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Q&A管の断面計算 Q&A ('24.09.11)

NEW! 更新内容

Q1−67.たわみ性パイプカルバートの許容たわみ率を変更したいが可能か。('24.09.11)

目  次
 1.適用範囲

Q1−1.「360°巻立て」に対応しているか?

Q1−2.管種の追加は可能か?

Q1−3.比較計算とは?

Q1−4.他のデータファイル(*.F9K)から基準値のデータのみ読み込むことは可能か?

Q1−5.部材として鋼管、及び鋳鉄管、塩ビ管、VU管には対応しているでしょうか?

Q1−6.活荷重は考慮可能か?

Q1−7.カルバート工指針H21年版で追加された高耐圧ポリエチレンパイプカルバートの検討は可能か

Q1−8.「比較計算」では、同一管種で土被り厚や呼び径の異なる複数パターンの比較計算が可能ですが、管種同士でも比較計算できませんか。

Q1−9.強化プラスチック複合パイプカルバートのたわみ率Vの算式について、カルバート工指針H11とH21とでは基準書に記述されている式の体裁が異なるが、計算書では年版の選択に応じた体裁で出力されるか?

Q1−10.コルゲートメタルカルバートの対応形状は?

Q1−11.たわみ性パイプカルバートについてNEXCO基準には対応していないか?

Q1−12.複数の支承角による結果を確認できるか?

Q1−13.比較計算で呼び径を複数選択する場合に、リスト内の径を連続して選択でなく必要な径のみ選択して検討可能か

Q1−14.地震時の検討は可能か?

Q1−15.ダクタイル鋳鉄管や鋼管の検討は可能か?

Q1−16.比較計算設定や詳細計算設定で呼び径を選択できるが、呼び径ごとに設定されている値を変更することは可能か

Q1−17.輪荷重を載荷するとき、衝撃係数iや断面力の低減係数βは、基準書に記述された値以外を設定可能か?

Q1−18.下水道協会に準拠した計算は可能ですか

Q1−19.道路土工カルバート工指針(H21年度版)P.103に、「土かぶり4m以上の場合、活荷重による鉛直土圧として頂版上面に一様に10kN/m^2の荷重を考えるものとする」との記述がありますが、このように輪荷重ではなく分布荷重のみを考慮できますか

Q1−20.「基準値」画面の諸数値を初期値に戻すことは可能か?

Q1−21.土圧は鉛直土圧のみを考慮しているが、水平土圧は考慮しなくてもよいのか

Q1−22.管断面をフレームでモデル化した検討は可能か

Q1−23.比較計算において同間隔で連続した土被り厚ではなく間隔の異なる土被り厚で検討は可能か?

Q1−24.鉛直土圧の計算式は埋設形式によって違いますが、コルゲートメタルカルバートで突出形での計算はできないのですか

Q1−25.コルゲートメタルカルバート選択時に「設計条件」→「その他」にある「裏込めの種類:A/B/C」とは?

Q1−26.任意の荷重を考慮することは可能か?

Q1−27.基本条件画面の「名称設定」でタイトル、コメントが入力できるが、これはどこに反映されるのか

Q1−28.「基準値」画面下にある矢印ボタンの意味は?

Q1−29.入力画面を開くとき、ダブルクリックではなくシングルクリックで開くようにすることは可能か

Q1−30.コルゲートメタルカルバートのコルゲートセクション座屈強さの検討において、適用基準=土工指針H11選択時の座屈応力feの判定式は誤りではないのか?

Q1−31.コルゲートメタルカルバートの場合、埋設形式の選択が無いのはなぜか?

Q1−32.剛性パイプカルバートで埋設形式=突出型時の鉛直土圧算定において、沈下比rsdは直接指定が可能か?

Q1−33.適用基準がNEXCOのときの設計条件に「ランキンの主働土圧係数k」の設定があるが、この値はなにかの基準に記載されているのか

Q1−34.適用基準が土工指針のとき、舗装を考慮した計算は可能か

Q1−35.活荷重を考慮した場合と無視した場合を同時に検討可能か?

