なる可能性などにも言及しています。

『車両運動モデルCarSimとUC-win/Roadの連携』

 ● プレゼンテーション 3
OpenMicroSimは当社が開発・提案するオープンフォーマット(その利用ファイルフォーマットは、http://openmicrosim.org/にて公開)。「OpenMicroSimプラグイン」と題する当社担当者のプレゼンテーションでは、同プラグインのマイクロシミュレーションプレーヤーについて解説。3Dモデルの移動で表現されるさまざまなタイプのシミュレーションを再生する機能やその活用事例などもご紹介しました。

『OpenMicroSimプラグイン』


 技術セッション : CAD & VR

 ● 特別講演 7
Stream-3のオープニングは、(財)日本建設情報総合センター(JACIC)標準部長の秋山実氏による特別講演「社会基盤情報標準化委員会における3次元CADへの取り組み」。初めに同委員会の活動の推移、活動体制と主要な取り組みなどを概括。次いで、これまでの同委員会、あるいはCALS/ECアクションプログラム(AP2005およびAP2008)、第4次社会基盤情報標準化推進三カ年計画に向けた社会基盤情報の利活用グランドデザインにおける3次元CADや3次元情報に関わる動向、位置づけなどを解説しています。

『社会基盤情報標準化委員会における3次元CADへの取り組み』

 ● プレゼンテーション 4
これを受けて、当社担当者による「CAD-VRデータ交換最前線〜解析、CAD、GIS、Google EarthからVR〜」では、VRに関わる多様な建設情報標準化の動向と、VRと連携するCAD、解析、GIS、建機、設計の関わりを整理。とくに、交通流解析「OSCADY」やGISデータなどとのUC-win/Roadとの連携、マイクロシミュレーションプレーヤーや3次元配筋といった新機能について詳述しました。

『GIS-VRデータ最前線』 〜解析、CAD、GIS、Google EarthからVR〜

 ● 特別講演 8
また、(株)ニュージェック執行役員近畿支店長の寺尾敏男氏は「OHPASSとUC-win/Road連携〜3次元道路景観設計システムの構築〜」と題して講演。まず、遺伝的アルゴリズム(GA)を用いた道路最適線形探索システム(OHPASS)の開発に至る背景、システム概要、その利用による設計の効率化について解説。さらに、UC-win/Roadとの連携により構築した3次元道路景観設計システムに関連し、その概要、システムの検証、それらを通じて浮かび上がった課題、今後の可能性への見方にも言及しています。
『OHPASSとUC-win/Road連携』

 ● プレゼンテーション 5
さらに、「3Dデジタルシティの構築」と題する当社担当者のプレゼンテーションではVR-Studioを利用した3D都市モデルの構築を提案。それに基づく景観から交通、各種災害など多様かつ高度なシミュレーションへの適用可能性を説明しました。

『3Dデジタルシティの構築』
<最後のメインセッション>
 今回協議会のクロージングは、各セッション会場から再びメイン会場に統合する形で午後5時から、特別講演5として行われました。

 ● 特別講演 5
 FORUM8 AZ代表の小林佳弘氏(アリゾナ州立大学(ASU)建築環境デザイン学部建築・ランドスケープ学科助教授)は「第3回 国際VRシンポジウムへの新展開」と題して講演。まず、2006年からASUにおいて取り組まれている「デジタル・フェニックス・プロジェクト」を契機とする当社との関わり、自身の研究におけるVR技術の位置づけ、および最近の研究について紹介しました。
 一方、冒頭でも触れた「World8」は同氏の提案を受け、2007年11月に発足。初の試みとなったこの国際学術グループは、7ヵ国に及ぶ8大学9氏により構成されました。「第1回 国際VRシンポジウム」(2007年11月)から「VRワークショップ at ASU」(2008年8月)を経、「第2回 国際VRシンポジウム」(同年11月)をもって当初予定された活動が区切りとなったのを受け、VR-Studioのリリースとも重なる2009年度は規模をさらに拡大。新たに「World16」プロジェクトが動き出している、と同氏は語ります。
 これに関しては既に「World16」に関する情報の発信・共有を狙いとして専用Webサイト(http://world16.forum8az.com/)を立ち上げているほか、新規に参加するメンバーの選出も進んでいます。
 そこで今回協議会では、新メンバーのうち、フロリダ大学建築学科ルース・ロン アシスタントプロフェッサーが「フロリダ州オーランド市中心街、I-4(州際道路4号線)橋梁地区の再設計」と題してビデオ参加。また、当初予定された台湾国立交通大学建築研究所の劉育東(Yun-Tung Liu)教授に代わって、同じく新メンバーである台湾国立交通大学博士課程の呉彦良(Yen-Liang Wu)氏(亞州大学非常勤講師)が「建築におけるバーチャルリアリティのアプリケーションの探究」と題し、さらにウィンストン・セーラム州立大学美術学科トーマス・タッカー アシスタントプロフェッサーが「地理的状況から見た首長国の建築遺産:ラムス、ダヤ、バラマを結ぶ三角地帯に関する事例研究」と題し、それぞれ「World16」としての活動を視野に講演を行いました。


すべてのセッション終了後、関係者およびユーザの皆様に情報交換の場としていただくべくネットワーキング・パーティを開催し、多くの皆様にご参加いただきました。有意義な機会となりましたことを重ねてお礼申し上げます。

 Design Festival
FORUM8デザインフェスティバル
2009年11月18日〜20日  会場:東京コンファレンスセンター・品川(予定)

 ●第8回 3D・VRコンテスト 2009年11月20日開催予定




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C1-2実験事前解析コンテストレポート
(Up&Coming 2009年5月号)
 去る2009年3月5日(木)、東京都港区浜松町にあります世界貿易センタービルにて「実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いた橋梁耐震実験研究」の「平成19・20年度 橋梁耐震実験研究 研究成果発表会」が開かれました。この研究の中で、C1-2実験事前解析コンテストの結果発表が行われ、当社はファイバー要素解析部門において優勝として表彰していただきました。ここでは、コンテストの概要および解析モデルについてご紹介いたします。

 C1-2実験事前解析コンテストは2008年8月13日に独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センターのホームページ(http://www.bosai.go.jp/hyogo/)において登録の募集が始まりました。
 当社は、東京都市大学大学院 都市基盤工学専攻 吉川研究室に所属されています青戸拡起客員研究員とチームを組み、多くのユーザにご利用いただいております当社製品UC-win/FRAME(3D)を用いてコンテストに臨みました。
 C1-2実験は1970年代に建設された橋脚を想定しており、柱の中間部に二カ所の段落しを有しています。フーチングを除く橋脚の高さは7.5m、柱部は6.0mとなっています。また、柱の直径は1.8mです。
コンテストは、大きく分けて実験前の「事前解析」と、実験により得られた応答加速度を用いて解析を行う「事後解析」にて行われました。
 コンテストはブラインド解析でしたので、受領したのは図面、重量、各種材料試験結果のみでした。これらの資料を基に、動的解析モデルを作成しています。
解析モデルは下図のように、実験対象橋脚と隣接の橋脚・桁を含む全体系でモデル化しました。全体の節点数は585節点、橋脚に用いたファイバー要素数は6、その他部材の弾性梁要素が735で構成されています。

 解析に用いたファイバー要素について、詳細にご紹介いたします。
 橋脚は、上部と下部で材料試験値が異なりましたので、上下で強度を分けています。コンクリートヒステリシスの骨格は、道路橋示方書V耐震設計編P.160に規定される横拘束効果を考慮したコンクリートの応力ひずみ曲線です。内部履歴は堺-川島モデルとしています。現行道路橋示方書の配筋要領を満足していないため、横拘束筋による拘束効果を考慮することはできませんが、かぶりコンクリートと差別化するため、コアコンクリートは、ピーク強度に対して20%の残留強度を考慮しています。鉄筋のヒステリシスはバイリニア型の骨格とし、内部履歴はBauschinger効果を考慮しています。ファイバー要素でモデル化した柱は部材長 が概ね直径の半分(0.9m)となるように設定しています。
 減衰は要素別剛性比例型とし、ファイバー要素の粘性減衰定数はゼロとしています。
 支承については、端部橋脚のすべり支承には摩擦係数μ=0.2として算出した摩擦力を上限値としたバイリニア型のバネでモデル化し、対象橋脚上の転倒防止支承については接触方向のみ有効な非対称バネを設けています。
 結果についてご紹介いたします。下図は橋脚天端での変位履歴です。左側が橋軸直角方向成分、右側が橋軸方向成分を示しています。グレーの実験結果に対して、赤の解析結果が非常に良くトレースされていることが分かります。12.5秒以降は桁および梁が防護柵に衝突しており、評価できないためグラフをカットしています。

 下図は橋軸方向の固定支承に生じる反力と橋脚天端変位の関係を示したものです。200mm以降で大きく乖離しているのは、前述の衝突によるものと推測されます。橋脚天端の変位履歴と同様に、衝突前までは非常に良く整合しています。

 今後、防災科学技術研究所より詳細な実験結果が公表されるとのことです。
結果の公表を受けて、これからも実験結果と解析値の精査を続け、解析技術の向上に努めていく所存です。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。
UC-win/FRAME(3D)解析支援チーム、開発責任者、
共同受賞者、青戸拡起氏(右から2番目、東京都市大学 吉川弘道研究室)

 >> UC-win/FRAME(3D) 解析支援サービス製品情報
    事前解析コンテスト・ファイバー部門優勝!





