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Q&AFRAME(面内)FRAMEマネージャ Q&A ('16.06.09)


NEW! 更新内容

Q2−3.Excelで作成した数値を貼り付けることができない ('16.06.09)

Q5−8.分布バネ部材の場合、部材間Mmaxの計算を行うことは可能か?('16.06.09)




目  次
 1.データファイル関連

Q1−1.他製品データの読み込みで「*.$03」を読み込む方法は?



 2.入力関連(共通構造データ編)

Q2−1.断面の項目で、A(m2)は1m当りの面積を入力すれば良いか?

Q2−2.断面積と断面二次モーメントは何の計算の時に必要か?

Q2−3.Excelで作成した数値を貼り付けることができない

Q2−4.支点データの連成ばねの符号はプラスとマイナスどちらを入力したらよいか?

Q2−5.円形モデルを作成したい



 3.入力関連(面内・面外編)

Q3−1.荷重ケースを入れ替える方法は?

Q3−2.基本荷重ケースでは分布バネ反力を確認できるが、組合せ荷重ケースでは分布バネ反力を確認できないが?

Q3−3.荷重データで、部材分布荷重の端側荷重、j端側荷重の単位表記に「KN/m、KN・m/m」とあるがどういうことか。

Q3−4.乾燥収縮の影響はどのように入力したらよいか?

Q3−5.BOXなどの土木構造物の設計をしていますが、温度荷重は入力できますか?

Q3−6.「支点コード:5」の場合、自動で数値が設定されない。

Q3−7.部材の内外面の温度差を計算したい。

Q3−8.傾斜ローラー支点を設定したい。

Q3−9.荷重合計(捻)の算出方法

Q3−10.処理スイッチの「剛域処理」をチェックした場合と、チェックしないで大きな断面定数(A、I)を与えた場合、計算方法が異なるのか

Q3−11.組み合わせ荷重のケース数は無制限に設定可能か



 4.入力関連(IL編)

Q4−1.旧L−20荷重載荷計算の方法は?

Q4−2.歩道橋の設計で群集荷重のみの影響線載荷を考えている場合の入力方法は?

Q4−3.IL変位結果に衝撃による値は含まれているか



 5.解析関連

Q5−1.分布バネを特定方向のみに作用させることは可能か?

Q5−2.抽出とは何か?また、入力の方法は?

Q5−3.分布バネを設定した場合、モーメント荷重が計算できないのは、なぜか?

Q5−4.4辺固定版の面外解析(メッシュ状に骨組み化)は可能か?

Q5−5.分布バネ支点のみのモデルを計算するとエラーチェックメッセージが表示される。
強制実行ボタンも表示されるが、強制実行を行った場合の計算は正しいか?それとも分布バネ支点だけでは計算できないのか?

Q5−6.組合せ荷重ケースで部材間Mmax,Mmin値は算出できるか?

Q5−7.従載荷荷重p2に、P1、衝撃を含まないようにしたい。

Q5−8.分布バネ部材の場合、部材間Mmaxの計算を行うことは可能か?

Q5−9.部材軸方向の分布バネ反力を算出したい。

Q5−10.曲げモーメントが0の位置など任意の曲げモーメントの位置(着目点)の算出はできるか?

Q5−11.リングモデルで計算を行うと、せん断力がギザギザ(正負が反転する)となってしまう

Q5−12.組合せ荷重の荷重図を表示する方法は?

Q5−13.「部材力」結果表でせん断力MAX(MIN)が最大値(最小値)ではない



 6.出力関連

Q6−1.「Can’t load F8PPF.DLL」とエラーメッセージが表示され、出力できない。

Q6−2.図化プログラムで部材番号を表示しない方法

Q6−3.構造図にバネや支点のマークを印刷する方法



 7.プログラム間連動関連

Q7−1.「RC断面計算」連動ファイル作成時、「RC断面計算連動設定」画面にて『Mmaxを連動する』、『Mminを連動する』が選択できない。



 8.その他

 −



上記以外のQ&Aはすべて製品ヘルプのQ&Aに取り込んでおります。最新バージョンの製品を取得の上、Q&Aをご覧下さい。

Q&A履歴




 1.データファイル関連

Q1−1.