Q1−36.管が地表面から突出しているようなモデルは計算可能か

Q1−37.「道路土工カルバート工指針(H.22.3)(社)日本道路協会」P.322〜の巻末資料にコルゲートメタルカルバートの板厚の計算が記載されているがこれの検討が可能か?

Q1−38.塩ビ管マンホールの耐震設計は可能か

Q1−39.強化プラスチック複合パイプカルバートでの活荷重によるたわみ量の検討に用いる許容たわみ量δa=10.0(mm)の根拠は?

Q1−40.安定計算に対応しているか

Q1−41.温度荷重は考慮可能か?

Q1−42.盛土が複数層から構成されているモデルは計算可能か

Q1−43.遠心力鉄筋コンクリート管について土工指針とNEXCOでは照査にどのような違いがあるのか

Q1−44.プレストレストコンクリート管の時、詳細計算設定にある「支承角」の選択は計算結果に影響があるか

Q1−45.多層盛土に対応しているか?

Q1−46.自動車荷重として2軸以上の輪荷重を考慮することができるか

Q1−47.コンクリート製パイプカルバート(土工指針)の「管の最大抵抗曲げモーメントMr」算出に用いる係数0.318, 0.239を変更する事は可能か

Q1−48.管を横断する活荷重は考慮できるようだが、管と平行に走行する活荷重を考慮することは可能か。

Q1−49.遠心力鉄筋コンクリート管(ヒューム管)の土圧算定式を教えて欲しい。

Q1−50.適用基準で土工指針(H21)を選択している場合、土被りを0とするとメッセージが表示されるが、設定した土被りで計算することは可能か。

Q1−51.メインメニュー「オプション」→「動作環境設定」画面の「バックアップファイルを作成する」とは?

Q1−52.「管の断面計算」にて計算できる「剛性パイプカルバート」や「たわみ性パイプカルバート」の特長は何か

Q1−53.対応管種名に鉄筋コンクリート管、鉄筋コンクリート高圧管がありませんが、「基準値」画面の最後の1種類分枠で対応可能ということでしょうか?
先に登録されている管種を書き換えて複数分登録保存は出来ませんか?


Q1−54.呼び径ごとに別の突出比で比較計算することは可能ですか?

Q1−55.遠心力鉄筋コンクリート管、プレストレストコンクリート管の種類が1〜3種となっているのはなぜか。

Q1−56.「農道設計指針」の「鉄筋コンクリート高圧管」のkの値を任意値に変更したい。
「基準値」の「農道設計指針」−「鉄筋コンクリート高圧管」−「kの値」の値を変更するのと「共通」−「農道設計指針−鉄筋コンクリート高圧管」で係数を指定するのとどちらがよいか。


Q1−57.管種が硬質塩化ビニルパイプカルバートまたは強化プラスチック複合パイプカルバートの時に「設計条件」−「その他」に出てくる曲げモーメント係数、たわみ係数の出典はどこか。

Q1−58.土工指針の場合「埋設形式=突出型」と設定するのはどのような場合でしょうか?

Q1−59.「設計条件」画面の「座屈強さ検討時の計算タイプ」とは何ですか?

Q1−60.等沈下面の高さheはどのようにして求めていますか?

Q1−61.活荷重はどのようにして計算していますか?

Q1−62.管種がコルゲートメタルカルバート時に「設計条件」−「その他」−「座屈強さ検討時の計算タイプ」でのそれぞれの選択肢の違いは何か。

Q1−63.たわみ性パイプカルバートのとき、突出型、溝形の選択がないのはなぜか。

Q1−64.「管頂における溝幅Bd」とは何か。

Q1−65.「基準値」−「共通」で「土工指針及び農道設計指針―鉄筋コンクリート管」の係数を変更した。
この時影響がある管種はどれか。


Q1−66.「設計条件」−「活荷重」には輪荷重と等分布荷重の入力があるが、等分布荷重のみ考慮することは可能か。

Q1−67.たわみ性パイプカルバートの許容たわみ率を変更したいが可能か。



 1.適用範囲

Q1−1.

