| 今回はMultiframeのモデルジェネレータ機能より、「プレート-梁」についてご紹介させていただきます。 1.作成メニュー|生成「作成メニュー|生成」から、“プレート-梁”を選択します(図1)。
 
              
                
                  |  |  
            | ■図1 “生成 プレート-梁”1 |  2.設定値入力
 今回は、H形鋼の400×400×13×21、2mの梁を想定して次のように入力します(図2)。
 長さ:2000mm、奥行:400mm、幅:400mm、tf:21mm、tw:13mm、境界条件:ピン、メッシュサイズ:50mm。
 3.生成「OK」をクリックすると、メッシュデータが生成されます(図3)。
 
              
                
                  |  |  |  
            | ■図2 “生成 プレート-梁”2 | ■図3 “生成 プレート-梁”3 |  4.生成モデルの確認生成されたモデルを確認してみます。板厚:WEB=13mm、Flange=21mm、材料:SN400となっていました(図4)。
 次に境界条件ですが、これは両端部の節点全てにピン拘束が設定されていましたので、両端部の下フランジのみピン拘束に変更しておきます(図5)。 
              
                
                  |  |  |  |  
            | ■図4 生成モデル-板厚、材料 | ■図5 拘束条件変更 |  5.荷重上フランジの中心位置に鉛直下向きの集中荷重100kNを載荷します(図6)。
 6.解析結果計算を実行して解析結果を確認してみます。鉛直方向の変位は中心部でδy=0.25mmとなっていました(図7)。
 
        
          
            |  |  
            | ■図7 変位結果、δy |  7.フレームモデルとの比較同様のモデルをフレームで作成して比較してみます。使用するセクションは、H形鋼の400×400×13×21として、荷重も梁の中心位置に合わせて載荷します(図8)。
 解析を実行して同じく変位の結果を見てみると、δy=0.12mmとなりました(図9)。 
        
          
            |  |  |  
            | ■図8 フレームモデル-荷重図 | ■図9 フレームモデル-変位結果、δy |  今回のモデルでは、変位の結果に違いが出ましたがその原因を調べてみるのも興味があると思います。Multiframeのジェネレーターを使うと簡単に梁断面のプレートモデルも作成出来ますので是非お試しください。 ■Multiframe 21.02 日本語版 2017年リリース■開発元:Bentley Systems(Formation Design SystemsはBentley Systemsに吸収合併)
 |