他製品データの読み込みで「*.$03」を読み込む方法は?
A1−1. 「$O3」ファイルは、ILの荷重データです。
「$O3」ファイルは「$O1」とペアで保存されています。
「FRAMEマネージャ」では、読み込み時に「$O1」ファイルを選択すれば「$O3」ファイルの内容も自動的に読み込まれ、活荷重の計算ができます。
(「$O3」ファイルの読み込みには対応しておりません。)


 2.入力関連(共通構造データ編)

Q2−1.

断面の項目で、A(m2)は1m当りの面積を入力すれば良いか?
A2−1. 橋脚のような柱部材であればその断面積をそのまま入力します。
また、ボックスカルバートのような無限長構造物の単位長(1m)を取り出して横断面の解析を行う場合であれば、奥行き長さ(1m)当たりの断面積(m2)を入力します。
 
Q2−2. 断面積と断面二次モーメントは何の計算の時に必要か?
A2−2. 本プログラムは、微小変形理論(力のつり合いを考える上では変形の影響は無視でき、力は変形前の形状に対して釣り合っていると考える。)に基づいた変位法による平面骨組みの構造解析プログラムであり、断面積は部材軸方向変位を、断面二次モーメントは曲げ変形を求めるのに必要な断面諸量です。

断面諸量については、製品ヘルプ[計算理論及び照査の方法]-[構造データの処理について]-[断面諸量データ]に図説がございますので、こちらをご覧下さい。
 
Q2−3. Excelで作成した数値を貼り付けることができない
A2−3. 「FRAMEマネージャ/面内」では、表形式の入力部分について、クリップボードを介したコピー&ペースト操作により、入力データのやり取りをサポートしております。
詳細については、製品添付のヘルプファイル(「操作方法」−「入力画面操作」−「特殊キー操作」−「クリップボードを介したデータのやり取り」)をご参照ください。

※Excelからのデータ貼り付け注意事項※
以下に注意点を記載しますので、ご参考にされてください。
Excel 側で範囲を指定してコピーし、FRAME 側の入力で CTRL+’V’キーもしくは、CTRL+SHIFT+’V’キーを押して頂く必要がございます。この際には当然、挿入先に入力フォーカスがないといけません。
(入力セルの周りが点線囲いされていれば結構です。入力カーソルが点滅している状態、もしくはセル全体が青色に反転している状態ではペーストできませんのでご注意ください。)
また、Excel側から持ってくるデータは、FRAME側のペーストする入力項目と同じカラム数でないといけません。

また、以下に例を上げて操作手順を記載致します。
<Excel上の書式を変更したくない場合>
1.Excel上で荷重データとしてコピーする範囲を指定する。
2.Excel上に作業用に使用してもよい白紙のSheetを開く。
3.作業用Sheet上のコピー先セルを指定し、メニューから[編集:形式を選択して貼り付け]を選択する。
4.[形式を選択して貼り付け]ウィンドウの[貼り付け]欄の選択を[値]に変更する。

この方法で、数値として小数点以下の桁数を設定されていたセルが標準の書式でコピーされ、貼付エラーの原因となっていた半角スペースがなくなります。この作業用SheetからあらためてFRAMEプログラム上のデータ欄に貼付を行ってください。

<Excel上の書式を変更してもよい場合>
1.小数点以下の桁数が指定されている該当のセルを選択し、マウスの右ボタンを押してメニューから[セルの書式設定]を選択する。
2.[表示形式]タブで分類を[標準]に変更する。

セルの内容を標準の書式に変更すると、貼付エラーの原因となる半角スペースがなくなります。データ貼付後、変更したセルの書式を元の書式にお戻しください。
    
Q2−4. 支点データの連成ばねの符号はプラスとマイナスどちらを入力したらよいか?
A2−4. FRAMEマネージャ/面内に入力する連成バネの符号は、その連成バネを算出したときの座標系がどのようになっているかに依存します。
たとえば、道路橋示方書IV下部構造編p.379の図に掲載されている座標系で連成バネの値が算出されているとすると、以下のようになります。

<面内支点のバネ成分>
Kx(水平方向):正の値をとる
Ky(鉛直方向):正の値をとる
Km(回転方向):正の値をとる
Kxy(水平と鉛直の連成):正負または0
Kxm(水平と回転の連成):正負または0
Kym(鉛直と回転の連成):正負または0
となります。

H14道示IV(解12.7.2)で算出される値との符号変換は以下のようになります。
Kx = Axx(符号そのまま)
Ky = Ayy(符号そのまま)
Km = Aαα(符号そのまま)
Kxy = Axy(符号そのまま)
Kxm = −Axα(符号反転)
Kym = −Ayα(符号反転)