「360°巻立て」に対応しているか?
A1−1. 「360°巻立て」には現在対応しておりません。どうぞご了承ください。
 

Q1−2.

管種の追加は可能か?
A1−2. 現プログラムでは「基準値」画面において追加ボタンは用意しておりませんが、表の最後に1種類分、任意の呼び径および各基準値を設定することを可能としておりますので、こちらをご利用ください。
また、既存の呼び径に対する各基準値につきましても、変更は可能となっております。
 

Q1−3.

比較計算とは?
A1−3. 比較計算とは、土被りや管径等の選定を目的に、複数パターンの条件を一度に計算を行いその結果を一覧形式で確認できます。
「入力」→「比較計算設定」画面入力後に、「計算・結果確認」−「比較計算」を実行することで、比較計算を行い結果が確認できます。
例えば、遠心力鉄筋コンクリート管で埋設形式=突出型の場合に、「比較計算設定」画面で
・呼び径 200, 250, 300, 350の4種
・土被り(m) 1.0, 1.5, 2.0, 2.5, 3.0の5種
・突出比P 支承角90°, 120°, 180°の3種毎に設定
と設定した場合、4×5×3=60パターンの照査結果が一度に確認できます。
 

Q1−4.

他のデータファイル(*.F9K)から基準値のデータのみ読み込むことは可能か?
A1−4. 可能です。
「基準値」画面の「開く」ボタン押下により、他のデータファイル(*.F9K)から基準値データのみを抽出して読み込むことができます。
 

Q1−5.

部材として鋼管、及び鋳鉄管、塩ビ管、VU管には対応しているでしょうか?
A1−5. 本プログラムは、
  • 道路土工カルバート工指針(H.22.3)(社)日本道路協会
  • 道路土工カルバート工指針(H.11.3)(社)日本道路協会
  • 設計要領第二集カルバート編(H.18.4)NEXCO
  • 農道設計指針(R.2.4)(一社)北海道農業土木協会
に記述されている
・剛性パイプカルバート
・たわみ性カルバート
の設計計算を支援するプログラムです。
たわみ性カルバートの照査については、道路土工カルバート工指針に記述の方法でのみ対応しております。
コルゲートメタルカルバートの照査については、「コルゲートメタルカルバート・マニュアル (社)地盤工学会」の内容も参考にしています。
なお、本プログラムでは鋼管および鋳鉄管には対応しておりません。
VU管は硬質塩化ビニルパイプカルバートの1種として本プログラムでサポートしております。
各管種の諸元値につきましては、「基準値」画面に入力を用意しておりますのでこちらをご参照ください。
 

Q1−6.

活荷重は考慮可能か?
A1−6. 可能です。輪荷重と等分布荷重の入力をそれぞれ用意しています。活荷重=考慮しないと設定することで活荷重を無視することも可能です。
 

Q1−7.

カルバート工指針H21年版で追加された高耐圧ポリエチレンパイプカルバートの検討は可能か
A1−7. 可能です。
「検討対象」画面で『たわみ性パイプカルバート』を選択し、「基本条件」画面で『適用基準=土工指針(H21)』を選択することで、同画面の『管種』に高耐圧ポリエチレンパイプカルバートが選択候補として表示されます。
 

Q1−8.

「比較計算」では、同一管種で土被り厚や呼び径の異なる複数パターンの比較計算が可能ですが、管種同士でも比較計算できませんか。
A1−8. 申し訳ございませんが、複数管種による比較計算には対応しておりません。ご了承ください。
 

Q1−9.

