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Q&A二重締切工の設計 Q&A ('17.04.13)
NEW!更新内容

Q2−17.鋼矢板SY295の許容せん断応力度の初期値を83N/mm2にしている理由はなぜか('17.04.13)

Q2−18.地層データの粘着力の増分とは何か('17.04.13)

Q12−8.製品を起動した際、画面の中央に二重締切ソフトのロゴマークみたいなものだけが現れ、入力データ画面が出てきません('17.04.13)


目  次
 1.適用範囲


Q1−1.設計非対象(適用外)として、「▼堤外、堤体、堤内いずれかの現地盤面が 引張材より上にある場合。」というのがありますが、このうち、「堤体の現地盤面が引張材より上にある場合」というのは、「設計対象標準モデル」の場合も該当するのでは?と感じますが、どのようなケースとなるのか教えてください。

Q1−2.河川工事設計施工要領(北海道開発局建設部河川工事課)平成23年3月改訂版によりますと「新マニュアルによる設計法と旧設計法の2ケースについ て設計を行い〜」とありますが旧設計法の弾塑性法を用いない従前の設計法がこちらのプログラムで計算可能なのか教えてください。

Q1−3.タイロッドを空中に浮かす(中詰土を低く)することは可能でしょうか
 2.入力関連

Q2−1.締切幅はどこで入力するのか

Q2−2.土層をすべて粘性土地盤としても砂質地盤の必要安全率で照査されてしまう

Q2−3.腹起し材(溝形鋼)の種類を追加する方法

Q2−4. 鋼材の腐食を考慮した剛性の低下などは考慮できるか

Q2−5.左右の地盤高が違う場合にも対応可能か

Q2−6.タイロッドの径はどこで入力するのか?

Q2−7.堤体内に車両を通行させる為、上載荷重を考慮したいのですがどこで入力すれば良いのでしょうか?

Q2−8.左右の地盤高が違う場合にも対応可能か

Q2−9.作用させる荷重につきまして、矢板に任意で荷重を作用させることは可能でしょうか。(波力等)
任意荷重の入力方法がありましたらお教え頂けますでしょうか。


Q2−10.液状化の検討時に設定する設計用震度は、製品マニュアル(ヘルプ)をみると「必要に応じて修正することができる」とあります。
これは任意の設計用震度を入力することができるということでしょうか。また、入力可能な設計用震度に上限値はございますか。


Q2−11.中詰め土の物性値設定方法、ダイロッド材の設定方法について教えてください

Q2−12.堤体幅はどこで入力するのですか?

Q2−13.タイロッドの1段配置と2段配置の切り替えはどこでするのでしょうか?

Q2−14.中詰土の静止土圧係数を変更したいのですが、何処で変更すれば良いか見つけられなかったので、教えて頂けますでしょうか

Q2−15.二重締切工の設計プログラムは、土圧などは基本クーロン土圧でしょうか?
また土圧は手入力可能ですか?


Q2−16.矢板全長はどこで設定するのですか?

Q2−17.鋼矢板SY295の許容せん断応力度の初期値を83N/mm2にしている理由はなぜか

Q2−18.地層データの粘着力の増分とは何か
 3.外力の計算関連

Q3−1.安定計算時地盤タイプ1又は4の水圧強度の考え方について。

Q3−2.10mの締切を検討している中で、地層条件が砂質層と粘性土層、岩盤層と3つあった場合、それぞれ層ごとの計算は可能であるか?

Q3−3.傾斜地盤の考慮の有無で計算結果が変わると思うのですがそうはなりません。
受働土圧の計算値をみましたが、少しおかしいのではないかと思うのですが。



 4.安定計算関連

Q4−1.提外矢板の検討(常時)において水位の入力の際、なぜ提体内残留水位が提外水位よりも高い水位でなければならないのか?

Q4−2.Nr=0の場合に、支持力計算を行う方法は?

Q4−3.堤体内側の鋼矢板を設計する場合、背面水位は堤外と堤内の平均値(マニュアルに準拠)で設定されるが、背面水位をHWLに設定することはできるか?