<面外支点のバネ成分>
Kx(水平X軸まわり):正の値をとる
Ky(鉛直Y軸まわり):正の値をとる
Kz(面外方向):正の値をとる
Kxy(水平軸まわりと鉛直軸まわりの連成):正負または0
Kxz(水平軸まわりと面外方向の連成):正負または0
Kyz(鉛直軸まわりと面外方向の連成):正負または0

H14道示IV(解12.7.2)で算出される値との符号変換は以下のようになります。
Kx = Aαα(符号そのまま)
Ky = 0 (該当するバネがないため)
Kz = Axx(符号そのまま)
Kxy = 0 (該当するバネがないため)
Kxz = Axα(符号そのまま)
Kyz = 0 (該当するバネがないため)

また、製品HELPの
「Q&A-本製品利用に際しての留意事項-バネ支点(連成バネについて)」
「同-連成バネの非対角要素の符号について」
[Q&A]-[Q&A]の以下の部分
●入力関連(共通構造データ編)
Q8:支点入力のKx、Ky、Km、Kxy、Kxm、Kymとは何ですか?
も合わせてご覧下さい。
    
Q2−5. 円形モデルを作成したい
A2−5. FRAMEでは、「スケルトンジェネレート」というモデルジェネレータを内蔵しております。
新規モデル作成後に、メインウィンドウ上のツールバーの左から7番目のボタン(Gマークのボタンです)を押されるか、もしくは、メインメニューの[編集]-[スケルトンジェネレート]を選択してください。
スケルトンジェネレート画面に切り替わりますので、その中から、「(12)円弧:中心座標ー角度」を選択して、貼り付けてください。
スケルトンジェネレートの詳細については、以下のヘルプをご覧下さい。
 [操作方法]-[入力画面操作]-[モデルを編集する]-[スケルトンジェネレート機能を利用する]

なお、本プログラムでは直線状の梁要素を用いてモデル化するので、厳密な円形モデルをモデル化できません。あくまでも円を直線で近似させるモデル化になります。したがって、円形モデル解析においては、部材を細かく分割して頂くほど精度が向上します。どの程度の分割で満足の行く結果が得られるかについては、最終的には設計者の判断にゆだねられることになります。

また、実際の構造物は連続した部材ですが、フレームモデルを作成するときは節点を置いてモデル化されます。つまり、連続した部材を離散化してモデル化することになります。この意味では、荷重も離散化して載荷することがよい場合があります。

そこで、等分布荷重ではなく、節点荷重で与えることをご検討ください。
円環モデルでは、分布荷重ではなく節点荷重で与えるほうが、意図する結果を得やすいことがあります。


 3.入力関連(面内・面外編)

Q3−1.

荷重ケースを入れ替える方法は?
A3−1. 荷重ケースは、挿入やケース番号の任意編集ができません。
ケースコピー機能を使いデータをシフトさせていく方法で対応してください。

例えば、荷重ケースが3つあり、ケース3の内容をケース1にずらしたい場合、以下のような手順となります。
(1)荷重ケース3を開き、ケースコピーを押してコピー先に4と入力して実行
(2)荷重ケース2を開き、ケースコピーを押してコピー先に3と入力して実行
(3)荷重ケース1を開き、ケースコピーを押してコピー先に2と入力して実行
(4)荷重ケース4を開き、ケースコピーを押してコピー先に1と入力して実行
(5)荷重ケース4を開き、ケース削除を押して荷重ケース4を削除
 
Q3−2. 基本荷重ケースでは分布バネ反力を確認できるが、組合せ荷重ケースでは分布バネ反力を確認できないが?
A3−2. 組み合わせ荷重ケースの結果として、分布バネ反力を得る機能はありません。

もし、現在組み合わせをお考えの荷重の支点条件が同じである場合には、合成荷重ケースを作成して計算実行してください。
合成荷重の機能を用いることで、組み合わされた荷重の分布バネ反力が算出されます。
 
Q3−3. 荷重データで、部材分布荷重の端側荷重、j端側荷重の単位表記に「KN/m、KN・m/m」とあるがどういうことか。
A3−3. 表入力ガイドの仕様とお考えください。
面内荷重を例にとると、荷重コード11番から17番まで存在するわけですが、これらすべてを包括するような単位の記述となっております。
よって、載荷される荷重種にしたがって、単位を適用して頂きたいと存じます。
X,Y方向への荷重・・・kN/m
Z軸回りの荷重・・・・・kN・m/m
 