強化プラスチック複合パイプカルバートのたわみ率Vの算式について、カルバート工指針H11とH21とでは基準書に記述されている式の体裁が異なるが、計算書では年版の選択に応じた体裁で出力されるか?
A1−9. カルバート工指針の年版の選択に応じた体裁の式で出力します。
 

Q1−10.

コルゲートメタルカルバートの対応形状は?
A1−10. 円形(SCP1R,SCP2R)、エロンゲーション形(SCP2E)、パイプアーチ形(SCP2P)に対応しています。
アーチ形(SCP2A)には対応していません。
 

Q1−11.

たわみ性パイプカルバートについてNEXCO基準には対応していないか?
A1−11. 「設計要領第二集カルバート編(H23.7)NEXCO」P.97〜にパイプに働く活荷重や土被り荷重の算出式は記載されておりますが、具体的な設計方法が不明なため現在は対応しておりません。
 

Q1−12.

複数の支承角による結果を確認できるか?
A1−12. 「比較計算」では、例えばコンクリート基礎の場合、90°, 120°, 180°といった3種類の支承角による結果を一覧で確認できます。
「詳細計算」では、指定された1種類の支承角に対する結果を詳細に出力するため、1種類のみの確認となります。
 

Q1−13.

比較計算で呼び径を複数選択する場合に、リスト内の径を連続して選択でなく必要な径のみ選択して検討可能か
A1−13. 可能です。
複数選択を行いたい場合は、[Ctrl]キーを押したまま検討する径をマウスクリックしてください。
 

Q1−14.

地震時の検討は可能か?
A1−14. 申し訳ございませんが、現プログラムでは地震時の検討には対応しておりません。
 

Q1−15.

ダクタイル鋳鉄管や鋼管の検討は可能か?
A1−15. ダクタイル鋳鉄管や鋼管には対応しておりません。
 

Q1−16.

比較計算設定や詳細計算設定で呼び径を選択できるが、呼び径ごとに設定されている値を変更することは可能か
A1−16. 「基準値」画面に適用基準および管種毎に、呼び径毎の自重、外圧強さ、寸法等の諸数値の設定を設けており、こちらで変更可能です。
 

Q1−17.

輪荷重を載荷するとき、衝撃係数iや断面力の低減係数βは、基準書に記述された値以外を設定可能か?
A1−17. 可能です。
「設計条件」→「活荷重」→「輪荷重」に、衝撃係数i、断面力の低減係数βそれぞれについて、基準書に準拠した値を用いるか直接入力した値を用いるかスイッチを設けています。
直接入力を選択時は、使用する値を入力していただきます。
 

Q1−18.

下水道協会に準拠した計算は可能ですか
A1−18. 本プログラムでは、
・道路土工カルバート工指針(H.22.3)(社)日本道路協会
・道路土工カルバート工指針(H.11.3)(社)日本道路協会
・設計要領第二集カルバート編(H.18.4)NEXCO
・農道設計指針(R.2.4)(一社)北海道農業土木協会
を参考とした計算を行っており、申し訳ございませんが下水道協会に準拠した計算は行うことができません。ご了承ください。
 

Q1−19.

道路土工カルバート工指針(H21年度版)P.103に、「土かぶり4m以上の場合、活荷重による鉛直土圧として頂版上面に一様に10kN/m^2の荷重を考えるものとする」との記述がありますが、このように輪荷重ではなく分布荷重のみを考慮できますか
A1−19. 土かぶり厚により自動的に等分布荷重のみとすることはできません。
「設計条件」画面に活荷重の設定を設けており、輪荷重と分布荷重の入力を用意していますので、こちらで輪荷重強度P=0.00(kN)、等分布荷重強度Q=10.00(kN/m^2)とすることで分布荷重のみを考慮することが可能です。
 

Q1−20.

「基準値」画面の諸数値を初期値に戻すことは可能か?
A1−20. 可能です。
「基準値」画面中央下にある「初期値に戻す」ボタン押下により、全ての基準値データを初期値に戻します。
なお、「基準値」画面の任意の項目のみ初期値に戻すことはできません。
 

Q1−21.