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体験セミナーBIMソリューション「Allplan」レポート
開催概要ページ (Up&Coming 2009年5月号)
■Allplanセミナー開催
 Up&Coming No.78でもご紹介しましたが、AllplanはドイツNemetschek社で開発された3次元土木建築CADのBIM統合ソリューションです。
去る3月16日、Allplan体験セミナーが開催されました。
テレビ会議システムを使用した製品説明と操作体験セミナーを、FORUM8東京本社、名古屋、大阪、福岡支社の各会場合計20社25名と、多くの方にご来場いただくことができました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。
 セミナー前半では製品概要説明として、Allplan ArchitectureとEngineeringの各機能についてご紹介させていただきました。そしてセミナー後半では、参加者に簡単な建物モデルを作成していただき、実際の操作を体験していただきました。

■質疑応答紹介
 お客様から頂戴した質疑応答の一部をご紹介します。
  • Q1UC-win/RoadとAllplanの連携について詳しく聞きたい。
    A1.線形データは読み込めませんが、地形は読み込むことができます。3DSモデルならUC-win/RoadからAllplan、AllplanからUC-win/Roadへインポート・エクスポートが可能です。

  • Q2.すでに2次元CADの図面がある場合、壁やドアを与え3次元モデルにすることが出来るか。
    A2.DXFなどAutoCADデータは下地にでき、壁の高さ情報を与える事が可能です。

  • Q3.各階に対し別ファイルとして管理しているが複数人で共同作業(ファイル管理) ができるか。
    A3.Allplanにワークグループ機能があり、個別にサーフェースの設定ができます。

  • Q5.作った建物を2次元の建築図面に出力出来るか。
    A5.レイヤを使って書くことでタイトルや会社名を付けて出力する事は可能です。

  • Q6.配筋は日本の規格に対応するか。
    A6.日本の規格にはまだ対応していません。自動で配筋ができるコンポーネントは径などがプリセットされており、また配筋を1本づつ定義できるツールもあります。
■メディアでの紹介記事
また、セミナーの様子は日経BP社ケンプラッツ、イエイリ建設ITラボに掲載されました。
  「Allplanも日本上陸!BIM界が"スーパー戦隊"時代に突入」  こちらも併せて是非ご覧下さい。

■今後の予定
●4月末 英語版販売開始
●7月14日(火) Allplan体験セミナー
 4会場 本会場: フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム
             TV会議 (東京・大阪・名古屋・福岡 同時開催)
●9月末 日本語版販売開始
11月11日(水)-13日(金) ジャパンホームショー2009出展




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体験セミナーEngineer's Studio、国内外で開催
(Up&Coming 2009年5月号)
国内体験セミナー
 2009年2月13日(金)、東京・大阪・名古屋・福岡の営業拠点と開発部署である宮崎支社をTV会議システムでむすび、新製品であるEngineer's Studioの体験セミナーを行いました。全国で28名の方にご参加いただき、前半に製品概要の説明、後半に操作体験をしていただきました。Engineer's StudioはUC-win/FRAME(3D)の梁要素に平板要素を追加した汎用構造解析プログラムです。解析機能向上はもちろん、ユーザインターフェースを大幅に改善しており、参加者の方より操作についてお褒めの感想も頂戴することができました。今後、各種設計基準に対応すべく、開発を進めて参ります。どうぞご期待下さい。

海外体験セミナー
 2009年3月24日(火)に韓国/ソウル、3月25日(水)に中国/上海・北京を弊社東京本社とTV会議システムでむすび、Engineer's Studioの体験セミナーを行いました。セミナー後には、新しいユーザインターフェースに対して好意的な感想などを頂きました。また、海外での設計基準に対して対応して欲しいというご要望も頂いております。今後、製品の機能を充実させて参ります。どうぞご期待下さい。




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シビルフォーラム 建設各分野の5NPOが連携する初のシビルフォーラム
開催概要ページ (Up&Coming 2009年3月号)
フォーラムエイトも助成するNPO等が建設技術者集団の役割問う

 去る2月5日、土木・建設に関わるNPO(特定非営利活動法人)5団体の主催によりシビルフォーラム「建設分野におけるNPO、技術者集団の役割 〜建設技術者の社会貢献・自己実現とNPOの活性化を目指して〜」が土木学会講堂(東京・四谷)で開催されました。

 「NPO連携推進の一環であると同時に、当NPOにとっては毎年開催している<市民参加による国土づくり・まちづくり>シリーズフォーラムの創立5周年記念第5回フォーラムでもあります」。NPO法人 ITステーション「市民と建設」(以下、「市民と建設」)理事長の花村義久氏は今回のフォーラムをこう位置づけます。

 「市民と建設」がNPOとしての活動をスタートしたのは、2003年11月。公共事業への市民参加を推進し、それにより住みよい環境の創造、豊かで安全な国土づくり・まちづくりに寄与することを目的に掲げます。その具体化に向けて、国土づくり・まちづくりに関する市民と行政の橋渡し役を自らの使命とし、関連情報を市民に提供するほか、環境と防災にウェートを置いた公共施設・構造物の活用を目指す市民活動と連携。さらに、関係者間でコミュニケーションを取る際にカギとなるIT(情報技術)活用の支援、国土の情報化や建設業におけるIT活用の推進も図るとしています。そのような中で、各種フォーラムやセミナーの開催も重ね てきました。

 自らの法人化5周年(設立6周年)を機に、「市民と建設」では初期の理念を改めて確認。その上で土木系NPOをネットワーク化し、共通の問題解決に連携して当たるのと併せ、NPO集団としての活動を一層活発化して社会的任務を全うしようとの構想が描かれました。そこで2008年8月、その趣旨に賛同した温故創新の会、国境なき技師団、橋守支援センター、人と道 研究会とともに5NPOから成る「シビルNPO連絡会議」(仮称)をスタート。さまざまな課題について検討する過程で、そうした取り組みや考えを社会に問いたいとの狙いから、シビルフォーラムが企画されるに至っています。

 土木・建設各分野の技術者およびNPOが集い、問題点を探りつつ今後の展望を見出そうという趣旨の下、今回フォーラムではとくにベテラン技術者の社会参加とNPO間の連携の促進にフォーカス。学会・行政関係者を含め、全国から110名が参加しました。

 まず、日下部治・東京工業大学教授が「建設分野におけるNPO、技術者集団の役割」と題して基調講演。NPOとNGO(非政府組織)の違い、NPOがGO(政府)やPO(企業)との関係で陥りがちな負の側面と棲み分けのポイント、建設分野のNPOに求められる役割、技術的経験を蓄積した技術者集団が求められる技術の伝承とそのための課題、今後のNPOへの期待、などが解説されました。

 続くパネルディスカッションは「建設技術者の社会貢献・自己実現とNPOの活性化を目指して」と題し、大林成行・NPO法人 地域の教育と文化を考え・行動する会代表をコーディネータに、日下部治教授、清野茂次・NPO法人 温故創新の会理事長、濱田政則・NPO法人 国境なき技師団理事(早稲田大学教授)、花村義久氏の4パネリストから構成。初めに各NPOの活動概要と抱える困難、建設分野のNPOに共通するベテラン技術者の参加促進・活動資金確保といった課題とその対策などについて議論を展開。社会的ニーズと技術者の意欲とのマッチング、あるいは自助・公助・共助の協調が今後NPO活動を活性化させていくためのポイントとして挙げられています。また、このようなテーマへの関心の高さを反映し、聴講者からも積極的な発言が見られました。

▲NPO法人 ITステーション 「市民と建設」理事長
  花村 義久 氏
▲シビルフォーラム・パネルディスカッション

<関連情報> Up&Coming 新連載 「橋百選」開始について (Up&Coming '09 早春の号掲載)




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体験セミナー「基礎の設計計算・杭基礎の設計・建築杭基礎オプション」レポート
開催概要ページ (Up&Coming 2009年3月号)
 1月28日、新製品である「基礎の設計計算・杭基礎の設計(建築杭基礎オプション)」の体験セミナーを開催しました。体験セミナーはTV会議システムにて東京、名古屋、大阪で同時開催し、15社19名のご来場を頂きました。厚く御礼申し上げます。

 開催内容は、最初に建築杭基礎オプションの概要を説明し、続いてサンプルデータを用いて入力項目の説明および操作体験をして頂き、その後質疑応答時間を設け、最後に基礎の設計計算擁壁橋脚等の関連製品の説明を行っております。
 体験セミナーでは、質疑応答時の質問回答や当方で用意したアンケート用紙に製品をご使用した感想等の回答を頂戴しました。

 質疑応答内容の主なものを以下に列挙します。

▲M-N画面
パイルキャップとは、上部構造の応力を直接または杭を介して地盤に伝えるために設けられた構造部分を言います(基礎指針より抜粋)。土木構造ではフーチングに該当すると考えます。
フーチング等の慣性力を水平力として考慮する場合、杭に作用する設計地震力は上部構造からによるもの+基礎部分に作用する地震力の値となります。現プロダクトでは、基礎部分に作用する地震力(PB = Kbase(0.1)・基礎重量Wb)を含めた水平力を直接入力していただく仕様となっておりますので基礎に関する地震力については別途算定していただく必要があります。

■今後の改訂予定
 初版からの改訂内容としては、以下の項目を考えております。
SC+PHC杭対応、地盤反力度の上限値直接指定、既製コンクリート杭換算断面データ自動計算、入力データのテキスト出力

 ご来場の皆様から、貴重なご意見、ご要望をお聞きすることができ、今後の製品開発において、大いに役立つ情報を得ることができました。今後、皆様からご愛用頂けるように努力して参りたいと思います。




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カイザー・プロジェクト発足記念講演会、3次元CAD国際シンポジウム
開催概要ページ (Up&Coming 2009年3月号)
 2009年1月16日、関西大学100周年記念会館にてカイザー・プロジェクト発足記念講演会が開催されました。本誌1月号でご案内のように、フォーラムエイトはプロジェクト参画企業の一員として、プロジェクトの活動推進に寄与しております。  >>カイザープロジェクト始動 (Up&Coming '09 新春特別号 掲載)
当日は、関西大学総合情報学部・田中成典教授(弊社顧問)による開催挨拶、東京大学空間情報科学研究センター・柴崎亮介センター長による招待講演、カイザープロジェクト進捗会議が行われ、多くの来場者のもとに記念講演会が行われました。
 2009年2月12日、関西大学東京センターにて3次元CAD国際シンポジウムが開催されました。当シンポジウムは、建設情報化の推進において、国内外で著名な先生方をお招きし、3次元CADを中心とした講演が行われました。会場内は満席に近い状況で、後列にも椅子を用意して着席頂くなど、多くの参加者のもとに盛況なシンポジウム開催となりました。
 関西大学古田均教授による開会挨拶に続き、関西大学田中成典教授(弊社顧問)による主催講演「関西大学カイザー・プロジェクトについて」が行われ、2008年7月から4ヵ年計画でスタートしたカイザー・プロジェクトの活動状況について講演が行われました。続いて、講演1から講演5までを、JACIC秋山実氏、東京大学柴崎亮介氏、清華大学馬智亮氏、スタンフォード大学Kincho H.Law氏、ブリティッシュコロンビア大学Thomas Froese氏の順で、ご講演頂きました。会場からも質疑応答が行われ、カイザープロジェクトや3次元CADへの期待感が強く感じられました。

▲東京大学 空間情報科学研究センター
  センター長 柴崎 亮介 氏

▲スタンフォード大学 工学部
  教授  Kincho H. Law 氏




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CALS/ECメッセ2009/震災対策技術展2009
(Up&Coming 2009年3月号)
●CALS/EC MESSE 2009   開催概要ページ
 2009年1月22日、23日に東京有明TFTホールにて開催された、CALS/EC MESSE 2009に出展いたしました。本展示会は、CALS/ECならびに建設ITに関わる技術・製品等の最新動向を一堂に集めた展示会・セミナーの場として、(財)日本建設情報総合センター及び(財)港湾空港建設技術サ-ビスセンターが主催し、毎年開催されています。今回から無料でセミナーが開催されたため、非常に多数の方がセミナーに来場されました。
 弊社ブースではUC-win/Road を中心に今後の3次元モデルデータの有効活用をテーマに事例紹介、簡易型ドライブシミュレータを展示し、多くの来場者に体験いただきました。弊社ではFORUM8 3D VR ソリューションとして積極的にCAD・解析&VRのデータ連携を行っており、GISデータとの連携にも対応しております。
 今後、3次元データの有効活用が「生産性の向上」、「維持管理の効率化」、「品質確保」に重要な役割を果たすことになると思います。さまざまな解析データとの連携にどうぞご期待ください。