Q4−4.計算結果安全率が999.99となるのはなぜか

Q4−5.支持力計算のエラーメッセージが表示され計算確認に進まない

Q4−6.スライス分割幅を0.8にしていますが、分割数が45個になります。
一般的にスライス幅は何を目安にするとよいのでしょうか。


 5.根入れ長関連

Q5−1.必要根入れ長の検索方法



 6.断面力、変位、反力関連

Q6−1.上段タイ材反力がゼロとなるのはなぜ?

Q6−2.堤体幅を変更すると矢板の曲げ応力度が変化する。曲げ応力度の算定に堤体幅が関係するのか?

Q6−3.二重締切の設計マニュアルでは、堤内側をみて照査することになっていると思うのですが、堤外側を堤内側と長さを変えて、そちらの判定を見る計算できますでしょうか

Q6−4.弾塑性法に用いる地盤バネの値について

Q6−5.引張バネ特性「有効」時の計算については、タイ材に働く圧縮方向の力を引張方向の力と見なして、タイ材の応力度を計算しているという理解で宜しいでしょうか

Q6−6.矢板の変位計算の理論について、教えて頂けますでしょうか
 7.壁体応力度関連



 8.引張材関連


Q8−1.矢板の前面と背面を固定する部材(タイロッド)を検討することはできますでしょうか
 9.腹起し関連


Q9−1.ソフトでの腹起し材の選択可能な最小部材は[150ですが、鋼矢板二重式仮締切設計マニュアルの計算例P195において、腹起しは2[125×65×6×8とあります。
なぜ150より小さい腹起こしを選択出来ないのでしょうか。最小部材の規定などがあるのでしょうか。

 10.遮水効果関連



 11.排水量の計算関連



 12.その他

Q12−1.Possible_Virusの検知について。

Q12−2.ソフトの起動時に「すべり面取得用作業領域が作成できません」というメッセージが表示される

Q12−3.材質テーブルの鋼矢板の許容曲げ応力度、許容せん断応力度の標準値の根拠は?

Q12−4.「二重締切工の設計 Ver1.00.01」を用いて設計を行っていますが、計算書途中の表が改ページのところで途切れ、次ページに表示されません

Q12−5.マクロデータ分析とはどの様な機能ですか?

Q12−6.計算エラーが出ますが意味がよくわかりません.
-----------------
エラー報告(計算状況一覧)
[土質ブロック]:堤内−No.1の座標データが正しくありません。
土質ブロックを構成する格点が直線上にある場合、重複して設定されていないか確認してください。
------------------


Q12−7.計算実行しますと、
水位位置>壁体天端になっています。
水位位置は、壁体天端以下でなければなりません。
壁体天端より上に水位がある状態は適用外です。
なるメッセージが表示されます。壁体天端とは鋼矢板天端と考えてよろしいのでしょうか。


Q12−8.製品を起動した際、画面の中央に二重締切ソフトのロゴマークみたいなものだけが現れ、入力データ画面が出てきません
上記以外のQ&Aはすべて製品ヘルプのQ&Aに取り込んでおります。最新バージョンの製品を取得の上、Q&Aをご覧下さい。

Q&A履歴




 1.適用範囲

Q1−1.

設計非対象(適用外)として、「▼堤外、堤体、堤内いずれかの現地盤面が 引張材より上にある場合。」というのがありますが、このうち、「堤体の現地盤面が引張材より上にある場合」というのは、「設計対象標準モデル」の場合も該当するのでは?と感じますが、どのようなケースとなるのか教えてください。
A1−1. お客様が、計算対象標準モデル図にてご指摘されております面は、現地盤面ではなく、中詰土の天端面(中詰土上面)ということになります。
ここで申します堤体区間の現地盤面とは、設計対象標準モデル図の中段に図示されております地盤面(中詰土の下面)を指します。
よって、非対象モデル右側の図は堤内の現地盤面が引張材より上方にありますため、本プログラムの適用外となります。
 
Q1−2. 河川工事設計施工要領(北海道開発局建設部河川工事課)平成23年3月改訂版によりますと「新マニュアルによる設計法と旧設計法の2ケースについ て設計を行い〜」とありますが旧設計法の弾塑性法を用いない従前の設計法がこちらのプログラムで計算可能なのか教えてください。
A1−2.
本プログラムは「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月」に準ずる内容となっており、“旧設計法”には対応しておりません。
 
Q1−3. タイロッドを空中に浮かす(中詰土を低く)することは可能でしょうか
A1−3.
壁体天端(中詰め天端)より上にタイ材が設置される形状条件には対応しておらず適用外ということになります。



 2.入力関連

Q2−1.