土圧は鉛直土圧のみを考慮しているが、水平土圧は考慮しなくてもよいのか
A1−21. 「道路土工カルバート工指針(平成21年度版)(H.22.3)社団法人日本道路協会」(P.177)に以下のように記載されています。
(「道路土工カルバート工指針(H.11.3)社団法人日本道路協会」(P.92)にも同様の記述があります。)

 管の重量及び管内の水の重量、水平土圧も管に曲げモーメントを生じさせるが、これらは相互に打ち消すように働くので、考慮しなくてもよい。
 

Q1−22.

管断面をフレームでモデル化した検討は可能か
A1−22. フレームモデル化による検討には対応していません。
 

Q1−23.

比較計算において同間隔で連続した土被り厚ではなく間隔の異なる土被り厚で検討は可能か?
A1−23. 「比較計算設定」画面で入力された「最小土被り」から「最大土被り」までの範囲を、「土被りピッチ」で入力されたピッチ(間隔)で区切った土被り厚ごとに検討する仕様としており、ピッチ(間隔)の異なる複数の土被り厚で比較検討を行うことはできません。
 

Q1−24.

鉛直土圧の計算式は埋設形式によって違いますが、コルゲートメタルカルバートで突出形での計算はできないのですか
A1−24. 「道路土工カルバート工指針(平成21年度版)(平成22年3月)(社)日本道路協会」(P.212)に以下の記述があり、コルゲートメタルカルバート等のたわみ性パイプカルバートの場合は埋設形式によらず同一の式で算出しており、突出型の式とすることはできません。
----------
たわみ性パイプカルバートに作用する土圧のうち、盛土または埋戻し土による鉛直土圧qdは、突出型及び溝型のいずれの埋設形式でも(解6-11)で計算する。
 qd=γ・h (kN/m2) ・・・(解6-11)
  γ:土の単位体積重量(kN/m3)
  h :土かぶり(m)
----------
 

Q1−25.

コルゲートメタルカルバート選択時に「設計条件」→「その他」にある「裏込めの種類:A/B/C」とは?
A1−25. @「道路土工 カルバート工指針(平成21年度版) H22.3 (社)日本道路協会」P.218や、
A「コルゲートメタルカルバートマニュアル 第三回改訂版 (社)地盤工学会」P.40
に記述の裏込めの種類となります。
@のP.216,217に、板厚決定用の検討はAを参考にするよう記述されており、AのP.43,44に裏込め種類に応じた
 ・土の剛性係数 K
 ・土の経時変化係数 Fd
 ・土の変形係数Es(kN/m2)
が示されており、
 ・コルゲートセクションの座屈強さの検討
 ・コルゲートメタルカルバートのたわみの検討
で、上記係数を用います。
お考えの条件に応じてA, B, C の選択をご決定ください。
なお、裏込め種類に応じた各値(K, Fd, Es)は、「基準値」画面→「土工指針(H21)」→「コルゲートメタルカルバート」→「その他情報」→「裏込めの種類と土の諸係数」で変更可能です。
 

Q1−26.

任意の荷重を考慮することは可能か?
A1−26. 活荷重および等分布荷重の強度を任意の値に設定することは可能ですが、これ以外の荷重を追加載荷することは出来ません。
 

Q1−27.

基本条件画面の「名称設定」でタイトル、コメントが入力できるが、これはどこに反映されるのか
A1−27. 「名称設定」で設定されたタイトル、コメントはメイン画面上に表示しています。
入力データに関する説明や内容等のメモ代わりにご利用ください。
 

Q1−28.

「基準値」画面下にある矢印ボタンの意味は?
A1−28. 表のフォーカス移動の向きになります。
ボタン押下毎に右向きと下向きが切り替わります。
 

Q1−29.