●第13回震災対策技術展/自然災害対策技術展   開催概要ページ
 2009年2月5日、6日に横浜国際平和会議場にて開催されました、第13回 「震災対策/自然災害対策技術展」横浜に出展いたしました。
 弊社ブースでは、避難解析EXODUS/SMARTFIRE氾濫解析xpswmm 及び、避難・氾濫解析と連携したVRシミュレーションUC-win/Road ver.3.4を中心に展示を行い、多数の方にご参加いただきました。また、「耐震設計・動的解析、氾濫解析、津波解析、避難解析ソリューションとバーチャル・リアリティの活用」について出展者セミナーを行いましたが、多くの皆様に聴講いただきました。ここ数年に発生した大きな地震や、集中豪雨などによる河川の氾濫、土砂崩れなどの自然災害 で多くの被害が発生しており、弊社の避難・氾濫解析及びUC-win/Roadによる、災害・避難のVRシミュレーションには、多くの方々より、わかりやすいなどの反響をいただきました。弊社では、数多くの「震災対策ソリューション」を提供しています。

震災対策技術展/自然災害対策技術展
次回 2009年 4月 24日(金)〜25日(土) ツインメッセ静岡(MAP




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第2回 国際VRシンポジウム
開催概要ページ (Up&Coming 2009年1月号)
気鋭の建築系研究者による国際的なネットワーク、
             浮かび上がる3D・VR利用の新たな針路と可能性


 フォーラムエイトは2008年11月19日、「第2回 国際VRシンポジウム(The 2nd International VR Symposium)」を東京コンファレンスセンター 品川で開催いたしました。
 2000年5月の初版リリース以来、継続的な機能強化と応用分野の多角化に努める中で、3次元リアルタイム・バーチャルリアリティ(VR)ソフトウェア「UC-win/Road」の活用シーンは着実な広がりを見せています。その次期戦略VR製品として期待される「VR-Studio」のリリース(2009年予定)も間近に迫ってきました。もともと「VR-Studio」の開発に拍車が掛かる中、これを核としていっそうVRの世界展開を強化すべく、当社が2007年にスタートさせた「国際VRシンポジウム」。今回も昨年と同様、7回目を迎えた「3D・VRシミュレーションコンテスト by UC-win/Road」( 翌11月20日に同じ会場にて開催)と連携する形で実施しています。

●「World8」構想の経緯と具体化の流れ
 この「国際VRシンポジウム」は「SIGGRAPH 2007」(2007年8月、米サンディエゴ)出展の折、アリゾナ州立大学(ASU)建築環境デザイン学部建築・ランドスケープ学科の小林佳弘助教授から世界の建築分野における3D・VRモデリングをめぐる現状、課題あるいはニーズを踏まえ、建築系研究者による新しい国際的な連携の枠組み構築についてご提案いただいたことが発端です。
 道路事業をはじめ幅広い公共事業の合意形成を支援するツールとして開発された「UC-win/Road」は、その優れたVR作成・編集機能に加え、各種のデータやツールとも連携、多様かつ高度なシミュレーションを可能にします。また、これまでに日本語のほか英語、中国語、韓国語といった複数言語に対応。当社自ら新規利用分野の開拓に力を入れてきたこともあり、前述のコンテストでは近年、海外からの参加やユニークな応用例が目立つようになってきていました。
 このような背景の下、小林佳弘氏により (1)交通・人間モデルを含む動的なエージェントやコンテンツを伴う新たなVRアプリケーションの探究 (2)世界の建築系学識経験者とソフトウェア開発企業(フォーラムエイト)とを繋ぐ研究開発のための新たな枠組みの構築 (3)共通のプラットフォームを使う3D都市のモデル化・可視化に関する世界的な専門ワーキンググループの形成 ― を柱とする構想が描かれました。これはまさに、VR分野で世界展開の推進を目指すフォーラムエイトの経営方針と一致するものでした。
 次いでその具体化に当たっては、(1)共通プラットフォームとして「UC-win/Road」を用いさまざまな視点からVRモデルを作成する (2)共通プラットフォームを通じ各研究者が開発する3Dモデル化・可視化についての知識を共有する (3)その先一年間にわたる活動を通じ共通プラットフォームとしての「UC-win/Road」を利用するためのツールを開発する ― といったミッションを策定。
 これらの趣旨にご賛同いただいたハーバード大学大学院デザインスクールのコスタス・タージディス准教授および同デザインスクール博士課程の楢原太郎氏(いずれも米国)、マギル大学建築学科長のマイケル・ジェムトラッド准教授(カナダ)、ニューキャッスル大学建築・都市計画・景観学科のカルロス・カルデロン教授(英国)、バーレーン大学工学部建設・建築工学科のワーイル・アブデルハミード アシスタントプロフェッサー(バーレーン)、ザーイド大学ドバイ校総合科学部造形学科のロナルド・ホーカー准教授(UAE)、チリ・カトリック大学建築・設計・都市研究学部のクラウディオ・ラバルカ・モントーヤ准教授(チリ)、大阪大学大学院環境・エネルギー工学専攻の福田知弘准教授(日本)、および小林佳弘氏 ― の7ヵ国にわたる8大学9氏により国際学術グループ「World8」が構成されました。
 その皮切りとなった活動が「第1回 国際VRシンポジウム」(2007年11月20日、フォーラムエイト東京本社)。そこでは「World8」設立を宣言するのと併せ、各メンバーによる研究およびVRモデル活用事例の発表、その他講師による招待講演が行われました。
 次いで、2008年8月12〜14日に米フェニックスで「VRワークショップ at ASU」を実施。「UC-win/Road」の利用研修、「World8」としての中間報告および協議などで構成しました。
 これら「World8」の活動の区切りとして位置づけられるのが、今回の「第2回 国際VRシンポジウム」で、特別講演と併せ、各メンバーによるこの間の取り組みとVR応用作品が発表されています。

●「第2回 国際VRシンポジウム」の構成
 「第2回 国際VRシンポジウム」は、「World8」およびその一連の活動をコーディネートしていただいてきた小林佳弘氏の挨拶からスタート。続いて、英国ティーズサイド大学理工学部のナシュワン・ダーウッド教授、英国グリニッジ大学計算数理科学部のエドウィン・R・ガレア教授がそれぞれ特別講演を行いました。

■特別講演1
   「VR Application to Construction PM」  Nashwan Dawood 教授(ティーズサイド大学、英国)

 シンポジウムの冒頭は、英国ティーズサイド大学理工学部建設イノベーション研究センター(CCIR)長のナシュワン・ダーウッド教授により「建設プロジェクト・マネジメントへのVRの適用」と題する特別講演です。
 建設マネジメントと情報技術(IT)を専門とする同氏は、初めに自身がセンター長を務めるCCIRについて紹介。次いで、ヨーロッパの建設業界が今日抱えるさまざまな課題を挙げ、それらを解決するツールとしてVRのリアルタイムな可視化シミュレーションなど各種の機能性に着目。VRの活用が建設プロセスやその成果物にもたらす将来の改善可能性を描きます。
 その上で、バーチャルな建設現場の計画フェーズへVRシミュレーションを活用することによる改善効果を研究する試みに触れ、4次元や5次元ベースの考え方について解説。実際にそれらのモデルを導入して実施したさまざまなプロジェクト例について映像を交えながら説明します。
 そのほか、最近のユニークな例として、GPS(汎地球測位システム)を使った拡張現実(AR)技術の応用に関するユーティリティ企業との共同研究、都市モデリングをベースに社会・環境・経済への影響分析と連携させる都市計画の研究プロジェクト、半年前にスタートしたばかりの大型プロジェクト「IntUBE(Intelligent Use of Buildings' Energy Information)」においてBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ベースの可視化やシミュレーション手法によりエネルギー消費削減に繋がる技術を開発しようという取り組みにも言及しました。
 さらに、注目されるVR・シミュレーション技術、新しい研修・教育手法について紹介した後、これらが今後の建設や都市計画の分野において変革の駆動源になり得るとの見方を示します。
▲Nashwan Dawood 教授 ▲「VR Application to Construction PM」講演の模様
▲Construction Innovation and Research ▲Application of 4D to town planning

Nashwan Dawood 教授(ティーズサイド大学、英国)
総合建設とITを専門に活動。英国Teesside大学において、建設技術革新研究センター所長。近年は、土木業界におけるプロジェクト・リスクマネージメント、原価予測と分析、施工手順におけるVRと可視化の適用、4D施工計画とスケジューリング、プレキャストコンクリート業界におけるシミュレーション最適化技術、そしてゲームエンジンの施工トレーニングへの適用などをテーマに活動中。


■特別講演2
   「EXODUS / SMARTFIRE」  Ed Galea 教授(グリニッジ大学 火災安全工学グループ、英国)

 英国グリニッジ大学計算数理科学部火災安全工学グループ(FSEG)長のエドウィン・R・ガレア教授の講演は「計算火災工学」と題し、とくに「火災と避難のコンピュータ・シミュレーション」に焦点を当てます。
 初めに、グリニッジ大学の概要およびFSEGの設立経緯・組織・主な研究対象などを紹介します。その中で、FSEGが20年間にわたる研究を通じて開発してきた計算火災工学とそれに基づくアプリケーション・ツールに言及。それが火災や避難という複雑な概念に対してどう理解し、モデル化を図ってきたかという観点から、パニックへの着目とその分析を踏まえた人間の挙動のモデル化について説明します。
 そのベースとなっているのが、FSEG自ら取り組んできた多くの調査・実験。火災や事故など多様な状況下で人々が実際にどう避難したかに関する精力的なデータ収集を行っています。その一環として同氏が注目しているのが、人々の挙動への文化の影響ということ。ロンドンの地下鉄テロと韓国の地下鉄火災における乗客の避難時の挙動、あるいは中国とスペインにおけるエスカレーター利用時の行動パターンなどを例に、文化的な背景による明らかな差異が窺われるとしています。
 続いて、FSEGが開発した建築環境向け避難モデル「building EXODUS」、海洋環境向け避難モデル「maritime EXODUS」、火災モデリング用のCFD(計算流体力学)ソフト「SMARTFIRE」それぞれの機能やさまざまな活用事例を紹介。さらに、エスカレーター・エレベーター・階段の利用と人間の挙動との関係、あるいは「building EXODUS」の新機能など開発中の取り組みにも触れます。
▲Ed Galea 教授 ▲「EXODUS / SMARTFIRE」講演の模様
▲エレベーターへの対応(開発中) UC-win/Road for EXODUS

