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調節池・調整池の計算 Ver.4
防災調節池および大規模宅地開発に伴う調整池の設計を支援するプログラム

最新版製品価格 ●リリース 2011年7月
水工

 はじめに
調節池・調整池の計算」は、2007年1月の初版リリース後、2010年6月にVer.3として「林地開発基準への対応」を行い、今回「和歌山県の2式合計降雨強度式、浸透施設機能強化、雨水浸透施設の整備促進に関する手引き(案)の雨水浸透効果の概算方法、ピークカット方式」に対応したVer.4をリリースします。今後は、「調節池・調整池の計算Ver.4」において「計算機能」の充実を図ってまいりますので、「調節池・調整池の計算Ver.3」をお持ちのお客様も「調節池・調整池の計算Ver.4」への改訂をご検討くださいますようお願いいたします。今回は「調節池・調整池の計算Ver.4」で追加または、拡張した機能を紹介させて頂きます。

 和歌山県の降雨強度式2式合計への対応
本製品においては、既に対応している降雨強度式(タルボット型、シャーマン型、久野・石黒型、クリーブランド型、近畿地方整備局型、山梨県1型、山梨県2型)について複数式を指定する場合に和歌山県の降雨強度式(2式合計)を指定できるようにしました(3式以上も指定可)(図1・2・3)。

■図1 流域入力画面
― 降雨強度式タブ
■図2 和歌山県2式合計の降雨強度図 ■図3 2式合成の降雨強度図

 浸透施設機能強化
浸透施設の種類に新しく「大型貯留槽」を追加して「雨水浸透施設技術指針[案] 調査・計画編」P.51〜P.54に準拠した各浸透施設における施設の寸法を入力指定することによりそれぞれの浸透施設の設計浸透量を計算するように対応しました。指定可能な浸透施設の種類は、浸透トレンチ、浸透ます、浸透性舗装、浸透側溝、大型貯留槽についてそれぞれ設置数をほぼ無制限(最大1000個)に設けることが可能であり、各設計浸透量の計算結果も即時に確認することができます(図4・5)。

■図4 浸透施設入力画面ースイッチ制御タブ   ■図5 浸透施設―設計浸透量確認画面

浸透トレンチ
浸透面タイプは側面および底面、片面浸透なし、底面浸透のみ、側面浸透のみ、付加水圧がかかる全5タイプを指定することができます(図6)。
■図6 浸透施設―浸透トレンチ入力画面

浸透ます
形状は円形、正方形、矩形ますの全3タイプを、浸透面タイプは側面および底面、底面、付加水圧がかかる全4タイプを指定することができます(図7)。

■図7 浸透施設―浸透ます入力画面

浸透性舗装(図8)
■図8 浸透施設―浸透性舗装入力画面

浸透側溝(図9)
■図9 浸透施設―浸透側溝入力画面

大型貯留槽(図10)
浸透面タイプは側面および底面、底面のいずれかを指定することができます。

■図10 浸透施設―大型貯留槽入力画面

 雨水浸透施設の整備促進に関する手引き(案)の雨水浸透効果の概算方法への対応
「雨水浸透施設の促進に関する手引き(案)」第U編、雨水浸透効果の概算方法第3章の「雨水浸透効果の概算方法(簡便法)P.21〜P.24」に準拠した計算をサポートします。計算する内容は、「参考資料P.2〜P.14 1.簡便法による流出抑制効果の試算例」を参考にしており流域レベルに従い以下の内容を検討します。

河川流域レベル選択時
1.ピーク雨量及び総雨量の低減による流出抑制効果の概算
    1-1) ピーク流量の低減率の算定
    1-2) 総雨量の低減率の算定
    1-3) 降雨 ハイエトグラフ(図11)の作成

■図11 降雨ハイエトグラフ図

2.流末における流量の低減量(カット量)および低減効果の概算

3.貯留浸透併用時の流出効果の概算
    3-1) 対策方法に従い、縦軸が必要貯留高、横軸が浸透強度、放流強度、浸透強度+放流強度の何れかの
        「必要貯留高−浸透強度、放流強度、その合計値グラフ」の生成
    3-2) 放流強度R1(mm/hr)の設定
    3-3) 放流強度R2(mm/hr)の設定
    3-4) 流末における流量の低減量(カット量)の概算

4.貯留高および残対策の検討

小排水区や開発レベル(10ha以下)選択時
1.ピーク雨量及び総雨量の低減による流出抑制効果の概算
    1-1) ピーク雨量の低減率の算定
    1-2) 総雨量の低減率の算定
    1-3) 降雨ハイエトグラフの作成

2.流末における流量の低減量(カット量)及び低減効果の概算

3.平均湛水時間の短縮効果の概算

簡便法による調整池必要容量の概算(流域レベル共通)
入力の条件により「開発前及び開発後の流出係数が与えられている場合」か「許容放流量と開発後の流出係数が与えられている場合」について調整容量を算出します。

 ピークカット方式への対応
「開発許可申請に伴う調節池設置基準(案)平成12年8月 熊本県土木河川課」等に記述されている下流の河道改修が修了しており、ある流量までは安全に流下できる場合に有効な一定の流量以上を調節して放流する方式に対応しました(図12-15)。


■図12 貯留施設入力画面―スイッチ制御タブ


■図13 ピークカット方式の流量曲線図

■図14 自然調節方式の流量曲線図(現行製品)


■図15 貯留施設―洪水調節計算結果画面

以上、「調節池・調整池の計算 Ver.4」の追加・拡張機能の概要をご紹介いたしました。今後もユーザ様からのご要望にお応えして、改良・改善に努めてまいります。どうぞご期待ください。
(Up&Coming '11 盛夏の号掲載)
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