入力画面を開くとき、ダブルクリックではなくシングルクリックで開くようにすることは可能か
A1−29. メニューの「オプション」−「動作環境の設定」から開く画面に「入力モード時のマウスによる項目選択方法」の設定を設けおります。
シングルクリックで画面を開きたい場合には、こちらで「シングルクリック」を設定してください。
 

Q1−30.

コルゲートメタルカルバートのコルゲートセクション座屈強さの検討において、適用基準=土工指針H11選択時の座屈応力feの判定式は誤りではないのか?
A1−30. 適用基準=土工指針H11の場合、土工指針(H11)P.232に記載の判別式 (r/K)-√{(24E)/fu} を用いて算出しておりましたが、式の内容および土工指針(H21)で変更されていることからVer.2.1.1より、土工指針(H21)P.324に記載の判別式 (r/K)・√{(24E)/fu} を用いるよう変更しました。
 

Q1−31.

コルゲートメタルカルバートの場合、埋設形式の選択が無いのはなぜか?
A1−31. 剛性パイプカルバートの場合、埋設形式が突出型か溝型かで盛土による鉛直土圧の算定方式が異なりますので、「基本条件」画面に「埋設形式:突出型/溝型」のスイッチを用意しておりますが、たわみ性パイプカルバートの場合、「道路土工カルバート工指針(H22.3)(社)日本道路協会」P.212の「突出型及び溝型のいずれの埋設形式でも式(解6-11)で計算する。」との記述より、「埋設形式:突出型/溝型」のスイッチは用意しておりません。
 

Q1−32.

剛性パイプカルバートで埋設形式=突出型時の鉛直土圧算定において、沈下比rsdは直接指定が可能か?
A1−32. 可能です。
「設計条件」画面→「鉛直土圧」に「沈下比rsd」の入力を用意しています。
初期値には普通地盤を想定して0.70を設定していますが、必要に応じてこちらの値を変更してください。
 

Q1−33.

適用基準がNEXCOのときの設計条件に「ランキンの主働土圧係数k」の設定があるが、この値はなにかの基準に記載されているのか
A1−33. 「設計要領第二集カルバート編(H26.7)NEXCO」(P.84)の記述より
 突出型のとき k=0.33
 半溝型のとき k=0.15
を初期値として設定しています。
 

Q1−34.

適用基準が土工指針のとき、舗装を考慮した計算は可能か
A1−34. 適用基準が土工指針の場合、
 「道路土工カルバート工指針(H11.3) (社)日本道路協会」(土工指針H11)
 「道路土工カルバート工指針 平成21年度版 (H.22.3) (社)日本道路協会」(土工指針H21)
を参照しており、
土工指針H11(P.92)、土工指針H21(P.177)に鉛直土圧の計算方法が記載されており、
こちらでは舗装が考慮されておりませんでした。
そのため、舗装の入力は設けておらず、舗装を考慮した計算を行うことはできません。
なお、適用基準がNEXCOの場合は「設計要領第二集カルバート編(平成26年7月)NEXCO」(P.82)の
鉛直土圧式で舗装を考慮しているため、舗装の入力を設けています。
 

Q1−35.

活荷重を考慮した場合と無視した場合を同時に検討可能か?
A1−35. 活荷重の考慮無視を同時に検討することは出来ません。
お手数ですが活荷重考慮時と無視時でデータファイルを分けてご検討ください。
 

Q1−36.

管が地表面から突出しているようなモデルは計算可能か
A1−36. 本プログラムでは地表面は水平で管天端以上としており、地表面から管が突出した状態での入力および計算を行うことはできません。どうぞご了承ください。
 

Q1−37.

「道路土工カルバート工指針(H.22.3)(社)日本道路協会」P.322〜の巻末資料にコルゲートメタルカルバートの板厚の計算が記載されているがこれの検討が可能か?
A1−37. 可能です。本プログラムでは上記基準書の内容を元に以下の4つの検討項目を満足するかを照査します。

・施工中の断面剛性の検討
・軸方向継手強さの検討
・コルゲートセクションの座屈強さの検討
・コルゲートメタルカルバートのたわみの検討
 

Q1−38.