締切幅はどこで入力するのか
A2−1. 計算を実行しますと、「形状の決定」画面において、上部に表示されている必要矢板全長を参考に、画面中程の決定値として「躯体幅B」を入力ください。
この画面のヘルプボタンを押しますと説明がございますが、堤体幅に関しては、目安となる数値を提示することができませんので、何回か、トライ&エラー方式で決定して頂くことになろうかと考えられます。
 
Q2−2. 土層をすべて粘性土地盤としても砂質地盤の必要安全率で照査されてしまう
A2−2.
本プログラムでは、[部材-壁体]に「根入れ照査時の地盤の評価」という計算スイッチを用意しております。
設計者のご判断にて、こちらで砂質地盤か、粘性地盤かのいずれかを設定して下さい。
 
Q2−3. 腹起し材(溝形鋼)の種類を追加する方法
A2−3. 腹起し材(溝形鋼)の種類を追加する場合は、[基準値-鋼材-腹起し(溝形鋼)]画面で追加して下さい。
その上で、計算実行後に、[腹起し材の決定]画面が表示されますので、こちらで、お考えの(使用する)鋼材番号を入力して下さい。
 
Q2−4. 鋼材の腐食を考慮した剛性の低下などは考慮できるか
A2−4. 鋼材の腐食を考慮することはできません。ご了承下さい。
なお、本製品では、鋼材を登録する仕組みになっておりますので、腐食を考慮した断面諸値を登録しておくことで、ある程度対応できるのではないかと考えられます。
 
Q2−5. 左右の地盤高が違う場合にも対応可能か
A2−5. 可能です。
現地盤高は堤外区間、堤体区間、堤内区間で別々に定義することができます。
 
Q2−6. タイロッドの径はどこで入力するのか?
A2−6. メイン画面左側のツリーより部材-引張材/腹起し材をクリックすると表示される[引張材データ]画面にて入力してください。
 
Q2−7. 堤体内に車両を通行させる為、上載荷重を考慮したいのですがどこで入力すれば良いのでしょうか?
A2−7. 上載荷重は「検討ケース」→「常時」「地震時」の「上載荷重」にて入力してください。
 
Q2−8. 左右の地盤高が違う場合にも対応可能か
A2−8. 対応しています。現地盤高は堤外区間、堤体区間、堤内区間で別々に定義することが可能です。
 
Q2−9. 作用させる荷重につきまして、矢板に任意で荷重を作用させることは可能でしょうか。(波力等)
任意荷重の入力方法がありましたらお教え頂けますでしょうか。
A2−9. 本製品では、分布荷重として、安定計算用、堤内側矢板用、堤外側矢板用に分けて、最大5個設定することができます。
安定計算用は、河川側→陸側の荷重なので、波圧を考慮することは可能ですが、あくまでも、滑動、転倒、円弧すべり計算までしか考慮できません。
堤内側矢板用、堤外側矢板用の分布荷重は、根入れ長計算、壁体断面力計算に考慮しますが、現時点では、外側にはらみ出す方向にしか載荷できません ので、この点において、波力を考慮することはできません。
 
Q2−10. 液状化の検討時に設定する設計用震度は、製品マニュアル(ヘルプ)をみると「必要に応じて修正することができる」とあります。
これは任意の設計用震度を入力することができるということでしょうか。また、入力可能な設計用震度に上限値はございますか。
A2−10. 基準値-設計用設定値-液状化時の設計の考え方画面にて変更可能です。
なお、液状化判定時用震度の設定可能項目は「強震地帯」、「中震地帯」、「弱震地帯」となっており、それぞれ「0.01〜9.99」が上下限値と なっています。
 
Q2−11. 中詰め土の物性値設定方法、ダイロッド材の設定方法について教えてください
A2−11. ・中詰め土
初期入力画面では代表値のみの設定となるので詳細は地層データの堤体区間にて設定ください。
・タイロッド
材質-設計用設定値-材質より材質テーブルにて設定いただき、初期入力画面にて任意の鋼材番号を設定してください。
初期入力画面では代表値のみの設定となるので詳細は部材の引張材/腹起し材画面にて設定ください。
 
