Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

 誌上セミナー ●CG/VR講座 (9)
監修:CG-ARTS協会http://www.cgarts.or.jp/
Vol.9 VRシステム

●VRシステム
 VR(Virtual Reality)システムは、コンピュータ、センサー、シミュレータ等により構築した仮想空間で、ユーザが現実の環境(実環境)のような感覚を持って行動し、擬似体験や評価をすることができるシステムです。VRシステムでは、CGが一方向に流れるのではなく、ユーザが空間の中で主体的に行動し、五感の複数の感覚で体感することができます。例えば、ドライブシミュレータの場合、自ら操作することによって移動し、視覚・聴覚・触覚で体感することが可能です。

 このようなVRを実現するために必要な要素として、次の3点があげられます。
  • ユーザの位置や動作に対する感覚へのフィードバック(sensory feedback)
  • ユーザが対象に働きかけ、リアルタイムに反応が返る対話性(interactivity)
  • 五感のうちのいくつかに働きかけることで得られる没入感(immersion)

 フィードバックと対話性(インタラクティブ性)であれば、
  • 自身が空間の中を移動する(働きかける)
  • その移動位置に対応して、表示内容や音声が刻々と変化する
  • 変化した空間に応じて、さらに移動するなど次のアクションを行う
といった流れとなります。

 こうしたVRの活用目的のひとつに、ビジュアリゼーション(visualization)があります。ビジュアリゼーションは、様々な自然現象や社会現象、群集行動や知的活動を式や図を用いてモデル化し現象をコンピュータ上で模擬するシミュレーション(simulation) に対し、その結果を視覚的に表現します。可視化、可視化情報化、視覚情報化ともいいます。解析結果の数値や図表では理解しにくい事象もVRで表現することにより、臨場感を持って理解できます。
▲UC-win/Road ステレオ・ドライビングシミュレータ

→
EXODUS避難解析結果読込   UC-win/Roadでの可視化表現


●MRとAR
 複合現実感(MR:Mixed Reality)は、VR環境と実環境の融合であり、拡張現実感(AR:Augmented Reality)から拡張VR(AV:Augmented Virtuality)まで広い概念を含みます。ARシステムは、実環境にVR情報を重ねて提示し、仮想物体が実際にそこに存在するかのように見せます。このデバイスにはヘッドマウントディスプレイ(HMD)が多く使用されますが、実環境とVR環境との位置合わせ、時間的遅れの除去、頭部位置姿勢の計測精度が技術的な課題となります。また、携帯電話向けARアプリケーションの分野では、例えば「セカイカメラ」のように実環境と重ねた情報活用が既に一般に普及しつつあります。

→ →
▲現実世界とVR世界の一致例。眼鏡無しで、ジオラマと立体映像の合成表現


●ドライブシミュレータ(DS)
 シミュレータで模擬対象となる感覚は、視覚、聴覚、前庭感覚、触圧覚となります。このうち、前庭感覚は、平衡感覚や傾き、加速度感などであり、モーションシステムにより動揺を制御します。よく用いられるのは、6自由度モーション装置で、6本のアクチュエータの伸縮により、前後・左右・上下の移動・回転運動を発生させます。また、従来の油圧モーションシステムから、電動モーションシステムが採用されることにより、シミュレータの小型化が実現されています。

 


フォーラムエイト東京本社展示体験コーナーの展示システム


FORUM8認定・VRエンジニアのページ

http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/engtest/engtest.htm

FORUM8認定・VRマスター試験開始

VRシミュレーションの実務経験と応用技術を有する技術者を認定。VRについて高度な知識・技能を身につけ、VRエンジニアの指導および業務における問題解決や適切な判断ができるレベルを想定する。VRの高度活用、上級プレゼンテーションができるシニアエンジニア水準。当社が定める経験またはVRエンジニア合格者を対象に筆記試験、実技試験を実施し、合格した者を認定する。 

対象セミナー : UC-win/Road Advanced・VRセミナー
次回開催予定 : 2010年 6月 25日(金) 東京

参考文献: 『コンピュータグラフィックス』、CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会)


  
前ページ    インデックス 次ページ
(Up&Coming '10 新緑の号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
株式会社 溝田設計事務所
公立諏訪東京理科大学 工学部 機械電気工学科
Kemmochi Design Office
[ イベント案内 ]
デザインフェスティバル2024のご案内






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」
鋼断面の計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
UC-BRIDGE・3DCAD(部分係数法・H29道示対応) Ver.2
深礎フレームの設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver.5

キャンペーン実施中
マルチライセンスキャンペーン
イベント・フェア参加キャンペーンキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
12/10  Shade3D体験
12/11  深礎フレームの設計・
  3D配筋(部分係数法・
  H29道示対応)
12/12  VRまちづくりシステム体験
12/13  UC-win/Road・VR

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション