| 
 
 Maxsurfのモデリング機能は、NURBSによる自由曲面を可能にしているため、あらゆる形状の面の生成が行なえます。船穀の形状は言うまでもありませんが、船体の付加物の多くはMaxsurfによるモデリングが適しています。例えば、アンカーおよびホースパイプを保護する船首のベルマウスは、曲面形状と船体との取り合い、そして鋼板の曲げ加工を伴う複雑な設計を要求します。一連のMaxsurfモジュールを使うことにより、モデリングから外板展開までの一貫した処理を行なうことができます。処理の流れとしては; 
        ホースパイプの通り道を決め、パイプ径に合わせた円筒サーフェイスをモデリングする
        ホースパイプを囲み船体を貫通するベルマウスをモデリングする
        ベルマウスの外板展開時に指標となるリファレンスラインを描くために、ホースパイプに直交する面をモデリングする
        完成したサーフェイスモデルを、Maxsurf Structureで読み込み、ベルマウスの板展開を行なう
       
 
        
          
            |  |  |  
            | ■図1 ホースパイプが設置された状態 (船首上部のみモデリング)
 | ■図2 ベルマウスを備えた状態 |  
            |  |  |  
            | ■図3 正面ビュー | ■図4 リファレンス面を追加した状態 |  
 
        
          
            |  |  |  |  
            | ■図5 リファレンス面との交差線を表示 | ■図6 リファレンス交差線を 表示した正面ビュー
 | ■図7 プロファイルビュー |  このようにモデリングができたら、このデザインファイルをMaxsurf Structureで読み込み、外板展開を行ないます。
 
 
 
        
          
            |  |  |  |  
            | ■図8 Maxsurf Structure内で展開する ためにプレート定義された状態
 | ■図9 展開されたベルマウス | ■図10 展開された、ベルマウス 取り付き部付近の船穀
 |  以上のような手順により、ベルマウスのモデリングおよび板展開が行なわれ、現図データとして、展開図のdxfデータが、Maxsurf Structureから出力されます。
 
 
 開発元:Bentley Systems(Formation Design SystemsはBentley Systemsに吸収合併)
 
 |