Q2−12. 堤体幅はどこで入力するのですか?
A2−12. 計算実行途中に表示される「形状の決定」画面の中段にあります「堤体幅」にて設定します。
 
Q2−13. タイロッドの1段配置と2段配置の切り替えはどこでするのでしょうか?
A2−13. 初期入力画面の側面形状グループにあります「引張材Noと設置位置」から成る表にて設定してください。
なお、段を削除する場合は「設置位置」の入力セルを選択し(点線で囲まれた状態)、Deleteキーの押下により行います。
 
Q2−14. 中詰土の静止土圧係数を変更したいのですが、何処で変更すれば良いか見つけられなかったので、教えて頂けますでしょうか
A2−14. 本プログラムでは、土圧係数の直接入力機能はありませんので、φで調整していただくようお願いいたします。
 
Q2−15. 二重締切工の設計プログラムは、土圧などは基本クーロン土圧でしょうか?
また土圧は手入力可能ですか?
A2−15. 「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル」に準じてクーロン土圧です。
なお、土圧の直接入力には対応しておりません。
 
Q2−16. 矢板全長はどこで設定するのですか?
A2−16. 計算実行に表示されます形状の決定画面中段の決定にて設定ください。
 
Q2−17. 鋼矢板SY295の許容せん断応力度の初期値を83N/mm2にしている理由はなぜか
A2−17. 許容せん断応力度につきましては、照査そのものが必要かという疑問もあるかもしれませんが、道路土工 仮設構造物工指針 平成11年3月 社団法人 日本道路協会 P.48の溶接部から引用しています。同書は仮設構造物扱いですので、ここで示されている許容せん断応力度を地震時扱いと考え、常時は、1/1.5倍として扱っています。
 
Q2−18. 地層データの粘着力の増分とは何か
A2−18. 粘着力が深さ方向に直線的に変化する場合の使用する入力となります



 3.外力の計算関連

Q3−1.

安定計算時地盤タイプ1又は4の水圧強度の考え方について。
A3−1. 本プログラムは、「鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月 財団法人国土技術センター」に準じて開発したものです。
ご指摘の「矢板先端が砂質土の場合における安定計算時の堤外矢板に作用する先端水圧は1/2pwとしている」点につきましては、同マニュアルp.24中程に、「1.地盤タイプ1の場合、矢板先端の水圧は堤外側では堤体幅の動水勾配が生ずるために堤内側より大きくなる。ここでは、堤外側と堤内側の水位差の1/2を設定した」とあります。
この水位差に対する1/2という係数が、ご指摘の堤体水位、すなわち、残留水位を定義する際の比率(1/2)とリンクするものなのかは、現時点では当方ではわかりません。しかしながら、ここでの記述からは、計算の簡略化の意味も含めて、単に、「先端水圧は水圧pwを1/2扱いにします」という意味合いにしか、当方では解釈できませんでした。

もし、仮に、リンクするのであれば、例えば、図7.2の地盤タイプ1の記述が、現在
 残留水位:Hf=1/2Hu、
 水圧:pw=γw・Hw(マニュアルではγw・Hfと記述していますが、これは明らかにγw・Hwの誤りです)
 先端水圧:1/2pw
となっていますが、先端水圧については、γw・(Hu−Hf)と記述されるべきではないかと考えられます。

本件につきましては、今後の検討課題扱いとさせて頂きたいと考えていますが、現時点では、上記の解釈、残留水位を定義する比率とはリンクしないと判断しています。
    
Q3−2. 10mの締切を検討している中で、地層条件が砂質層と粘性土層、岩盤層と3つあった場合、それぞれ層ごとの計算は可能であるか?
A3−2. 土質条件における土質種類は砂質土と粘性土の2種類です。岩盤という選択肢はありませんし、岩盤固有の土圧計算に対応していません。そのため、岩盤については、粘性土地盤として粘着力cを大きめに評価していただくなどのモデル化で対応してください。
    
Q3−3. 傾斜地盤の考慮の有無で計算結果が変わると思うのですがそうはなりません。
受働土圧の計算値をみましたが、少しおかしいのではないかと思うのですが。
A3−3. 傾斜地盤を考慮した計算を行う場合は、側面形状画面の右下にございます『斜面の影響を考慮した受動土圧の算定を行う』にチェックを入れてください。
なお、画面ヘルプにも本件に関する記載がございますので、ご確認いただきますようお願い申し上げます。


 4.安定計算関連

Q4−1.

