|  | 一方、冷え性は東洋医学的な概念で、寺澤による冷え性診断問診票(表1)によって非冷え性と冷え性に分類されます。冷え性を西洋医学的には身体の特定の部分だけが特に冷たく感じる状態を指し、末梢循環不全及び自律神経活動の低下がその主因とされています。そのため循環ホルモン、プロスタグランディンE剤、ビタミンB1やE剤の服用が勧められます。 体温と冷え 私たちの体温(腋窩温)は36.5±0.5度ですが日常生活活動や環境によって多少上下します。 |  | 
              
                表1
                  | 設 問
 | ※各症状は6ヶ月以上に渡っていることを前提に、あてはまる項目に○をつけてください。 1 他の多くの人に比べて“寒がり”の性分だと思う。
 2 腰や手足、あるいは身体の一部に冷えがあってつらい。
 3 冬になると冷えるので電気毛布や電気敷布、あるいはカイロなどをいつも用いるようにしている。
 4 身体全体が冷えてつらいことがある。
 5 足が冷えるので夏でも厚い靴下をはくようにしている。
 6 冷房の効いているところは身体が冷えてつらい。
 7 他の多くの人に比べてかなり厚着する方だと思う。
 8 手足が他の多くの人より冷たい方だと思う。
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                  | 断 診
 | ※A〜Cに一つ以上該当するものを冷え性者とする。 A 質問項目1〜3の中から2項目以上○がある
 B 質問項目1〜3の中から1項目、質問項目4〜8の中から2項目以上それぞれ○がある
 C 質問項目4〜8の中から4項目以上○がある
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