Q3−4. 乾燥収縮の影響はどのように入力したらよいか?
A3−4. 温度荷重に換算して入力下さい。
乾燥収縮度をεcs、温度変化量を凵@T、線膨張係数をαとすると、
   εcs=凾s・α
と置いて
   凾s=εcs/α
より得られた温度変化量凾sを入力してください。
 
Q3−5. BOXなどの土木構造物の設計をしていますが、温度荷重は入力できますか?
A3−5. 可能です。荷重コード31番で入力してください。温度荷重は断面全体に作用するので軸力のみです。
    
Q3−6. 「支点コード:5」の場合、自動で数値が設定されない。
A3−6. 「支点コード:5」につきましてはご自身で入力いただくこととなっております。
固定する方向のバネ値は-1、自由の方向はバネ値を0と設定ください。

支点コードにつきましては、ヘルプ「操作方法」-「入力画面操作」-「モデルを作成する」-「支点を入力する」をご覧ください。

【面内】
1:Pin(ピン):Z軸回り回転フリー,X軸方向・Y軸方向拘束
2:Pin X Roller (ピンXローラー):X軸方向・Z軸回り回転フリー,Y軸方向拘束
3:Pin Y Roller (ピンYローラー):Y軸方向・Z軸回り回転フリー,X軸方向拘束
4:Fixed Support (固定):固定
5:Spring Support(バネ支点):バネ値により拘束条件を決定

【面外】※マネージャ製品の場合
1:Fixed Support (固定) :固定
2:XY Pin (XYピン) :X軸回り・Y軸回り回転フリー, Z軸方向拘束
3:X Roller  (Xピン) :X軸回り回転フリー,  Y軸回り回転・Z軸方向拘束
4:Y Roller   (Yピン) :Y軸回り回転フリー, X軸回り回転・Z軸方向拘束
5:Spring Support(バネ支点) :バネ値により拘束条件を決定
 
Q3−7. 部材の内外面の温度差を計算したい。
A3−7. 本プログラムでサポートしている温度荷重は部材の全断面に対して作用するものです。

ご質問のような断面の一部のみに温度上昇(下降)を考慮することを想定していないので、既存の機能を流用するとすれば、プレストレス荷重を利用することが考えられます。
この場合の入力方法は下記のとおりです。

1)温度上昇(下降)を考える断面積A0を算出する。
2)温度上昇(下降)として作用する軸力Nを算出する。
N=Δt×α×Ec×A0
E;材料のヤング率
α;線膨張係数
Δt;変化温度差
3)A0の図心と全断面図心との距離eを算出して温度上昇(下降)として作用する曲げモーメントMを算出する。
M=N×e
4)プレストレス荷重(41番)としてM,Nを入力する。
※このとき、プレストレス荷重の入力ではモーメントの符号に注意してください。ヘルプの
「計算理論および照査の方法|荷重データについて|面内解析の基本データ|■「プレストレス」について」
に符号の説明がありますのでご覧下さい。
 
Q3−8. 傾斜ローラー支点を設定したい。
A3−8. 傾斜ローラー支点の設定方法につきましては、ヘルプの
「計算理論及び照査の方法|構造データの処理について|支点データ」
をご覧下さい。

傾斜ローラー支点とする場合は、バネ支点(支点コード5)として以下のように設定ください。
・ピンローラー支点:KX=-2  KY=0 KM=0
・固定ローラー支点:KX=-3  KY=0  KM=0
 
Q3−9. 荷重合計(捻)の算出方法
A3−9. 荷重合計(捻)は、
部材分布荷重強度(kN/m)x載荷長(m)=荷重合計(kN)
により算出しています。

例として、サンプルデータ「(s1)ArchSI.FSD」でご説明いたします。

荷重ケース1のΣPyは部材1から部材10の分布荷重値×部材1から部材10の部材長となっています。
ΣPy=-40.000×110=-4400.000

もし、分布荷重の両端値が異なる場合には、
Py = (i端荷重値+j端荷重値)×部材長×1/2
となります。
 
Q3−10. 処理スイッチの「剛域処理」をチェックした場合と、チェックしないで大きな断面定数(A、I)を与えた場合、計算方法が異なるのか
A3−10. 剛域処理とした場合は、剛域ブロック内の各位置の断面力は力の釣り合いから断面力分布を計算しています。
通常、変位法の基づくフレーム計算では部材に変位が生じないと断面力が計算できません。剛域ブロックにある部材は剛体変位するだけですので部材に変形が生じません。このため、曲げモーメントなどの断面力が生じません。そこで、剛域に含まれる部材について特別な処理(力の釣り合い)によって、剛域ブロック内の部材の断面力分布を算出しています。