提外矢板の検討(常時)において水位の入力の際、なぜ提体内残留水位が提外水位よりも高い水位でなければならないのか?
A4−1. まずはじめに、外側矢板の照査が本当に必要か否かを十分ご検討ください。設計マニュアルp.21「7.1 水圧分布」では、堤内側と堤外側は同じ矢板を用いる事を標準とするとあり、照査は、条件の厳しい堤内側で行う旨の記述があります。

さて、ご質問の水位の件ですが、当方では、外側(河川側)矢板を照査する時は、河川水位が高水位状態から急激に低水位状態に変化し、堤体の残留水位が、その河川側の水位変動に追いつかず、結果的に堤体残留水位が、堤外水位より高い状態となる状況を仮定しています。このような状況で外側矢板を照査することにより、外側矢板を照査する際の外力(土圧、水圧)が、基本的に、矢板を外側に撓ませる向きに作用し、設計条件として、外力的には厳しい状況になると判断したからです。
もし、ご質問のように、内側矢板を照査する時と同様に、堤外水位>堤体残留水位とすると、外側矢板照査時の水圧は、外側矢板を堤体側に撓ます向きに作用し、堤体側から作用する土圧と、相殺する向きになると考えられます。よって、そのような条件では、逆に言うと、外側矢板を照査する必要性がなくなるものと思われます。

以上の理由により、外側矢板を照査する時の水位条件は「外側水位≦堤体内残留水位」としています。
    
Q4−2. Nr=0の場合に、支持力計算を行う方法は?
A4−2. 支持力係数Nrが、図表の領域Uに属する条件になっている場合、本プログラムでは、この領域Uについてはサポート外であるとしてメッセージを出して、計算を打ち切ります。

このような場合は、お手数ですが、[考え方|照査項目|□支持力係数の確認・修正を行う]にチェックマークをして、計算の途中で表示される支持力係数ダイアログにて、支持力係数をご自身の判断で適切に入力して対処できる仕組みにしていますのでお試し下さい。
ご自身で支持力係数を与えた場合においても、同様なメッセージが表示されますが、計算は行われていますので、結果確認ができるようになります。
    
Q4−3. 堤体内側の鋼矢板を設計する場合、背面水位は堤外と堤内の平均値(マニュアルに準拠)で設定されるが、背面水位をHWLに設定することはできるか?
A4−3. 入力の[考え方|設計方法]にて「残留水位の設定(堤外水位−堤内水位)×比率」の値を1.0にしていただくことで可能です。
    
Q4−4. 計算結果安全率が999.99となるのはなぜか
A4−4. 変形モーメント(作用モーメント)がゼロの状態を意味します。
この場合、転倒に関しては全く問題ありませんので、安全率を999.99という大きな値で表示しています。
変形モーメントがゼロになる状態とは、照査位置が比較的深い位置で、受働土圧が大きくなる状態が考えられます。
    
Q4−5. 支持力計算のエラーメッセージが表示され計算確認に進まない
A4−5. 堤体幅を広げるか決定矢板全長を長くする必要があります。
これにより当該メッセージは回避できると思いますが、場合によっては部材等の調整が必要になります。
    
Q4−6. スライス分割幅を0.8にしていますが、分割数が45個になります。
一般的にスライス幅は何を目安にするとよいのでしょうか。
A4−6. 特に目安は無く設計者様のご判断次第とはなりますが、既存スライス数の半分程度でも良いかと考えます。
なお、円弧すべりの計算はスライス分割法という手法にて行っていますので、分割数=計算精度となります。
この辺りも考慮いただきご検討ください。



 5.根入れ長関連

Q5−1.