塩ビ管マンホールの耐震設計は可能か
A1−38. 本プログラムでは、硬質塩化ビニルパイルカルバートの断面計算のみを行っており、ご質問のマンホールの耐震設計には対応しておりません。どうぞご了承ください。
 

Q1−39.

強化プラスチック複合パイプカルバートでの活荷重によるたわみ量の検討に用いる許容たわみ量δa=10.0(mm)の根拠は?
A1−39. 「道路土工 カルバート工指針 H11.3 (社)日本道路協会」(P.163)の表3-70を参考としています。
 

Q1−40.

安定計算に対応しているか
A1−40. 安定計算には対応していません。
 

Q1−41.

温度荷重は考慮可能か?
A1−41. 温度荷重の考慮には対応しておりません。
 

Q1−42.

盛土が複数層から構成されているモデルは計算可能か
A1−42. 盛土が複数層で構成されているモデルには対応しておりません。
 

Q1−43.

遠心力鉄筋コンクリート管について土工指針とNEXCOでは照査にどのような違いがあるのか
A1−43. 土工指針では設計荷重により管に生じる最大曲げモーメントM(kN.m)を求め、管体の許容曲げモーメントMra(kN.m)と比べて安全となっているかを照査します。
NEXCOでは管の外圧強さLc(kN/m)が設計荷重(kN/m)と比べて安全となっているかを照査します。
 

Q1−44.

プレストレストコンクリート管の時、詳細計算設定にある「支承角」の選択は計算結果に影響があるか
A1−44. 「管に生じる最大曲げモーメント」の算出に用いる「基礎形式および基礎の有効支承角に対する係数」が支承角で異なるため、「管に生じる最大曲げモーメント」に影響します。
 

Q1−45.

多層盛土に対応しているか?
A1−45. 多層盛土には対応しておりません。
盛土の単位重量γ(kN/m3)の入力は1種類となりますので、各層の層厚と単位重量から求めた加重平均値を入力していただく等の方法でご対応いただきますようお願いいたします。
 

Q1−46.

自動車荷重として2軸以上の輪荷重を考慮することができるか
A1−46. 自動車を考慮することはできますが、2軸以上の指定はできません。
自動車荷重は、輪荷重Pが接地幅0.2mで自動車の進行方向に45°で分布するものとし、直角方向には車両占有幅の範囲に分布するものとして計算します。
 

Q1−47.

コンクリート製パイプカルバート(土工指針)の「管の最大抵抗曲げモーメントMr」算出に用いる係数0.318, 0.239を変更する事は可能か
A1−47. 可能です。Ver2.2.0においてコンクリートパイプ安全照査の係数の直接入力に対応いたしました。
なお、係数0.318, 0.239は「道路土工 カルバート工指針(平成21年度版) H22.3 (社)日本道路協会」P.188の内容を参考としております。
 

Q1−48.

管を横断する活荷重は考慮できるようだが、管と平行に走行する活荷重を考慮することは可能か。
A1−48. 管と平行に走行する活荷重を考慮することはできません。
 

Q1−49.

遠心力鉄筋コンクリート管(ヒューム管)の土圧算定式を教えて欲しい。
A1−49. ■土工指針タイプの場合
・埋設形式=突出型
 qd=Cc・γ・Bc (kN/m2)
・埋設形式=溝型
 qd=γ・h (kN/m2)
 ここに
  Cc:鉛直土圧係数
  γ :土の単位体積重量 (kN/m3)
  Bc:管の外径 (m)  
  h :土かぶり (m)

■設計要領タイプの場合
・埋設形式=突出型
 マーストン公式
・埋設形式=半溝型
 直土圧公式

を用いています。
 

Q1−50.