剛域処理をオフにして、大きな断面定数(A、I)を与えた部材で計算をさせると、通常の部材として処理されます。単に剛性が大きいだけの部材として計算されます。
この結果、部材には非常に小さな変形が生じており、それによって断面力が計算されます。
この手法には副作用が生じることがあります。過度に大きな断面定数を与えるとマトリクスの状態が悪くなって、数値計算誤差を誘発しやすくなります。したがって、与える断面定数の桁数を変更すると、計算結果(変位、断面力、反力)が異なる場合がでてきます。
数値計算誤差を生じさせないためには、モデル内の平均的な部材剛性の100倍程度がよいと考えますが、微小な変形はでてきます。その微小な変形を完全にゼロにすべく、100000倍などの大きな剛性とすると今度は数値計算誤差が生じてしまいます。100倍程度にして、剛域とみなせるかどうかを確認されるのがよいと思います。

完全に剛性無限大を取り扱える剛域ブロックと、あくまでも変形が生じる部材とでは、その理論上の仮定故に計算結果は同じになりません。剛域ブロックが使用できる場合は剛域ブロックを、剛域ブロックを使うとプログラムの制限事項に抵触して計算できない場合は100倍程度の断面定数を与えた通常部材でモデル化されることをお勧めします。
 
Q3−11. 組み合わせ荷重のケース数は無制限に設定可能か
A3−11. 荷重組合せケース数の上限はマシン性能に依存しており、特に上限はございません。
モデルの大きさや基本荷重ケース数にもよりますが、組合せケース数が300ケースを超えるような場合、計算処理時間や結果出力・結果整理に限界が生じることも考えられます。


 4.入力関連(IL編)

Q4−1.

旧L−20荷重載荷計算の方法は?
A4−1. 線荷重を用いて計算を行なってください。

線荷重として計算を行なうには、下記の項目を入力ください。
●基本データ・・必須です。(活荷重の指定では線荷重を選択してください)
●主載荷荷重強度・・・必須です。
※主載荷荷重(歩道)については、歩道を考慮する場合に、数値を入力してください。考慮しない場合には、0.0を入力してください。
●TT43割増係数・・・入力の必要はありません。
●主載荷荷重影響面積・・・必須です。
●従載荷荷重影響面積・・・必須です。
●群集荷重影響面積・・・歩道を考慮する場合には必要です。
●衝撃係数・・・衝撃係数を考慮する場合には必要です。
●固定荷重・・・固定荷重を同時に計算する場合には必要です。
 

Q4−2.

歩道橋の設計で群集荷重のみの影響線載荷を考えている場合の入力方法は?
A4−2. 歩道橋の場合は以下のような入力となります。
 ●基本データ・・必須。(活荷重の指定ではL荷重を選択してください)
 ●主載荷荷重強度・・・必須です。
  ※主載荷荷重(歩道)以外のデータは使用しないので、初期値の値のままで結構です。
 ●TT43割増係数・・・入力の必要はありません。
 ●TL荷重・・・入力の必要はありません。
 ●T荷重割増係数用支間長・・・入力の必要はありません。
 ●連行荷重・・・入力の必要はありません。
 ●主載荷荷重影響面積・・・入力しないでください。
 ●従載荷荷重影響面積・・・入力しないでください。 
 ●群集荷重影響面積・・・ここに歩道の幅員を入力してください。
 ●衝撃係数・・・歩道橋では衝撃を考慮しないので入力する必要はありません。
 ●IL固定荷重・・・固定荷重を同時に計算する場合は入力してください。

◇群集荷重影響面積について
主/従載荷荷重影響面積と同じ考え方で、始左端影響面積、終右端影響面積は、歩道幅員が変化する場合に対応するためにあります。
歩道幅員が変化しない場合であれば、始左端影響面積、終右端影響面積ともに同じデータで構いません。

また、製品添付のヘルプファイル([計算理論及び照査の方法]-[荷重データについて]-[IL荷重データ])もあわせてご覧ください。
 
Q4−3. IL変位結果に衝撃による値は含まれているか
A4−3. 活荷重(IL計算)の変位結果には常に衝撃による値が含まれていません。
各着目点ごとの結果を表示させると、変位だけは衝撃分による値が0.0になっていることを確認できます。


 5.解析関連

Q5−1.