必要根入れ長の検索方法
A5−1. 本プログラムにおける必要根入れ長の検索方法は、地表面位置から下方に0.1m刻みで壁体先端位置を延ばして、仮定した位置で極限平衡法による安全率を算出し、繰り返し計算を行い、最初に必要安全率を超える位置を必要根入れ長としています。
よって、例えば、粘着力が比較的大きい地層が表層に存在する場合に、浅い位置で受働土圧が卓越し、必要安全率を満足する場合があります。しかしながら、2層目、3層目…と地層条件が変化する事により、最初に必要安全率を満足した位置よりも壁体を長くした場合に、ある地層位置では安全率が低下する事も十分考えられます。
また、二重締切工では、壁体先端の地盤種類によって、水圧分布系も異なりますので、水圧による影響も考えられます。

冒頭に申し上げましたとおり、本プログラムの必要根入れ長の検索方法では、地表面に最も近い、必要安全率を満足する位置を提示します。一般的には、この位置より壁長を長くすれば、安全率は向上するはずですが、これは、あくまでも、地層条件が殆ど一定の場合であり、変化(地層の変化)がある場合はこの限りではありません。あくまでも目安値(少なくとも、提示の必要根入れ長より短い場合はNGである)としてお考えください。



 6.断面力、変位、反力関連

Q6−1.

上段タイ材反力がゼロとなるのはなぜ?
A6−1. 引張材の反力は、引張材をバネ支点とし、弾塑性解析から得られる支点反力です。
2段タイの構造モデルの場合、極端な場合(地盤バネが全部塑性化するなど)には、タイ材2箇所と矢板先端を支点とする2径間連続はりモデルになります。中央の支点が2段目のタイ材位置ということなります。このような場合、2段目引張材位置と矢板先端までのスパンが長いと、解析結果の変位状況にも見られる通り、2段目引張材位置と矢板先端区間で壁体が大きく外側にはらみ、2段目より上では、内側に変位するような変形になると考えられます。

恐らく、引張材のバネ特性として、引張に対しては無効(このあたりの考え方は入力画面のヘルプ参照)と考えますので、1段目が内側に変位(引張材として圧縮状態になり、機能せずに撓む状態)していることから、無効扱いとなり、反力はゼロとなります。ですから、解析モデル的は、結果的に、2段目引張材位置と矢板先端を支点とし、2段目より上が張り出している、いわゆる張出モデルに近い状況になっていると考えられます。
恐らく、設計マニュアルP.193の解析結果(表2.2 常時の高水時)も、このような状況で、上段のタイ反力がゼロで記述されているものと考えられます。よって、反力がゼロで評価されることは、十分考えられることだと思います。

計算上は反力が0となってしまいますが、実際にどのように運用するかという部分につきましては、当社では判断がつきかねますので、発注者様と協議されるなど、設計者様側のご判断でお願い致します。

上段タイロッドの反力がゼロになるメカニズムは弊社ホームページをご覧下さい。

 http://www.forum8.co.jp/topic/up67-p19.htm
■ Up&Coming No.67 '07 新緑の号 (2007.5.1) サポートトピックスより
    
Q6−2. 堤体幅を変更すると矢板の曲げ応力度が変化する。曲げ応力度の算定に堤体幅が関係するのか?
A6−2. 二重締切工の断面力、変位、反力計算は、弾塑性法で行います。この時、タイ材はバネ支点として構造モデル化します。
タイ材のバネ値は、ヘルプの[計算理論及び照査の方法-矢板断面力の計算-弾塑性解析時の断面力算定モデル]に記載の通り、堤体幅Bを使用します。よって、構造解析モデルのバネ支点強度に堤体幅が影響し(異なる支点条件になる)、結果的に、断面力が異なり、矢板応力に差が生じることになります。
    
Q6−3. 二重締切の設計マニュアルでは、堤内側をみて照査することになっていると思うのですが、堤外側を堤内側と長さを変えて、そちらの判定を見る計算できますでしょうか
A6−3. 堤外側、堤内側の壁長はそれぞれ設定いただけますが、安定計算を照査する根入れ先端面は、矢板長の短い方、すなわち、矢板先端位置が浅い方を根入 れ先端面としています。これは、せん断変形破壊照査の抵抗モーメントMspの計算において、堤内側矢板と堤外側矢板の小さい方の値を2倍するとい う考え方になっていることから、両者が等しく抵抗する範囲を前提としているものと解釈し、両側にきちんと壁体がある範囲、すなわち、短い方の矢板 先端からを安定計算の照査開始面としております。

根入れ先端の深い方の位置で、安定計算の照査を行いたい場合は、一時的に、堤内側と堤外側矢板の全長を長い(先端の深い)方に等しくするか、堤外 側矢板の照査をしないとして、堤内側矢板の全長を長い方にするなどで、計算を実行すれば、検討はできますので、状況に応じてお試しください。
    