Ed Galea 教授(グリニッジ大学 火災安全工学グループ、英国)
1986年より、英国グリニッジ大学の教授。また、同大学に設立されている火災安全工学グループ(FSEG)のディレクターとして活動。(FSEG:火災や人間行動、避難、通常時における群集の挙動について研究。)"SFPE Jack Bono Engineering Communication Award(2008)"をはじめとした多数のアワードを受賞。現在も様々なプロジェクトへ参加し、検証実験、調査等の活動や論文発表など精力的に活動中。


■「World8」研究発表

 「World8」の研究発表に先立ち、小林佳弘氏がまず、「World8」としての一年間にわたる活動を整理。冒頭で触れたビジョンやミッション、あるいは現状の課題認識を改めて確認。その上で今回、メンバーがそれぞれのアイディアについて「UC-win/Road」で表現した成果を発表することの意義を説きます。そこで今後は、その研究成果を外部へ積極的に発信していくとともに、これらの成果を利用してさらに大きな研究プロジェクトへと発展させていきたい、などとしています。
 引き続き、現在自身が取り組む「デジタル・フェニックス・プロジェクト」について、プロジェクト全体の概要と最新状況、そこでのVRモデル作成の流れ、それをベースとする新たな応用例および自身の関連する研究について説明しました。
Overview of World8 Activity

▲Prof. 小林 佳弘 (アリゾナ州立大学, USA)

 コスタス・タージディス氏は、まず自身の最近の取り組みとしてストキャスティック・サーチ(確率論的探索)について解説。その観点から「UC-win/Road」を使って作成したVRによるシミュレーションへの見方を説明します。また、実際に自らVR作成を試みながら、その自動化されたVRの作成・編集機能への注目を述べます。
▲Prof. Kostas Terzidis (ハーバード大学, USA)

 楢原太郎氏は、建築空間の特性に対する人間の心理的反応を可視化可能な人間行動モデルを開発し、それをデザイン検討に利用したいという従来からの発想とその利用イメージを紹介。その上で、モーションキャプチャファイルを用いてリアルな人間の動きを再現するモデルをつくり、それを「UC-win/Road」に移し、なおかつ心理的な要素をそこにどれだけ盛り込めるかにチャレンジした今回の試みを解説。その結果、それが間接的ながら可能であることを確認できたとしています。
▲楢原 太郎 氏 (ハーバード大学, USA)

 次いで、ビデオ参加のワーイル・アブデルハミード氏は、実際に自らリーダーとして参加したエジプトのプロジェクトを例に、「形態計画プロジェクトにおけるVR利用」と題して発表。「UC-win/Road」を使い作成した複数VRモデルを基に、抽象的な要素を評価や意思決定プロセスに反映する試みについて説明。アウトプットをリアルタイムに可視化できるなど、「UC-win/Road」のプランニングやデザインツールとしての可能性に注目します。
▲Prof. Wael A. Abdelhameed (バーレーン大学, Bahrain) (ビデオ講演)

 マイケル・ジェムトラッド氏に代わって講演に立ったマギル大学建築学部客員教授のトーベン・バーンズ氏は、都市デザイン研究開発プロジェクトへの「UC-win/Road」の利用可能性について、最近のモントリオールにおける路面電車を中心とした公共交通インフラの検討を例に紹介。そこでは「UC-win/Road」を開発およびコミュニティとの対話ツールとして利用しており、実際に作業に当たったメンバーからの使い勝手への評価や改善提案を報告しました。
▲Prof. Torben Berns (マギル大学, Canada)

 ロナルド・ホーカー氏は、授業を通じ実践的演習にウェートを置く上で、応用研究プロジェクトのカリキュラムへの統合と不十分なリソースをどうするかが問われてきたと説明。その観点から、自身が取り組むUAEの歴史・文化の基本データをデジタル文書化して蓄積することの意義を説きます。そこではさまざまなソフトウェアが使われている中で、「UC-win/Road」による可視化は多様なレベルやアングルの視点が得られ、プライバシーを守りつつ各システムの構造を把握できるなどのメリットを実感しているとしています。
▲Prof. Ronald Hawker (ザーイド大学, UAE)

 クラウディオ・ラバルカ・モントーヤ氏は、3D都市モデルやシミュレーションを自身のデザインプロセスに取り入れる一方、都市コードとも連携させてサンティアゴ市内のさまざまな箇所に適用してきました。ここでは同市郊外のスキーリゾートを中心とする道路整備に関するプロジェクト向けに行った3Dモデルによる可視化を含むデジタル・プランニングについて紹介。そこでの「UC-win/Road」を利用した作業手順、浮かび上がった課題やメリットなどを説明。今後の活用可能性に期待を示します。
▲Prof. Claudio Labarca Montoya (チリ・カトリック大学, Chile)

 メンバーの最後の研究発表は、福田知弘氏により「環境デザインのための3D CG/VR」と題して行われました。まず、環境デザインの対象や3D CGとVRの違いなどについて解説。この一年間の取り組みとして堺市で計画中のLRTプロジェクト、台湾のNext Geneプロジェクト、高校生との共同プロジェクトを紹介。そこでの「UC-win/Road」や3D CGの利用とさまざまな工夫、トラフィックシミュレーションやヒューマンアクティビティ、イージーモデリングについて詳述します。その上で、いかにVRの魅力や訴求力を強化していくか、建築の世界での利用の場を広げていくか、オンサイトで検討するためのユビキタス対応、などを今後の課題と位置づけます。
▲Prof. 福田 知弘 (大阪大学, Japan)

 なお、「World8」メンバーのうち、カルロス・カルデロン氏は急用のため、今回シンポジウムでの研究発表は不参加となりました。「World8」メンバーの皆様にはご多忙の中、その趣旨をご理解賜り一年間にわたってご対応いただきましたことを改めてお礼申し上げます。

■特別講演3
   「Analysis of Tsunami and Disaster Control」   今村 文彦 教授(東北大学、日本)

 今回シンポジウムの最後を飾った特別講演は、東北大学大学院工学研究科土木工学専攻の今村文彦教授による「津波解析と災害制御」です。同大工学研究科付属災害制御研究センターにおいて津波工学や自然災害科学に関わる幅広い研究を行う観点から、ここでは津波による災害の実情と避難警報など津波被害を軽減するための数値シミュレーション技術について述べます。
 まず、津波の基本的な理解のため、地震によって津波が発生、海域を伝播し、沿岸部に遡上して陸上の人的・物的被害をもたらすというメカニズムを解説。その上で、過去に日本で起こった津波の例、また日本が世界的にも高頻度で津波が起きている実態に触れ、過去の津波についてその発生・伝播・遡上といったメカニズムの数値シミュレーションを開発してきた経緯を振り返ります。
 とくに同氏が注目するのは、2004年のスマトラ沖地震・津波です。歴史的な規模だったとはいえ、今後日本でも起こり得ないわけではないとの発想から、その詳細なデータを基にメカニズムを分析し、NHKと協力してCGを作成。地震発生を受けて海面が隆起し、それが陸地へと向かう様子、沿岸部では引き波の後、大きな押し波が襲ってくる様子、津波が街中を遡上してくる様子、などをリアルに再現しています。
 その際、リアルタイムなシミュレーションを行うには非常にハイオーダーのモデルが必要となり時間を要することから、ここでは独自の数値計算法により地震の発生場所や規模、メカニズムなどを入力することによりリアルタイムで実際に近いシミュレーションを可能にしていると説明します。
▲今村 文彦 教授 ▲「Analysis of Tsunami and Disaster Control」 
  講演の模様
▲Analysis on Tsunami and Research for disaster control

今村 文彦 教授(東北大学、日本)
東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センターにおいて、災害科学、流体波動数値計算(津波等)、国際津波防災技術開発及び移転、歴史地震津波痕跡調査(国内外)、地形・かたち(フラクタル幾何学など) 、流雪溝(2相流体)、避難シミュレーション(北海道・奥尻を対象に開発中) 、認知心理学(記憶と人間行動)などを研究テーマに活動中。


 この後、小林佳弘氏の司会で「World8」の各メンバーによるディスカッションを展開。最後に、コスタス・タージディス氏および福田知弘氏の「World8」としての研究成果に対し、それぞれアカデミー奨励賞が贈られました。なお、海外からの聴講者にも配慮し、いずれの講演・発表とも日英の同時通訳が用意されています。

 すべての講演終了後、「VRプレゼンテーションと新しい街づくり」の出版記念パーティを兼ね、交流の場としてネットワーキング・パーティを開催、多くの皆様にご参加いただきました。有意義な機会となりましたことを重ねてお礼申し上げます。




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「VRプレゼンテーションと新しい街づくり」の出版記念パーティ
(Up&Coming 2009年1月号)
 第2回国際VRシンポジウムのネットワークパーティにおいて同日11月19日に発刊した「VRプレゼンテーションと新しい街づくり」の出版記念パーティを開催いたしました。執筆者である大阪大学工学部、福田知弘 准教授、大成建設株式会社 関文夫氏にもご挨拶いただき、予定通り、無事発刊にこぎ着けたことを報告させていただきました。VRの活用や適用事例の紹介とUC-win/Roadを使ったVRのモデリング、プレゼンテーション技法を解説する他に類を見ない最新のVR技術専門誌に仕上がっています。お求めは、弊社または、主要書店にお問い合わせ下さい。 >> お問い合わせ営業窓口

 VRプレゼンテーションと新しい街づくり
安藤忠雄氏特別寄稿
UC-win/Road Ver.3.4体験版収録
VRプレゼンテーションの活用事例
著:福田知弘/関文夫 他
■価格:\3,990  ■出版社:エクスナレッジ刊
■160ページ オールカラー
  2008年11月19日発売







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第7回 3D・VRコンテストレポート
開催概要ページ (Up&Coming 2009年1月号)
 フォーラムエイトでは、昨年11月に第7回となる「3D・VRシミュレーションコンテスト by UC-win/Road」を開催いたしました。本コンテストは、UC-win/Roadの2002年ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー受賞を機に創設したもので、VRの高度活用を図るための技術発表の場として、これまで数多くの優れた作品が発表されています。
 昨年と同様にノミネート及び本選における選考委員に専門家の皆様の参加をお願いしました。景観デザインやまちづくり、設計技術などにかかわる優れた実績と見識を有した方々を選考委員に迎えることで、より一層の技術向上に役立つものと考えます。また、CG-ARTS協会(財団法人 画像情報教育振興協会)、月刊「CAD&CGマガジン」(エクスナレッジ社)、月刊「橋梁&都市PROJECT」(橋梁編纂委員会)、「建通新聞」(建通新聞社)に後援いただくとともに各紙で報道していただきました。
 ノミネートは、本選に先立ち、11月7日東京本社にて選考委員3名により行われ、即日結果が発表されました。最終的には、委員の方々の採点を合計し、上位より12作品が選定されました。