分布バネを特定方向のみに作用させることは可能か?
A5−1. FRAMEでは、バネは双方に作用する線形バネとして取扱っております。
部材分布バネについても同様に、双方に作用する分布バネとして働きます。
したがって特定方向のみに作用させることは、できません。
 
Q5−2. 抽出とは何か?また、入力の方法は?
A5−2. 抽出とは、部材力に着目して、指定された荷重ケース内から最大/最小を抽出(抜き出す)する機能です。
抽出データの入力について
以降に考え方等ならびに実際の入力例等を検証しながら、抽出入力について解説いたします。

(入力例)基本荷重  1〜6
       組み合わせ 1〜5
このとき
開始側荷重タイプ 開始側荷重番号 終了側荷重タイプ 終了側荷重番号の入力値組み合わせが次の場合
 0−2−0−5
 1−2−1−4
 0−3−1−3
 1−2−0−6

(抽出ケースの考え方)
始めに、抽出ケースの入力の考え方を下記します。
抽出ケースで定義可能な基本荷重ケースと組合せケースを下記のように、昇順に並んだリストとお考えください。
 基本ケース1(開始)
 基本ケース2
  ・
  ・
 基本ケース6
 組合ケース1
 組合ケース2
  ・
  ・
 組合ケース5(終了)

見ていただくとお分かりのように、定義されている基本ケースの次に組合ケースを配置するのがルールです。

(入力例を解説)
これを踏まえて、入力例の内容を見ますと、
 (1)0−2−0−5
   この場合は、前述のリストに照らし合わせると、基本ケースの2から基本ケースの5までの4ケース中からの抽出を指定したことになります。

 (2)1−2−1−4
   この場合は、組合ケースの2から組合ケースの4までの3ケース中からの抽出を指定したことになります。

 (3)0−3−1−3
   この場合は、基本ケース3から組合ケース3までの7ケース中から抽出を指定したことになります。
   この場合には、基本ケースと組合せケースをまたぐ指定となりますが、前述したリストのルールに適合するので、この入力で問題はありません。

 (4)1−2−0−6
   これは、前述のリストに照らし合わせると、入力が矛盾しています。
   リスト後方を開始位置にして、リスト前方を終了位置に指定するのは誤りです。
   よって、この間のデータから抽出したい場合には、下記のように指定する必要があります。
   0−6−1−2
以上のように変更すると、基本ケース6から組合せケース2までの3ケース中からの抽出が指定されたことになります。

以上が、実際の入力を例にした、抽出データの解説でしたが、最後に簡単に入力項目についてまとめますと、
 荷重タイプ・・基本ケースか組み合わせケースかを指定します。
 荷重番号・・・前述の荷重タイプで指定された荷重ケース番号を指定します。

上記の2項目には、開始側と終了側がありますので、この2項目により抽出の範囲を設定していただくことになります。
範囲指定のルール等については、前述の入力例をご参考ください。
※)また、入力セル内への入力中には、表入力ウィンドウの下側にガイドが表示されますので、こちらをご参考になりながら、入力できるデータをご確認ください。
 
Q5−3. 分布バネを設定した場合、モーメント荷重が計算できないのは、なぜか?
A5−3. 本製品では、分布バネ部材に対して分布及び集中モーメント荷重を載荷する事はできません。

このような仕様としている理由は、プログラム処理が複雑になることと併せて、実際の構造解析でそのような荷重条件はほとんど生じないであろうとの判断からです。
詳しくは、製品HELP「計算理論及び照査の方法-構造データの処理について-分布バネデータ」をご参照ください。

ただし、格点への集中モーメント荷重は、格点集中荷重として入力頂く事で載荷が可能となります。
部材集中モーメント荷重であれば、格点を設けて格点荷重として載荷を行ってください。
 