Q6−4. 弾塑性法に用いる地盤バネの値について
A6−4. 弾塑性法では、地盤バネを集中バネ扱いにしませんと制御が非常に難しくなります。
そのため、本プログラムでは集中バネ化を行っています。
    
Q6−5. 引張バネ特性「有効」時の計算については、タイ材に働く圧縮方向の力を引張方向の力と見なして、タイ材の応力度を計算しているという理解で宜しいでしょうか
A6−5. お考えのとおりです。
    
Q6−6. 矢板の変位計算の理論について、教えて頂けますでしょうか
A6−6. 構造解析プログラムであります、当社FRAME(面内)を用いており、計算理論としましては微小変形理論となります。



 7.壁体応力度関連



 8.引張材関連

Q8−1.

矢板の前面と背面を固定する部材(タイロッド)を検討することはできますでしょうか
A8−1. 検討は可能です。
詳しくは、製品ヘルプの[計算及び照査の方法]-[引張材の設計]をご覧いただきますようお願い申し上げます。



 9.腹起し関連

Q9−1.

ソフトでの腹起し材の選択可能な最小部材は[150ですが、鋼矢板二重式仮締切設計マニュアルの計算例P195において、腹起しは2[125×65×6×8とあります。
なぜ150より小さい腹起こしを選択出来ないのでしょうか。最小部材の規定などがあるのでしょうか。
A9−1. 仮設シリーズの開発において、基本的には、道路土工「仮設構造物工指針」をメイン基準としております。
ご指摘の箇所の出典根拠も上記基準になります。[125×65×6×8を使用できないという理由はありません。上記基準にご質問の鋼材が掲載されていない事に依ります。
お手数ですが、[基準値-鋼材-腹起し材(溝形鋼)]にて、ご使用されたい鋼材を追加して対処いただきますようお願い申し上げます。



 10.遮水効果関連



11.排水量の計算関連



 12.その他

Q12−1.

Possible_Virusの検知について。
A12−1. 弊社の『斜面の安定計算』または『二重締切工の設計計算 Ver.3』の2製品に含まれている「slp_cnt.dll」がトレンド社の『ウィルスバスター』のウィルス検索時に『possible_virus”は不正な活動を行う疑いのあるPE型ファイル、ワーム型ファイルを発見する時の表示メッセージです。』と検知されて隔離されてしまう症状が2004年3月24日より発覚しております。
これは、ウイルス検索エンジン7.000において、不審な挙動のあるWindows上の実行ファイルを検知した場合、「Possible_Virus」という名前で検出する現象でございます。ただし、この検出はあくまでも「疑い」であり、「possible_virus」の発見が報告された場合には、実際にウイルスコードが含まれているのか否かを確認する必要があります。
そのため、弊社が同日該当するファイルをトレンド社に送付しましたところ、ウィルスコードが含まれていないことが確認され、2004年3月25日トレンド社より修正されたパターンファイル837 (1.837.00)が更新されております。こちらのパターンファイルですと検知いたしませんので、これまでに検知されて隔離されてしまったお客様は、最新バージョンにアップデートしていただきますようお願い致します。パターンファイルのアップデート後は、念のため隔離されたファイルを戻すのではなく、該当製品をアンインストールして再度インストールしていただきますよう重ねてお願い申し上げます。
 
Q12−2. ソフトの起動時に「すべり面取得用作業領域が作成できません」というメッセージが表示される
A12−2. 下記に示す「Temp」フォルダ(この直下に「NormalGenSlipFace」or「EQ」というフォルダがあることを確認してください)を削除して、正常に起動するかお試しください。
 C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Local Settings\Temp\Temp
    
Q12−3. 材質テーブルの鋼矢板の許容曲げ応力度、許容せん断応力度の標準値の根拠は?
A12−3. 許容曲げ応力度は、鋼矢板二重式仮締切設計マニュアル 平成13年5月 (財)国土技術研究センター 山海堂 P.11に示されています。
許容せん断応力度につきましては、照査そのものが必要かという疑問もあるかもしれませんが、道路土工 仮設構造物工指針 平成11年3月 社団法人 日本道路協会 P.48の溶接部から引用しています。同書は仮設構造物扱いですので、ここで示されている許容せん断応力度を地震時扱いと考え、常時は、1/1.5倍しています。
これに拠りがたい場合は、設計者のご判断にて、適宜、変更して下さい。
    
