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■            FORUM8 News 【イエイリ・ラボ版】Vol.25
■■■                                               2011年 9月20日

http://www.forum8.co.jp (株)フォーラムエイト & イエイリ・ラボ
 
  ●─────────< イエイリ・ラボの目 >────────●
 
  建設ITジャーナリストの家入龍太です。
 
  9月はイベントシーズン。バーチャルなイベントとしては、インター
  ネット上で開催された仮想BIMコンペ「Build Live Kobe 2011」など、
  リアルなイベントとしては「東京ゲームショウ2011」など、数多くあ
  ります。これらのイベントで、フォーラムエイトはバーチャルとリア
  ルをつなぐソリューションを提供しています。現場からの報告です。
 
  ●─────────────────────────────●
 
=◆ トピックス ◆=
■BIMコンペ「Build Live Kobe 2011」の課題敷地をVR-Cloud(TM)で公開
■ハンドルなしでも運転!“エアドライビング”がゲームショウで注目
■マンガの風景をドライブ!UC-win/Roadのプラグインを開発
 
=◆ トピックス ◆=
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■BIMコンペ「Build Live Kobe 2011」の課題敷地をVR-Cloud(TM)で公開
  http://www.forum8.co.jp/BuildLiveKobe2011/BLK-VRCloud.htm
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  BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の手法を駆使
  して48時間または96時間という短時間に課題の建物や施設を設計する
  インターネット上の仮想コンペ「Build Live Kobe 2011」が、9月7日
  の18時に始まりました。
 
  今回は兵庫県の神戸ポートアイランドが舞台となり、世界一のスーパー
  コンピューター「京(けい)」に隣接する敷地に、国際研究センター
  やデータセンター、アスレチックジムなどからなる大規模な複合施設、
  「国際交流センター」を設計するのが課題でした。
 
  建築設計で重要なのは、建設予定地やその周辺の街並みや交通事情な
  どをよく理解することです。しかし、遠方のチームは現地視察に行く
  ことは難しいのが現状です。
 
  そこでフォーラムエイトは、バーチャルリアリティー(以下、VR)を
  クラウドコンピューティングで動かす「VR-Cloud(TM)」を使って、
  神戸ポートアイランドの課題敷地の周辺を丸ごとVR化し、一般公開し
  ました。
 
  インターネットに接続されているウェブブラウザーに、無料のクライ
  アントソフトをインストールするだけで、誰でも神戸ポートアイラン
  ドをウォークスルーしながら見られるのです。ただ、多くの人々が一
  緒に見られるようにするため、画面の「操作権」は1分ずつ、先着で
  割り当てられる仕組みになっています。
 
  敷地周辺にはクルマや人が実際に動き、ポートライナーが時折り通り
  過ぎ、本当に現地に行ったような錯覚さえおぼえます。付近の神戸空
  港には飛行機が離着陸するほか、はるか西側には明石海峡大橋も見え
  ます。
 
  また、スクリプトを実行すると神戸空港に着陸する飛行機や走行中の
  ポートライナーから計画地を見たり、時刻によって変化する道並みを
  見たりと、あらかじめ設定されたルートや場所、時刻でオートプレゼ
  ンテーションが見られます。
 
  様々な角度から課題敷地を視察できるのはVRならではの強みでしょう。
 
  今回は社会人を対象とした実務クラス(制限時間48時間)に8チーム、
  学生を対象とした学生クラス(同96時間)に8チームが参加しました。
  審査結果と表彰式は、10月7日、東京・有明で開催される「ArchiFuture
  2011」の会場で行われます。このイベントには、フォーラムエイトも
  ゴールドスポンサーとして出展します。
 
▼Build Live Kobe2011の課題敷地および周辺VRデータをVR-Cloud(TM)で公開
  http://www.forum8.co.jp/BuildLiveKobe2011/BLK-VRCloud.htm
 
▼Build Live Kobe 2011 公式ブログ
 http://blkobe2011.seesaa.net/
 
▼(関連記事)16チームが参加!BIM仮想コンペ「BLK」がついに開幕
 http://www.ieiri-lab.jp/it/2011/09/16bimblk.html
 
▼(関連記事)拡張現実も登場!BIM仮想コンペBLK参加チームを回ってみた
 http://www.ieiri-lab.jp/it/2011/09/bimblk.html
 

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■ハンドルなしでも運転!“エアドライビング”がゲームショウで注目
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  9月15日〜18日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、東京ゲームショ
  ウ2011が開催され、フォーラムエイトも出展しました。
 
  ブースは会場の入り口近くのため、すぐに見つけられました。ブース
  中央には、55インチのモニター6台を縦2段、横3列にならべた巨大スク
  リーンが陣取り、UC-win/Roadで首都高速道路の大橋ジャンクション内
  を走行するデモンストレーションが行われていました。
 
  ところがいつものフォーラムエイトのブースでたくさん見かけるハン
  ドルが、今回はほとんど見当たりません。“運転席”の位置には普通
  のイスが置かれ、その前にはアクセルとブレーキの位置を表示した平
  らなマットが敷かれているだけなのです。
 