Q5−4. 4辺固定版の面外解析(メッシュ状に骨組み化)は可能か?
A5−4. 弊社FRAME製品は、骨組み化による解析プログラムです。
その為、面としての設計をお考えの場合に、4点固定の板モデルは直接の解析はできません。ただし、板をある部材幅で格子化し、その格子モデルをもって解析するなど、モデル化を工夫した面外方向による解析手段もあるかと思いますが、実際のモデル化の問題などは設計者の考えに委ねることになります。
残念ながら直接の入力では対応が出来ません。設計者のご判断でお願いいたします。
 
Q5−5. 分布バネ支点のみのモデルを計算するとエラーチェックメッセージが表示される。
強制実行ボタンも表示されるが、強制実行を行った場合の計算は正しいか?それとも分布バネ支点だけでは計算できないのか?
A5−5. 本製品は拘束条件が正しければ分布バネのみでも計算が可能ですが、分布バネのみのデータを計算すると
[支点データの入力を行ってください]
[支点ケースが指定されていません]
などの計算前チェックにかかります。
その際、メッセージウィンドウには[強制実行]ボタンが表示されていますので、そのまま強制実行にて計算を続けてください。
計算中にエラーが発生しない限り計算は正しく行われております。

本体ヘルプ([エラーメッセージ]-[計算前エラーチェック一覧])もしくは、計算前チェックのメッセージウィンドウに出る[エラー詳細と対策]というボタンを押すと、エラーメッセージについての説明がありますので、
[支点データの入力を行ってください]
[支点ケースが指定されていません]
などのエラーについて、解説部分をご確認ください。
 
Q5−6. 組合せ荷重ケースで部材間Mmax,Mmin値は算出できるか?
A5−6. 部材間最大・最小表記は基本荷重ケースのみの機能となっており、組合せ・抽出ケースの部材間最大・最小表記の機能はありません。

組み合わせケースは、定義された格点および着目点位置での結果を単に足し合わせ合計を求めているだけであるため、格点、着目点以外の位置で最大最小が発生している場合などには、その位置を求めることができません。
そこで、荷重の組み合わせにおいて、最大/最小値が取得したい場合には、基本荷重ケース内にある「合成荷重ケース」の機能をご利用いただき、入力データとして荷重を合成頂くようお願い致します。
ただし、この「合成荷重ケース」により組み合わせられる基本荷重は、同じ支点条件を有する必要がございます。
 
Q5−7. 従載荷荷重p2に、P1、衝撃を含まないようにしたい。
A5−7. 本製品のIL計算でP1荷重を考慮しないという入力はできません。
但し衝撃係数については、表の入力を行わなければ考慮されません。
P2荷重のみの数値を確認されたい場合には、IL計算結果確認画面で集計結果の詳細表示を行い、P2荷重の結果をご確認くださいますようお願い致します。(衝撃係数については入力を行わず考慮しないようにしておいてください。)

集計結果は「単位系切替」ボタンの左側に配置されている2つのボタンで詳細表示との切替を行う事ができます。(マウスカーソルをそれぞれボタンに近づけるとヒントが表示されます。)
初期状態は「荷重ケースに着目して結果を表示します」とヒントが出るボタンが押されていると思いますので、詳細表示で確認する場合には、これを「着目点に着目して結果を表示します」とヒントが出るボタンに切り替えてください。
 
Q5−8. 分布バネ部材の場合、部材間Mmaxの計算を行うことは可能か?
A5−8. 分布バネ部材でも、一般部材と同様に部材中のM最大/最小位置を算出しその値を表示します。
但し、組合せ荷重ケース時には、i/j格点ならびに着目点間で得られたM値の最大/最小を表示しておりますので、できるだけ多くの着目点を設定してください。
 
Q5−9. 部材軸方向の分布バネ反力を算出したい。
A5−9. FRAMEでは、部材軸方向の分布バネ反力は算出されません。
部材軸方向の分布バネ反力は、部材断面力結果で各部材着目点間の軸力変化分と着目点間部材長より、分布バネ反力を算出下さい。
尚、分布バネ部材の断面力の算出は着目点のみであり部材間Maxの断面力は算出されませんので、ご注意願います。
 
Q5−10. 曲げモーメントが0の位置など任意の曲げモーメントの位置(着目点)の算出はできるか?
A5−10. 本プログラムでは、部材ij間における曲げモーメントの最大・最小位置を任意着目点として出力しますが、曲げモーメントが0の位置を自動的に検索する機能はありません。
計算結果から手動でみつける方法としては、曲げモーメント分布図で部材線と交差する点(M=0点)を、着目点を追加しながら繰り返し計算にて求める手順が考えられます。
 