▲VRコンテスト・ノミネートの模様、12作品(国内6、海外6)にノミネート賞が贈られた。

 本選は、2008年11月21日、東京コンファレンスセンター・品川 大ホールAにて、開催され、ノミネート12作品のプレゼンテーションが行われました。海外からは、シンポジウム参加の研究者や応募作品関係者の参加をいただき、200名収容の大ホールが満席となりました。
 審査結果としては、関文夫氏より、審査員を代表してコメントをいただきました。今回は、海外からは、大規模なプロジェクトが多く出品され、国内では、高齢者の避難シュミレーション、運転シミュレーション、教育ツール、技術のアドバタイジングなどVR機能を駆使している作品が目立ったとのことです。また、VRが今までは、個別のクライアントへの説明に用いられるケースが多かったが、今回の作品では、プロジェクトの企業、学生、市民など不特定多数の方々への説明に利用されているとのことでした。VRがある種の社会的なメッセージを持ち始めており、VRの新しい使い方が紹介されたと結んでおられました。
 3D・VRコンテストは、来年VR-Studioをリリースし、第8回となることから今まで以上に盛大に開催したいと考えています。会場スペースも倍以上の規模で2009年11月20日の開催を予定しています。

▲会場・東京コンファレンスセンター・品川 ▲グランプリトロフィー、副賞賞品

●受賞作品

vr.forum8.jp (UC-win/Roadサイト) 及び UC-win/Road ビデオ・ギャラリー にて、
受賞作品の動画ムービーをご覧いただけます。


IEEE VR 2009(全米電気学会・バーチャルリアリティ)のVIDEO部門で、UC-win/RoadのVIDEOが採用されました。
UC-win/Road・3D/VRコンテストのレビューVIDEO(制作:Reid Baker) (mov形式 1,034,232KB)
 Apple社のQuickTimeでムービーをご覧いただけます。 >>無償プレーヤーのダウンロード

GRAND PRIX  グランプリ
「CGシミュレーションを用いた模擬運転診断システム」
 独立行政法人 自動車事故対策機構
 運転適性診断システム「ナスバネット」の最も特徴的な機能である「CGシミュレーションを用いた模擬運転診断」において、VRシミュレーションを活用。安全エコ運転度・予防安全運転度・先急ぎ運転度・思いやり運転度の各診断をカバー。本シミュレータ上での運転による車両の動きを詳細に記録し、その記録をWebを介して分析し、安全運転のアドバイスに役立てている。商店街、幹線道路、高速道路コースの各シナリオが紹介された。
EXCELLENCE AWARD  優秀賞
「堺市 大小路LRT計画VRデータ」
 大阪大学大学院 工学研究科環境・エネルギー工学専攻
 本VRは堺市で計画中のLRT 整備事業の検討と合意形成のために作成。導入予定区間の内、南海電鉄本線堺駅から高野線堺東駅までの区間約1.6 qを対象とした。現況以外にLRT 軌道の外寄せ配置案、トランジットモール案や沿道景観改善案などを表現し、堺市都心部の将来について、交通や景観の視点から検討できることが紹介された。
IDEA AWARD  アイデア賞
「駅構内の地下通路建設における工事桁の架設」
 株式会社 ノダエンジニアリング
 駅構内におけるバリヤフリー化に伴い、エレベーター及び線路直下の地下通路建設工事を行うため、地下通路上に一時的な仮設工事桁を架設する工事である。ホームに挟まれた狭い箇所での設置作業となり、クレーン作業が不可能なため、新たな架設機工法を検討し、VRモデルで説明された。
ESSENCE AWARD  エッセンス賞
「研究・教育カリキュラムへのVR活用事例」
 大同工業大学 工学部都市環境デザイン学科
 研究では、VRによる街路景観パターンの作成とマーケティング手法を応用した街路景観の評価手法の提案を行っている。また、2007年度よりVRを用いたまちづくり教育の一貫としてUC-win/Roadの実習を導入しており、多様な視点から設計・デザイン提案が行える技術者の育成を目指している。
OVERSEAS AWARD  海外部門賞
「AFRICA_SUDAN プロジェクト」
 CION Media Company (トルコ)
 CION Media社はアフリカのスーダンにあるダルフールの飢餓と貧困に苦しむ人々のために、新しい町の3Dモデルを作成した。このプロジェクトのアイディアは、慈善家からの寄付を貧しい人々の支援に役立てているKIMSE YOK MU? 団結と支援の会によるものである。プロジェクト地域は現在砂漠であり、人々はそこでテント生活を送っている。新しい都市として機能するのに必要な800の一階建て住宅、モスク、自治体のオフィス、学校、保健所、公教育センターなどが含まれたVRモデルが紹介された。
HONORABLE JUDGE'S AWARD  審査員特別賞 地域づくり賞
 NPO地域づくり工房  傘木 宏夫 氏
「山C-壽洞 VRシミュレーション」
 釜山地方国土管理庁 (韓国)
 慶尚南道山清郡生草面伸延里から咸陽郡水東面火山里まで新設される国道3号線計画にて、村の住民間で意見対立があり、村の前を通過する路線と村の裏を迂回する路線などを比較して最適の路線選定が必要とされた。住民説明会を通じて地域住民達に最適の案(村裏の通過路線)が選択された。
HONORABLE JUDGE'S AWARD  審査員特別賞 デザイン賞
 大成建設株式会社 関 文夫 氏
「3次元VRを活用した高齢化社会の避難シミュレーションの事例」
 大成エンジニアリング 株式会社
 高齢化社会環境の中で、高度成長期に建設された公共施設物が多く現存する。3次元VRを活用した避難解析は、高齢者を含む固有特性を活用した解析で、現状の施設構造を利用し低コストな安全対策の提案が可能である。本事例はトンネル内事故火災を想定し高齢者と健常者の避難状況を3次元VRと避難解析を連携して紹介された。
HONORABLE JUDGE'S AWARD  審査員特別賞 技術賞
 八千代エンジニヤリング株式会社 喜多河 信介 氏
「Digital Phoenix Project by UC-win/Road III」
 Arizona State University (USA)
 2年前スタートした総額一億円のデジタル・フェニックスプロジェクト。目的として、1)高速道路から中心地までの交通を発生させ、主要道との交差点での交通状況可視化 2)ドライブ・シミュレータによる運転と、その時間、CO2排出量データ収集 3)テロなどの緊急事態の交通ルート実験ツールの開発 などに活用する学術研究VRモデルである。多数の交通ルートと大規模な交通流の様子がわかり安く説明された。

 Design Festival
FORUM8デザインフェスティバル
2009年11月18日〜20日  会場:東京コンファレンスセンター・品川(予定)

 ●第8回 3D・VRコンテスト 2009年11月20日開催予定



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Car testing Japan
開催概要ページ (Up&Coming 2009年1月号)
 フォーラムエイトは、2008年12月9日〜11日まで、TFTホールで開催されたCar Testing Japan 2008 Winterに出展いたしました。自動車試験・計測・制御・シミュレーション関連技術、機器にフォーカスしたコンファレンス&展示会としては、日本唯一のユニークなイベントで、フォーラムエイトでは、ブース出展ならびに協賛セッションでの講演を行いました。
 ブースにおいては、スバルカスタマイズ工房株式会社様、株式会社バーチャルメカニクス様のご協力により、CarSimの車両ダイナミクスを組み込んだUC-win/Road6軸モーション体験シミュレータ(SUBARU型)を展示し、数多くのご来場者に体験いただくことができました。本シミュレータは、お客様のご要望により、柔軟に様々な安全支援機能などを組み込むことが可能で、会場においても多数のお問い合わせをいただきました。
 協賛セッションでの講演においては、自動車業界での活用事例を中心に、UC-win/Roadの効率的なコース作成機能等をご紹介し、参加者の方々に興味深くご聴講いただけたかと思います。
 フォーラムエイトでは、今回展示を行った、体験シミュレータ以外にも、研究用シミュレータや、各種リアルタイムハードウェアとの接続のご提案も行っております。今後のUC-win/Roadドライブ・シミュレータの自動車業界における展開にも、ぜひご注目ください。


UC-win/Road体験シミュレータの特徴
 1)自由なVR空間の適用、リアルタイムで多様な走行環境を提供
 2)様々な安全装置の実装、カスタマイズ提供が可能
 3)標準VRデータは無償、シナリオ、イベント、高HZ化カスタマイズ対応
 4) コンパクトなボディデザイン
 5) 実車感覚の操作感の実現
 6) 設置のしやすさ、移動のしやすさの実現
 7) 各種安全装置の標準装備




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海外開催レポート

第16回 ITS 世界会議ストックホルム
(Up&Coming 2009年11月号)
●参加者の概要
 2009年9月21日(月)〜9月25日(金)まで、スウェーデン・ストックホルムで開催された第16回ITS世界会議ストックホルム2009に論文発表およびブース展示を行いました。
 ITS世界会議は、毎年、世界各地の都市で開催され、世界中の自動車メーカー、関連機器メーカーが一同に集結し、技術紹介や展示を行っています。
 フォーラムエイトでは、2004年の愛知 名古屋以降、サンフランシスコ(05年)、ロンドン(06年)、北京(07年)、ニューヨーク(08年)に参加しており、UC-win/Roadと、そのシステムを展示しています。

●フォーラムエイトブースの模様
 フォーラムエイトブースでは、UC-win/Roadドライブ・シミュレータの実機とUC-win/Roadエコドライブプラグインによるエコドライブシミュレータ、UC-win/Roadコミュニケーションプラグイン、5ch映像表示機能を用いた「幻のアリゾナフェニックスF1レースゲーム」をメインに展示いたしました。
 エコドライブシミュレータでは、来場者に運転して頂いた後、取得した走行ログを瞬時に計算し、その運転者のガソリン消費量が表示されます。また、結果レポートの出力が可能で、その場で結果をプリントアウトして持ち帰るという企画を実施し、のべ240名を超える来場者の方々に体験して頂くことができました。
 計算のためのパラメータ(一部)、結果レポートデザインはユーザが変更できるため、自社のエコドライブ検討システムへの適用を示唆して頂いたお客様もいらっしゃいました。
 UC-win/Roadコミュニケーションプラグインを用いたレースゲームでは、会場のインターネット回線を利用して、弊社の東京本社と接続し、会場2台、東京本社1台によるレースゲームを体験して頂きました。