  そのイスに座った運転者は、ナ、ナ、ナ、ナント、ハンドルを持った
  ふりをし、アクセルとブレーキを踏み分けるしぐさをするだけで運転
  できるのです。「エアギター」ならぬ“エア・ドライビング”方式に
  よるドライビングシミュレーターなのでした。
 
  その秘密は、スクリーン脇に置かれた赤外線センサーです。センサー
  によって運転者がハンドルを回したり、アクセルやブレーキを踏んだ
  りという手足の動きを常時モニターし、ドライビングシミュレーター
  に送る仕組みです。
 
  赤外線センサーは、ゲーム機「XboX360」のコントローラーとして使わ
  れている「Kinect」に似たものを使っています。
 
  このほか、ブースにはUC-win/Roadを使った鉄道運転シミュレーターも
  展示されていました。沿線の街並みを数kmにわたってリアルにモデル
  化したほか、減速を指示する標識や信号などもあります。
 
  また、別々の列車の運転を担う複数のシミュレーターを連携させるこ
  ともできるそうです。先行列車が遅れていると、走行中に信号が赤に
  なる場合もあるとか。
 
  もともと土木設計ソフトの開発が専門のフォーラムエイトが、バーチャ
  ルリアリティーシステムを通じて、ゲーム業界への参入も現実的にな
  りつつあるのは、興味深いですね。VR-Cloud(TM)などのクラウドコ
  ンピューティング技術と相まって、さらにその可能性は強くなってい
  るように感じました。
 

▼東京ゲームショウ2011
 http://tgs.cesa.or.jp/index.html
 
▼(関連記事)エアギターも真っ青!東京ゲームショウにエア・ドライブが登場
 http://www.ieiri-lab.jp/it/2011/09/post-37.html
 
▼(関連記事)絶賛トレーニング中!巨大モニターで大迫力のドライブ
 http://www.ieiri-lab.jp/it/2011/09/post-35.html
 

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■マンガの風景をドライブ!UC-win/Roadのプラグインを開発
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  東京ゲームショウのフォーラムエイトブースでは、スマートフォンで
  撮った風景や人物の写真を数秒間でマンガ風のイラストに変換するソ
  フト「Manga_Me」でした。
 
  写真の画像をもとに線を強調し、画像の濃淡を数種類のスクリーントー
  ンタイプのテクスチャーによって塗り分けることで、マンガらしいイ
  ラストを作成するソフトです。
 
  開発したのは、香港中文大学のMarc Aurel SchnabelさんとYingge Qu
  さんです。
 
  ブースにはプロ用を想定して開発中のパソコン版ソフトを使い、来場
  者の写真をその場でマンガ風イラストに変換。あらかじめ作成した街
  並みのイラストに張り込んでオリジナルのマンガを作り、プリントア
  ウトするサービスを行っていました。
 
  マンガ製作作業のうち、背景となる街並みを手作業で作るのはとても
  労力と時間がかかりますが、このソフトを使うことで大幅な省力化と
  スピードアップが期待できます。
 
  実は、このソフトはUC-win/Roadのプラグインソフトとしても開発が進
  んでいます。
 
  街並みの3Dモデルに、Manga_Meで作成したマンガ風テクスチャーを張
  り付けることで、まるでマンガの街並みをドライブしているような感
  じを味わえるのです。
 
  フォーラムエイトのブースでは、Manga_Meによるマンガ作成サービス
  と同時に、マンガの街並みをドライブできるデモも行っていました。
 
  Manga_Meの実力は相当なものですよ。スマートフォン版は無料公開さ
  れていますので、あなたもぜひ、楽しんでみてください。
 
▼(参考記事)Manga_Me(iPhone版)
  http://itunes.apple.com/us/app/manga-me/id397076266?mt=8
 
▼(参考記事)Manga_Me(Android版)
  http://www.getjar.com/mobile/58595/manga_me/?s=phones
 
▼(関連記事)マンガ風画像処理も公開!ピサでVR研究者の大会開催
 http://www.ieiri-lab.jp/it/2011/07/vr.html
 

  ●───────────< あとがき >───────────●
 
  BLK2011で課題敷地の情報提供に使われた「VR-Cloud(TM)」、“エア
  ドライビング”によるドライブシミュレーター、そして写真からマン
  ガ風イラストを作る「Manga_Me」と、これらのイベントでフォーラム
  エイトが提供したソリューションは、いずれもリアルな地形や動き、
  画像をバーチャル化する機能を持っているのが特徴です。
 
  バーチャル化することで、情報伝達やアクセスを容易にしたり、特別
  な道具を持たない人がドライビングシミュレーターなどのシステムに
  参加しやすくなったり、マンガという媒体を通じて現実を身近に感じ
  させたりといった効果が生じてきます。
 
  これらの技術をまちづくりなどに応用することで、より多くの人々の
  知恵やアイデアを結集し、シミュレーションによって未来のメリット
  や問題点を共有できそうです。
 
  今年は東日本大震災や台風による水害など、各地で大きな被害が出て
  います。今後、各地域の住民のライフスタイルや防災に対する考え方
  などを集約しながら、よりよいまちづくりを行うためにも、クラウドや
  ゲーム機などで手軽に参加できるシミュレーション、マンガによる誰
  にでも分かりやすい表現などのニーズは高いと思います。
 
        イエイリ・ラボ/家入龍太 (http://www.ieiri-lab.jp
 
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