Q12−4. 「二重締切工の設計 Ver1.00.01」を用いて設計を行っていますが、計算書途中の表が改ページのところで途切れ、次ページに表示されません
A12−4. 本件は、Ver.1.05.00にて修正を行っております。
最新版へ更新いただき、改善されるかどうかご確認ください。
なお、2013.10.18現在の最新バージョンは、Version.1.5.1となっております。
    
Q12−5. マクロデータ分析とはどの様な機能ですか?
A12−5. 設計値の妥当性評価を指し、短時間かつ効率的に設計不具合を防ぐ事を説明としたチェック機能です。
設計諸元である指標と設計によって算出される構造規模を表す主要な数量(設計値)との関係を用いて、設計審査におけるマクロチェックを行い、設計 値の妥当性を評価します。
本プログラムでは、縦軸に『目的変数』を横軸に『説明変数』をとったグラフにて、過去の設計事例(設計値)を母数群として現在の設計値との関係を 示します。
このグラフ上には、前出の母数群から導き出した回帰直線を描画しますので、過去の設計事例(設計値)と現在の設計値との関係を即座に確認する事が 可能となっています。
    
Q12−6. 計算エラーが出ますが意味がよくわかりません.
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エラー報告(計算状況一覧)
[土質ブロック]:堤内−No.1の座標データが正しくありません。
土質ブロックを構成する格点が直線上にある場合、重複して設定されていないか確認してください。
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A12−6. 法面付き掘削形状で、堤内側マウンド幅が0(ゼロ)のとき、ご指摘のメッセージが表示されます。
入力の下限値が0.0となっておりますところ、誠に申し訳ございませんがマウンド幅には微小な値(0.001など)を設定いただきますようお願い いたします。
    
Q12−7. 計算実行しますと、
水位位置>壁体天端になっています。
水位位置は、壁体天端以下でなければなりません。
壁体天端より上に水位がある状態は適用外です。
なるメッセージが表示されます。壁体天端とは鋼矢板天端と考えてよろしいのでしょうか。
A12−7. 検討ケースで設定している「堤体残留水位 RWL」が壁体天端を超えていることに依ります。
なお、堤外側矢板を照査する場合は、堤外側水位 LWL < 堤内残留水位 RWLとしてください。
    
Q12−8. 製品を起動した際、画面の中央に二重締切ソフトのロゴマークみたいなものだけが現れ、入力データ画面が出てきません
A12−8. 本件はVer.3.1.2で修正しておりますが、レジストリ情報の問題ですので、Ver.3.1.2よりも前のバージョンをインストールしたことのあるPCではVer.3.1.2においても同じ現象が発生します。

お手数ではございますが、キー操作によるウィンドウの移動を行ってください。
※こちらの操作方法は、Windowsの標準仕様となっております。


【キー操作によるウィンドウの移動】
1)「二重締切工の設計・3DCAD Ver.3」を起動し、メイン画面が消えるところまで操作します。
2)タスクバー上の「二重締切工の設計・3DCAD Ver.3」のボタンを押した状態とします。このとき、アクティブウィンドウとなっております。
または、Alt+Tabキーにて開く“タスク切り替えウィンドウ”にて、「二重締切工の設計・3DCAD Ver.3」が選択された状態(アクティブウィンドウ)にして下さい。異なる場合は、Altキーを押したまま、Tabキーにて1つずつ切り替え、“二重締切工の設計Ver.3”と表示されるアイコンを選択してください。
3)Alt+スペースキーを押します。
※この操作は、画面上には変化がない場合もございますが、アクティブウィンドウのシステムメニューを開く操作となります。
4)Mキーを押します。
※この操作で、アクティブウィンドウのシステムメニュー内の“移動”を実行し、ウィンドウ移動モードとします。
※マウスカーソルが十字カーソルに変化した場合、ウィンドウ移動モードになった事を示します。
5)矢印キー(→・←・↑・↓)のいずれか1つを押してください。
※この段階でキーまたはマウスでのウィンドウ移動モードとなります。
6)マウスにてウィンドウ位置を決めてください。
※マウスポインタがウィンドウ上部中央をロックした状態で、移動位置決定待ち状態となっております。マウス左クリックの位置で決定されます。




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