▲フォーラムエイトブース

▲ITS JAPANブーステープカットの模様
  弊社 代表取締役 伊藤 裕二も参加 
▲ITS JAPANブース 


■インフラ協調型安全運転支援システムシミュレータ(UC-win/Road体験シミュレータ型)

本誌Up&Coming77号、ユーザ紹介”トヨタ自動車株式会社”で紹介されたシミュレータが展示されました。
▲TOYOTAブース

 会場の1台は、5ch映像出力機能を用いて5画面にシーンが表示され、迫力のあるドライブを430名を超える方々にご体験頂くことができ、東京とリアルタイムにレースを行っていることに驚かれる来場者の方も多数いらっしゃいました。
 コミュニケーションプラグインの研究用途での利用を検討される来場者の方もおられました。シナリオ機能では、表現が難しい自然な人間の運転行動を、コミュニケーションプラグインにより被験者DSに接続したドライバが運転を実施して、自然な運転行動を模擬するという利用方法を想定されていました。

●論文発表・ポスターセッション
 今年のITS世界会議では、初めて論文を投稿し発表を行いました。論文テーマとしては、2題ありました。フォーラムエイトVRサポートグループ Thea Hack Lorentzenより発表を行い、その後のポスターセッションにも参加いたしました。
 論文の1題目は、「Virtual reality simulation for transportation」と題し、UC-win/Roadの道路設計、都市計画、合意形成、ドライバトレーニング、避難解析連携などの事例を発表しました。
 2題目は、東京農業大学、中日本高速道路(株)、(株)ニュージェックと共同執筆し、「model for optimal alignment search」と題して、中日本高速道路(株)が開発した、遺伝的アルゴリズム(GA)による道路線形最適化システム「OHPASS」と「UC-win/Road」の連携について発表いたしました。
 「OHAPSS」は、GAにより、工費も含めた最適線形を導き出す画期的なシステムで、これにUC-win/RoadのVRシミュレーションが連携することで道路設計における初期段階の線形検討、概算費用算出、VRシミュレーションを一連で行うことができます。
 発表後、イギリスの道路設計コンサルタントからもソフトウェアの実業務での適用についてのお問い合わせもあり、注目度も高かったものと思います。

●参加者の概要
 2010年の第17回ITS世界会議は、韓国釜山で「Ubiquitous Society with ITS」をテーマに開催が予定されています。現在、弊社では出展を計画しております。VR-StudioTM、UC-win/RoadによるITS関連の最新技術を展示する予定です。ご期待ください。

▲UC-win/Roadドライブシミュレータ  ▲エコドライブレポート画像

▲VRサポートグループ Thea Hack Lorentzenの
論文発表の模様 
  ▲PPT資料 



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ROTEX2009/韓国 仁川
(Up&Coming 2009年11月号)
 韓国インチョン市にある展示会場ソンドコンベンシアで、2009年9月23日〜26日に開催された「ROTEX2009:International Road & Traffic Expo 2009」に出展いたしました。「第13回REAAA:Road Engineering Association of Asia Australasia」も同時に開催され、世界155カ国、2万名以上の方が参加された大規模な展示会となりました。
 展示会には、韓国を始めアジア諸国の政府関係者や、建設コンサルタント、建設会社、交通関連の研究機関など数多く来場され、ITSシステムや交通技術に関する新しい技術に関心を示されました。
 弊社は韓国の販売店であるBASIS Inc.と共同で出展し、UC-win/Roadドライブシミュレータを3台設置し、走行シミュレーションを中心に展示しました。交通解析プログラムの結果をダイレクトにVRデータ化する、マイクロシミュレーションプレーヤープラグイン機能を展示し、好評を得ました。
 また、弊社ユーザである韓国道路公社ブースでは、UC-win/Roadを利用した実車型ドライブシミュレータを展示し、多くの来場者が体験していました。
 来年は、ITS世界会議が釜山で開催される予定で、当社も参加を予定しています。
▲FORUM8 DS(韓国道路公社ブース) ▲展示ブース



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第2回 工程建設コンピュータ 応用創新フォーラム/中国 上海
(Up&Coming 2009年11月号)
 2009年9月24日〜25日に中国上海市で開催された「中国第2回工程建設コンピュータ応用創新フォーラム」(主催:中国土木工程学会)に出展いたしました。今回のテーマは「建設工程における三次元モデルとバーチャルリアリティ実現表現」ということで、当社をはじめ、Autodesk、BentleySystemsなどのソフトウエアメーカーを中心に全10社が協賛し、ブース展示と講演を実施しました。当社からは、「UC-win/Road」と「Engineer'sS tudio(TM)」に関する2つの論文投稿をおこない、ともに論文集に掲載されています。
 展示ブースでは、UC-win/Roadを利用したVRシステムを紹介しており、特に新機能であるコミュニケーションプラグインを利用したドライビングゲームは、来場者の関心を集め、多くの方々に体験頂きました。また、講演では、UC-win/Road MicroSimulationプラグインを利用したサンプル事例など紹介し、約20分間のプレゼンテーションを実施しました。

▲展示ブース
 中国土木工程学会のコンファレンスは毎年開催されていますが、講演テーマも近年中国で注目されている分野であり、大手建設コンサルタントや大学、研究機関など200名以上の来場がありました。
 来年はハルピン市(テーマ:3次元モデリングとBIMを予定)で開催されます。
▲講演会場 ▲プレゼンテーション



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第2回 アジア橋梁サミット/中国 上海
(Up&Coming 2009年11月号)
 第2回アジア橋梁サミットは上海MERISIS Inc.の主催により2009年9月24日〜25日に中国上海市で開催されました。二日間の会議は中国を中心に、日本、韓国、インド、東南アジア、ヨーロッパや北アメリカなど、世界各国の専門家、研究者150名以上が参加していました。
 講演会場では、特に新しい取り組みをしている19名の専門家が発表をおこない、橋梁計画、設計、製造、運送、施工、維持などライフサイクル毎の分野について、技術の紹介と議論がおこなわれました。
 特に会議中、中国、韓国、タイ、マレーシアの専門家や政府関係者がパネルディスカッションを行い、アジア各国の橋梁設計基準、特に国境界を越えるODA案件の建設プロジェクトについて議論がおこなわれました。
 フォーラムエイトは出展企業として参加し、会議主催者及び発表者、来場者など幅広い専門家に、「Engineer's Studio(TM)」「UC-win/FRAME(3D)」の紹介や日本の橋梁解析技術についての情報提供、意見交換を行いました。

▲展示コーナー
 次回、第三回アジア橋梁サミットは2010年6月に同地上海市にて開催が予定されています。
▲講演会場 ▲講演会場内の様子



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第2回 VRシンポジウム-World16サマーワークショップ
(Up&Coming 2009年9月号)
 2009年7月28日〜31日の4日間、World16グループは第2回目の夏期ワークショップを日本で開催致しました。 第1回目は、2008年8月12日〜14日の3日間、アリゾナのフェニックスにて開かれ、当時はWorld8として知られていました。
 World16グループの目標は、初期のWorld8グループによって築かれたUC-win/RoadによるVRの研究の土台に基づき、研究を進めていくことです。 新しいメンバーは既存のメンバーと協力し、研究をしていきます。
▲ワークショップオープニング

●参加者の概要
 今年、World16はThomas Tucker氏(Winston-Salem State University‐アメリカ)をメンバーとして迎えました。Tucker氏は継続メンバーのRonald Hawker氏(Zayed University‐アラブ首長国連邦)と、生態ゾーンにおける構築環境と自然環境の関係を理解するために、ラスアルハイマ(Ras al-Khaimah Village)の大部分を視覚化しようと考えています。
 Ruth Ron氏(University of Florida‐アメリカ)とMatthew Swarts氏(Georgia Institute of Technology)も今年から参加することになりました。二人はフロリダの新しい高速道路の周辺をUC-win/Road を使って視覚化し、騒音レベルを表す効果的な方法を研究していきます。
 同じく新しく加わったPaolo Fiamma氏(University of Pisa‐イタリア)は現在、オリジナルメンバーであるClaudio Labaraca氏(Pontificia Universidad Catolica de Chile‐チリ)との共同研究を計画しています。計画段階である間、施工手順を示すため、UC-win/Roadを(Frame 3Dを含む)他の解析ソフトウェアと一緒に利用したいと考えています。
 Marcos Novak氏 (University of California, Santa Barbara‐アメリカ)も新しいメンバーです。彼はUC-win/Roadを用いて身体過程と意思決定の縮図をシミュレーションする可能性を追求していく予定です。
 Yen-Liang Wu (AW)氏 (National Chiao Tung University‐台湾)もWorld16のメンバーとなります。AW氏はアセスメント用にVRに道路と地形を組み込み、新規高級住宅開発のモデリングを調査する予定です。
 継続メンバーのTaro Narahara氏とKostas Terzidis 氏(Harvard University‐アメリカ)はデザインにおける順列を作成し、それらをUC-win/Roadを用いて表示するというプロジェクトを計画しています。さらに、物理的接触インタフェースを研究プロジェクトに組み入れたいと考えています。  
 Wael Abdelhameed氏(University of Bahrain‐バーレーン)も、継続してWorld16として活動していきます。 彼は断熱と建設シミュレーションのためのエネルギーのモデリングに重点を置いています。
 また、World8からのオリジナルメンバー、福田知弘氏(大阪大学)は今年、UC-win/Roadを使った大阪のデジタルモデルを大きな物理的モデルと統合するために複合/拡張リアリティ(MR/AR)に取り組んでいきます。
 Andrew Chung氏はメンバーに復帰したMichael Jemtrud氏と共にMcGill University (カナダ)の代表として参加しました。二人はUC-win/Roadを用いて、モントリオールの都市再開発と交差点のモデリングを行う予定です。
 最後に、小林 佳弘氏(FORUM8 AZ代表、Arizona State University‐アメリカ)は、World16のホストとして活動を取りまとめていきます。また現在、急速都市モデリングのためのbaked lightingとprocedural modelingに関する自身の研究も実施しています。

 東京本社では、メンバーのUC-win/Roadの理解をさらに深めるためのディスカッションと個別指導セッションが行われました。これらのディスカッションとセッションは、彼らがどのようなタイプのプロジェクトに着手するか、最初の考えをまとめるのに非常に重要な役割を果たしました。

 東京オフィスで2日過ごした後、グループは更なるセッションのために箱根に移動しました。箱根ではメンバーの一人ひとりがUC-win/Roadを使用して、じっくりとプロジェクトに関する最初のプランをまとめることができました。この間に、FORUM 8東京とFORUM 8 AZのメンバーは、ソフトウェアについての個々の質問に対応しました。
 質問には、UC-win/Roadに外部のシミュレーションを組み込むためにマイクロシミュレーションプレーヤーをどのように使用したら良いのか、様々なモデリングアプリケーションをどのようにUC-win/Roadに機能させるのか、といったものがありました。