Q5−11. リングモデルで計算を行うと、せん断力がギザギザ(正負が反転する)となってしまう
A5−11. FRAME製品では、円環モデルは多角形の近似モデルとなります。
そのため、外周から一様荷重を受けた場合でも各部材の軸力は格点で方向が偏心するため軸直角方向力が発生します。
せん断力分布がギザギザとなるのはそのためです。
部材分割数を増やすと発生するせん断力、モーメントは小さくなりますが、完全な円環モデルとはならないのでギザギザ形状は変わりません。
    
Q5−12. 組合せ荷重の荷重図を表示する方法は?
A5−12. 組み合わせ荷重につきましては荷重図は表示しておりません。

組み合わせケースは、単に結果を足し合わせているだけであるため、定義された格点、および着目点位置での合計を求めたものです。このとき、各荷重ケースの荷重図を合成する処理はしていません。その場合には、基本荷重ケース内にある「合成荷重ケース」の機能をご利用いただき、入力データとして各荷重を合成した新しい基本荷重ケースを作成することになります。
ただし、この「合成荷重ケース」により組み合わせられる基本荷重は、同じ支点条件を有するものである必要がございます。

合成荷重ケースについては、ヘルプの「操作方法|入力画面操作|モデルを作成する|荷重を入力する|9.合成荷重ケースについて」をご一読ください。
    
Q5−13. 「部材力」結果表でせん断力MAX(MIN)が最大値(最小値)ではない
A5−13. 「部材力」結果表に表示されている“MAX”“MIN”の値は、それぞれ、曲げモーメントが正側で最大となるときの値(Mmax)、曲げモーメントが負側で最大となるときの値(Mmin)です。そのときの、せん断力や軸力が表示されています。


 6.出力関連

Q6−1.

「Can’t load F8PPF.DLL」とエラーメッセージが表示され、出力できない。
A6−1. 製品のインストールに失敗されているか、バージョンアップの手順を間違えられた(更新最低バージョンを満たしていない製品に差分ファイルを適用した)ためにエラーが起こっているものと思われます。
差分アップデートする場合、最低バージョンを満たしていない状態で最新バージョンへ更新を行うと、不足ファイルがあり出力でエラーが発生します。

この現象は、製品の再インストールにより解決いたします。
現在の製品をアンインストールされた後、再インストールを行って頂きますようお願い致します。
 
Q6−2. 図化プログラムで部材番号を表示しない方法
A6−2. 部材番号を表示させない方法は以下の通りです。

1.図化プログラム機能を起動する
2.画面上部の左から2番目のアイコン(カーソルをあわせると「描画デフォルト情報設定」と表示されるアイコン)を押す
3.描画デフォルト情報設定画面の「構造図」タブで「文字データ」の下にあるコンボボックスの「部材番号」を選択する
(▼を押すと選択肢が表示されます)。
4.「部材番号」を表示した状態で、コンボボックス横にある「表示」チェックボタンのチェック(レ)を外す
5.「OK」ボタンを押して確定する
 
Q6−3. 構造図にバネや支点のマークを印刷する方法
A6−3. 以下の手順で設定下さい。

1.結果データの出力画面を開く
 ※メイン画面または結果確認画面の結果出力のアイコン(カーソルをあわせると「結果データを出力します」と表示される)を押してください
2.画面右側の「図の出力設定」ボタンを押す
3.「描画設定」タブで出力したい項目にチェック(レ)する


 7.プログラム間連動関連

Q7−1.

「RC断面計算」連動ファイル作成時、「RC断面計算連動設定」画面にて『Mmaxを連動する』、『Mminを連動する』が選択できない。
A7−1. 結果表示ウィンドウにて組合せケースが選択されているものと存じます。
組合せケースの場合、部材間Mmax/Mminを算出できないため選択できません。

回避策としては、組合せ荷重ケースの機能を利用するのではなく、荷重入力画面にある「合成荷重ケース」の機能を用いる方法が考えられます。「合成荷重ケース」は計算前に荷重データを足し合わせる機能です。この機能を用いると通常の基本
荷重ケースと同じ取り扱いになりますので、部材間Mmax/Mminの算出が可能となります。ただし、合成する各荷重の支点条件は同じである必要があります。


 8.その他

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