 最後の日は、各メンバーがどのように自身の研究を進めていくかについて発表しました。そして、互いに異なる専門分野の知識(UC-win/Roadだけでなく、その他のアプリケーションを含めた)とソフトウェアのスキルを共有し、チームの目標をさらに明確にすることができました。

 FORUM8とFORUM8 AZは、メンバーのために開設した電子掲示板を通じて、次回のシンポジウムまでメンバーをサポートしていきます:
http://forum8az.com/phpbb/
 またこの掲示板によりメンバーは互いの情報を交換することができ、密なコミュニケーションによって充実した共同研究を行うことが可能になることと考えています。

 World16は2009年11月19日に開催される第3回VRシンポジウムに向けて、World8によって築かれた成果をベースに精力的に活動していきます。
▲ワークショップ会場(FORUM8東京本社)  ▲World16メンバーとFORUM8/AZスタッフ 


▲ワークショップ会場(箱根翡翠)  ▲ワークショップの模様(箱根翡翠) 


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海外イベントレポート(2009年9月)
(Up&Coming 2009年9月号)
●ITS Asia Pacific  タイ、バンコク   開催概要ページ
 フォーラムエイトはタイの弊社海外代理店Twoplus Soft Co.,Ltd と協賛し、2009年7月8日〜7月10日まで、タイ、バンコクのQueen Sirikit National Convention Centerで開催されたITS Asia Pacific(http://its-ap2009.its-thailand.org)に出展致しました。

 各国・地域におけるITS技術の研究開発事例の紹介などが行われ、アジアでのITS発展のため貴重な議論と交流の場となり、各ブースでは、ITS Japanを始め、各国のITS機構出展の他、トヨタ自動車(株)様のITS技術を紹介したドライブシミュレーターに注目が集まりました。
 フォーラムエイトではUC-win/Road ECOドライブ プラグイン紹介のために弊社ブースにおいてドライブシミュレーターコーナーを設置し、数多くの来場頂いた方々に体験して頂きました。

▲タイ国の大臣クラスの方々が体験試乗
 また、Public Transport Systemのセッションにおいて、UC-win/Roadを利用した交通システム紹介事例として昨年の第7回3D・VRコンテストで優秀賞を獲得した「堺市大小路LRT計画VRデータ」について論文発表を行いました。
 今回を機会にタイでも大学ユーザなどの導入につがっています。


●AITPM  オーストラリア、アデレード
 AITPM (Australian Institute for Traffic Planning and Management)は、交通の安全、効率、および持続性の向上に関わる専門家と研究者のグループを招集し、毎年コンファレンスを開催しています。交通技術者、交通計画立案者、研究者だけでなく、政策、都市計画立案者および地方自治体代表が出席されています。今年は、8月4日-6日の3日間オーストラリアのアデレードで開催されました。コンファレンスのテーマは"Traffic beyond Tomorrow (将来の交通) "で、工事車両管理や、自転車ネットワーク、トラフィック性能測定や、モデリングツールなど、現在の課題と今後の対応についての説明に重点が置かれていました。また、今年の会議は対話型フォーラムもあり、小さなグループに分かれて交通機関、能動輸送、および地域開発問題について議論することができました。 フォーラムエイトは、「Virtual Reality Simulation: Integrating Drivers and Environments」と題した論文発表および、UC-win/RoadUC-win/Road ドライブシミュレータによる展示を行い、参加者の方々にフォーラムエイトの交通可視化ソリューションをご紹介しました。
▲論文発表の模様
(FORUM8ティア・ローレンセン) 

>> フォーラムエイト 論文発表ページ
>> 論文はSpringerLinkでも閲覧可能 (springerlink.com)




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海外イベントレポート(2009年7月)
(Up&Coming 2009年7月号)
●BrnoSafety 2009
  BVV Veletrhy Brno, ブルノ市, チェコ共和国
BrnoSafety 2009は、ヨーロッパにおける交通と道路の安全性向上に対するニーズの高まりに重点をおいたものでした。チェコ共和国が主催国であったため、とりわけチェコでの深刻な交通事故率が大きく取り上げられました。ヨーロッパからの発表者達は問題点だけでなく、インフラ整備や一般への啓蒙活動を通じての様々な改善方法について議論をしています。ソフトウェアプロバイダーとしては2社しか参加していませんでしたが、フォーラムエイトはそのうちの1社であり、多数の申し込みがあった中でも、VRやドライビングシミュレータを交通安全性向上のためのツールとして提示したのは弊社だけでした。 この2日間の協議会には多くの地方自 治体から代表者が出席し、発表しており、ヨーロッパでのUC-win/RoadUC-win/Roadドライブシミュレータの活用の普及を促進させる良い機会になったと思います。

●9th International Symposium on Smart Graphics   開催概要ページ
  サラマンカ大学、 サラマンカ市, スペイン
Smart Graphics 2009協議会には、コンピューター・グラフィックス、ビジュアリゼーション、アート・グラフィックデザイン、認知心理学と人工知能に関わる研究者達が集いました。この協議会での発表と議論の焦点は、他分野との連携をサポートするグラフィック・ソリューションでした。UC-win/Roadをコンセンサス形成に用いたプロジェクトに関する論文とプレゼンテーションは、デモンストレーションと展示の1部として発表され、シミュレーションのビデオは第5回International Arts Festival of Castilla y Leonの会期中、常に上映されました。

●ITSアメリカ2009 年次総会/展示博覧会   開催概要ページ
  Gaylord National Hotel & Convention Center, National Harbor, 米国メリーランド州
ITS America's Annual Meetingには、アメリカの交通システムの安全性と効率性を高めることを目指す人々と技術が集結しました。今年のテーマは"Moving America Forward "で、連邦議会議員と運輸省のメンバーが知り合う機会が持てるよう、協議会は米国国会議事堂で行われました。弊社はUC-win/Roadドライブシミュレータを展示し、対話式のポスターセッションに参加しただけでなく、インフラ計画・交通モデル・運転挙動を統合するバーチャルリアリティ ドライビングシミュレーションのアプリケーションに関する論文も提出しました。

>> フォーラムエイト 論文発表ページ
>> 論文はSpringerLinkでも閲覧可能 (springerlink.com)




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ITE 2009 Phoenix, Technical Conference and Exhibit
開催概要ページ (Up&Coming 2009年5月号)
ITE 2009 Phoenix, Technical Conference and Exhibit
 開催日時:3月22〜24日
 開催場所:Phoenix Convention Center(Phoenix, Arizona, USA)


 今回は3月23、24日にアメリカ、アリゾナ州フェニックス市で行われた「ITE(Institute of Transportation Engineer)テクニカルカンファレンスと展示会」ついてレポートします。 このイベントはより効率的・経済的でより安全な交通システムの運用・管理の実現のための議論の場を提供するため、連邦高速道路局(Federal Highway Administration)と研究革新技術局(Research and Innovative Technology Administration)の協賛によって開催されたものです。(http://www.ite.org/)  カンファレンスでは技術セッション、セーフティセッション、プランニング、交通運用セッション、開発セミナーの5つのセッションが同時に進行し、約100人もの技術者や管理者たちのプレゼンテーションが行われました。展示場では、50ものブースにて企業や政府研究機関の技術が紹介されました。フォーラムエイトは展示場の1ブースにて、主にUC-win/Roadを紹介いたしました。40インチのモニターで、前回のVRコンテストの優秀モデルを動画にて紹介しました。UC-win/Roadドライブシミュレータも展示し多くの方に搭乗していただきました。また、3つのモニターとドライビングホイールを用いてソフトの概要を説明し、デモンストレーションを行いました。
  <関連情報>ビデオギャラリー 第7回 3D・VRシミュレーションコンテストレビュー 2008-Nov.

 カンファレンスにて興味深い2つの技術を紹介したいと思います。
 RoundaboutとHWAKです。現在アメリカでは、ラウンドアバウト(http://www.wsdot.wa.gov/Projects/roundabouts/)とよばれる信号を使わずにサークル形状を利用した道路デザインが注目されており、既存の交差点システムよりも効率的・経済的また環境にも優しいということが紹介されていました。
もう1つは、歩行者のための信号システム、HAWK(High-Intensity Activated crosswalk)です(http://alexandriava.gov/localmotion/info/default.aspx?id=16998)。 これは歩行者がいる場合のみ作動する簡易信号システムで、実際に導入されているケースを紹介し、過去3年間で交通事故が劇的に減ったというデータが示されていました。

 展示場では、ITS関係のコンピュータ管理システムとそのための器機が多く紹介されていました。4方向の交通量を動画カメラを用いて管理するシステム(カメラ、ソフト、サーバー)が、1つの交差点で150万円程度から実装できるとのことです(http://www.iteris.com/)。LEDを用いた交通標識や横断歩道ライト、センサーを利用したリアルタイム走行速度表示システムなども多く展示されていました。最近フェニックス近郊でよくみかけるLED標識で、自分の走っている速度を制限速度標識の下に表示するものがありますが、60万円ほどで設置できるとのことです(http://www.alltrafficsolutions.com/)。日本でも導入すれば速度違反が減るかもしれません。また、Traffic LOGIXという会社は、Speed HUMPSとよばれるスピード軽減のための簡易型バンプ装置を展示されていました。

 カンファレンスでも展示場でも、フォーラムエイトのUC-win/Roadとドライブシミュレータを用いてこれらの技術を可視化・検証していくことがとても重要であると強く感じました。米大統領のオバマ氏も将来の道路交通システムのための研究を強く推しているので、ITE関連の企業との連携ができればと期待します。(2009年3月25日、小林佳弘著)




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上海中国国際交通工程技術と設計展覧会
開催概要ページ (Up&Coming 2009年5月号)
2009 Intertraffic China
 CONNECTING INNOVATION TO INFRASTRUCTURE
 http://www.china.intertraffic.com/intertrafficchina2009/e


 上海は中国最大の商業、金融、工業都市です。近年の飛躍的な発展が国際的に注目を浴びています。フォーラムエイトは、2009年3月18日から3月20日までの3日間、中国上海で開催された「2009 Intertraffic China」に出展いたしました。この「Intertraffic China」は、主に交通施設、交通安全及び交通管理をテーマとし、2008年北京での開催成功に続き、2009年は新たに上海で開催しました。フォーラムエイトでは、「UC-win/Road」と「UC-win/Roadドライブシミュレータ」を中心に出展し、土木交通関係分野でのVR活用事例について、世界各国の来場者の方々に紹介を行い、高い評価を頂きました。展示の模様を簡単にレポートいたします。

 世界金融危機影響下にあっても約180の企業団体が出展し、その中30%は海外からの出展でした。総来場者数は5,500人も超え、展示会と並行して多くのテクニカルセミナーも開催されています。弊社ブースでは、UC-win/Roadドライブシミュレータを中心に展示しましたが、日本国内での活用事例、最新のエコドライブなどのドライブシミュレーション体験を実施しました。そのほかにも、3次元VRリアルタイムソフト「UC-win/Road」の体験コーナーを設け、3次元VRデータ作成のデモンストレーション、「第7回 3D・VRシミュレーションコンテスト」受賞作品の紹介を行い 、多くの方々にご好評をいただくことができました。来年は同じ時期に北京で開催が予定されています。





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IEEE VR 2009
開催概要ページ (Up&Coming 2009年5月号)
IEEE VR 2009(全米電気学会・バーチャルリアリティ2009)
 開催日時: 3月14〜18日
 開催場所: Cajun Dome Convention Center(Lafayette, Louisiana, USA)
IEEE VR 2009

 IEEE VR は、世界中の「バーチャル・リアリティー」の分野での最新技術を紹介することに重点を置いた協議会/展示会です。弊社は出席前に、UC-win/Road VRソフトウェアとUC-win/Roadドライブシミュレータの多様なアプリケーションを紹介するビデオを応募し、採用されました。そしてそのビデオは来場者に配られる資料の一つとして配布されることとなり、多くの来場者に弊社のことを知って頂く良い機会となりました。
 IEEE VR に参加した出展者の多くが、VRの仕組みのための皮膚感覚や嗅覚システム、ユーザインターフェースデバイスをなどの研究を推進する学術機関でした。たくさんの学者の方々が、シミュレータの特長やUC-win/Roadのソフトウェアとの連結に興味を持って下さいました。特に、シナリオの特性については、多くの方々が、現在使用しているシステムにはそのような特長はないと言及され、非常に感心して下さいました。
 出展には商社も参加しており、多様な表示オプションを有したハードウェアの展示などを行っていました。その中には、弊社やUC-win/Roadとの連携が期待できる製品も数多くありました。
 IEEE VRによって弊社はVRの進展という新しい分野に触れることができ、UC-win/Road とUC-win/Roadドライブシミュレータの既存の性能とその将来性へ、学術的・商業的を問わず多くの方に興味を持って頂くことができました。

■IEEE VR2009で採用された「UC-win/Road・3D/VRコンテストのレビューVIDEO」(制作:Reid Baker)(mov形式 1,034,232KB)
Apple社のQuickTimeでムービーをご覧いただけます。 >>無償プレーヤーのダウンロード

<関連情報> ビデオギャラリー 第7回 3D・VRシミュレーションコンテストレビュー 2008-Nov.




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imagina2009
開催概要ページ (Up&Coming 2009年3月号)
 imagina2009はモナコのGrimaladi Forumにて、2月4から6日まで開催され、フォーラムエイトは、昨年に続き出展いたしました。今年は、記録的な数の出展者(2008年度から30%増)がイベントに登録し、参加がありました。2月5日にはモナコの大公アルベール2世にも弊社ブースにご来場いただき、昨年に引き続き今年も参加しているFORUM8に対して祝辞も頂きました。 >> imagina2008 セミナーレポート
 メイン展示を行った、UC-win/Roadは、世界各地から参加したビジュアリゼーションの専門家からもその高い技術を評価されました。昨年のimagina2008からのリピーターの多くは、弊社のことを覚えておられ、UC-win/Roadの新しい機能に驚かれた様子でした。以前に出展を行ったフランスのLaval Virtual 2008でお会いした来場者の方々も同様にUC-win/RoadとFORUM8の名を覚えておられ、その技術に関心を寄せてくださいました。
 また、FORUM8はimaginaの開催期間中に30分間のワークショップを実施し、UC-win/Roadがどのようにシミュレータの運転環境で用いられるのかをご紹介いたしました。このセッションにおいては、今年5月にリリースを予定している、VR-Studioの新機能についてもご説明いたしました。
 こうしてimagina2009に再び参加できたことをうれしく思い、また世界でもトップクラスのソフトウェア技術プロバイダーの一員であることを誇りに感じます。



imagina2009 DSコンファレンスレポート

 今年もコンファレンスではドライビングシミュレータに関する様々なテーマで欧州中の企業、研究所や大学の研究者から発表されました。主なテーマとしては、シミュレータの設計と構造、モーションの再現、バーチャルリアリティの活用、知覚とヒューマンファクタ、製品の紹介がありました。一方、コスト削減と実走行の危険性回避を図ったドライビングシミュレータの精度が向上しています。車、ドライビングアシストシステム、道路構造の設計及び教育と訓練を主な応用として、技術の進歩と共に活用事例が増加してきています。
 ドライビングシミュレータの構造には「Hardware In The Loop」という構成が多用されていました。現実的には容易に再現できない現象の信号をソフトウェアでエミュレートし、実際のハードウェア部品に伝え、部品の応答をシミュレーション側で考慮する構造です。全体はシミュレーションと一部実際のハードウェアで構成され、部品の設計又は改良に有効なシステムだと思われています。
 映像解析によるレーントラッキングシステムの最適化の事例が紹介されました。特にソフトウェアで映像を生成することにより、その映像に該当する本来の道路構造が正確に分かるため、映像分析結果と実際の道路構造の比較を簡単に行えるのが有利な点です。
 ヒューマンファクタを考慮した走行の安全性を高めるための研究テーマが多く発表されました。研究は3つの方向に分かれている傾向が窺えます。道路構造による安全性の評価、車両の性能と機能を中心にした研究、及びシミュレータでの訓練とその有効性です。
 数年前から注目の環境問題は、ドライビングシミュレータによるエコドライビング訓練という形で応えられていました。燃料の消費を最低限にするための運転方法を教育し、その有効性を評価する研究が行われ、運転経験者は訓練しても長年培った行動パターンを変えることは困難だったが、初心者にはコツを教えるだけで有効な結果が図れたと発表されました。この訓練には燃料が不要なことも有利な点です。
 ドライビングシミュレータに活用可能なソフトウェア製品の紹介がありました。今までリアルタイム性を確保するために物理モデルを極端に単純化し、ユーザ感覚を優先にした様々な機能を実装してきましたが、PCハードウェアの進歩により既知の純粋な物理モデルだけを使用した高品質な光や音のリアルタイム表現が可能になりました。光に関しては、光の全スペクトルや光が反射する面の材料特性を考慮したリアルタイム光計算ソフトウェアの紹介がありました。リアル感だけではなく、赤外線カメラのシミュレーション、材料が実際に吸収する波長による色の再現が正確に行えます。エンジン音は、従来予め録音したサンプルをエンジンRPMによっ て合成する方法が一般的でしたが、今回、複数のRPMにて取得した音の周波数成分に基づく任意のRPMで音の再構築をするシステムのプレゼンテーションがありました。
 これからは、PCの進歩によりローコストのハードウェアを使用した高精度のシミュレーションソフトウェアの開発が可能になります。このため、シミュレーションソフトウェアの数と種類が増加していくことが予想され、シミュレーションでしかできない実験、また、シミュレーションにおける実験のパターン変更と回数が増大し、様々なシステムの設計と評価方法が変化していくと考えられます。最後に、これからは人的要因を数学的に評価することが多くなり、以前より客観的な判断が可能になっていくと思われます。

  <関連製品>  UC-win/Road ドライブ・シミュレータ   UC-win/Road 体験シミュレータ


▲光の表現

▲ドライビングシミュレータの新デザイン




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ITSニューヨーク
開催概要ページ (Up&Coming 2009年1月号)
 フォーラムエイトは、2008年12月16日から20日まで、ITS世界会議ニューヨーク2008に出展しました。
 今回のITS世界会議ニューヨークは、「ITS Connections:Saving Time. Saving Lives」というテーマに基づきITS Americaの年次総会と同時に開催され、世界各国から数多くの専門家や産業界のリーダーが集いました。ITSは、事故や渋滞、環境対策などの道路交通問題を解決し、安全・安心・快適な移動を実現する、情報通信技術を用いた最先端のシステムです。開催期間中は、多くのITSに関する研究成果や関連製品の発表、展示が行われました。また、今後のITS発展の重要な役割を担う、VII(Vehicle Infrastructure Integration)の統合的なデモンストレーションも実施されました。
 数多くのVRシミュレーションが展示される中でも、弊社のUC-win/Roadドライブシミュレーターは、車輌システム開発や、ITS交通システム研究等にも実際に活用されており、その高い性能に、VR関係だけでなく、アメリカ運輸省や、教育機関からも興味を持って頂きました。
 3次元空間をリアルタイムで表現し、モビリティ社会をイメージ映像で紹介する事も可能なドライブシミュレーターは、ITSにおける安全運転の支援や、交通、道路管理の最適化において今後幅広い分野で活躍が見込まれています。今後ともFORUM8のUC-win/Road Drive Simulatorにご期待ください。
▲フォーラムエイトブース ▲会場




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SIGGRAPH ASIA (Singapore)
開催概要ページ (Up&Coming 2009年1月号)
 SIGGRAPH(Special Interest Group on Computer Graphics)は毎年夏にアメリカで開催されている世界最大のコンピュータ・グラフィックス(CG)に関する国際会議・展示会です。フォーラムエイトも2007年に参加しました。今年より、規模の拡大に伴いアジア・太平洋の各国で巡回しながら冬に開催するSIGGRAPH ASIAが発足しました。その第一回目として12月11日から13日の間(国際学会は10日から13日)、シンガポールで開催され、フォーラムエイトも展示会にブースを構えました。市街地にあるSuntec Singapore International Convention & Exhibition Centreの1階から4階を使用し、展示会は4階スペースで行われました。ちなみに来年の2009年は、開港150周年を迎える日本の横浜で開催される予定です。
 今回の展示会ブースでは、UC-win/Roadの各モデルを映し出す50インチのプラズマTVと、来場者が操作できるように、Logicoolのハンドルを装備したPCを用意しました。フォーラムエイトのブースは会場入り口付近の恵まれた場所で展示できたため、多くの方々の目に触れていただくことができました。 また、展示会場で開催されたTech Talksというセッションにて、弊社顧問のアリゾナ州立大学建築・環境学科の小林佳弘氏による講演「Unveiling the Secret behind 3D Real-Time Virtual Reality」が行われ、UC-win/Roadの基本的な機能と同ソフトを利用した研究が紹介されました。今後も国内外でのイベントでの出展が多数予定されています。ぜひ、皆様ご来場ください。

▲Tech Talksの模様 (アリゾナ州立大学 小林 準教授)

▲フォーラムエイトブース対応の模様

▲会場となったSuntec Singapore International Convention & Exhibition Centre




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