適用基準で土工指針(H21)を選択している場合、土被りを0とするとメッセージが表示されるが、設定した土被りで計算することは可能か。
A1−50. 道路土工カルバート工指針(平成21年度版)では、従来型カルバートの適用範囲が示されています。(P.6〜P.10 表はP.10)
本プログラムでは、上記の範囲から外れる条件で入力されている場合には、画面を閉じる際にそのことをお知らせする意味で確認メッセージを表示しておりますが、メッセージを表示するのみでその後の入力、計算に影響はございません。
入力、計算を続行するか否かにつきましては、設計者のご判断で決定していただきますようお願いいたします。
 

Q1−51.

メインメニュー「オプション」→「動作環境設定」画面の「バックアップファイルを作成する」とは?
A1−51. 上書き保存時、または指定した保存ファイル名と同名のファイルが存在する場合に、バックアップファイル(*.F9K~)を作成するかどうかを指定します。
 

Q1−52.

「管の断面計算」にて計算できる「剛性パイプカルバート」や「たわみ性パイプカルバート」の特長は何か。
A1−52. 「管の断面計算」にて計算することができる「剛性パイプカルバート」や「たわみ性パイプカルバート」は、主に道路や鉄道などの下に埋設される水路等に用います。
 

Q1−53.

対応管種名に鉄筋コンクリート管、鉄筋コンクリート高圧管がありませんが、「基準値」画面の最後の1種類分枠で対応可能ということでしょうか?
先に登録されている管種を書き換えて複数分登録保存は出来ませんか?
A1−53. 本プログラムで対応している剛性パイプカルバートは、「道路土工カルバート工指針 平成21年度版 (H22.3) (社)日本道路協会」に記載されている
 ・遠心力鉄筋コンクリート管(P.185 解表6-6 遠心力鉄筋コンクリート管)
 ・プレストレストコンクリート管(P.187 解表6-7 プレストレストコンクリート管)
となります。

ご質問のとおり、1種類の任意の呼び径や管径、板厚等をセットすることができます。
それ以外の既存のデータは、呼び径は固定となりますが、数値を変更し、保存しておくこともできます。
なお、Ver2.2.0より「農道設計指針(R.2.4)(一社)北海道農業土木協会」に記載されている、
・鉄筋コンクリート管
・鉄筋コンクリート高圧管
・鉄筋コンクリート台付管
に対応いたしました。
 

Q1−54.

呼び径ごとに別の突出比で比較計算することは可能ですか?
A1−54. 可能です。「入力」→「比較計算設定」より突出比Pについて「呼び径及び支承角毎に設定」を選択することで、呼び径と支承角別に突出比を設定することができます。
 

Q1−55.

遠心力鉄筋コンクリート管、プレストレストコンクリート管の種類が1〜3種となっているのはなぜか。
A1−55. 「道路土工 カルバート工指針(平成21年度版) H22.3 (社)日本道路協会」の「パイプカルバートの設計」(P.168〜)を参考としており、遠心力鉄筋コンクリート管、プレストレストコンクリート管の種類はP.184〜187より1種〜3種としております。
 

Q1−56.

「農道設計指針」の「鉄筋コンクリート高圧管」のkの値を任意値に変更したい。
「基準値」の「農道設計指針」−「鉄筋コンクリート高圧管」−「kの値」の値を変更するのと「共通」−「農道設計指針−鉄筋コンクリート高圧管」で係数を指定するのとどちらがよいか。
A1−56. どちらでも可能です。
ただし、「共通」−「農道設計指針−鉄筋コンクリート高圧管」で「係数を指定する」とした場合は、基礎コンクリートの有無にかかわらずすべての呼び径で任意値が計算に使用されますのでご注意ください。
 

Q1−57.

管種が硬質塩化ビニルパイプカルバートまたは強化プラスチック複合パイプカルバートの時に「設計条件」−「その他」に出てくる曲げモーメント係数、たわみ係数の出典はどこか。
A1−57. 硬質塩化ビニルパイプカルバートは、「道路土工カルバート工指針 平成21年度版 (H.22.3) (社)日本道路協会」のP.231, P.232の表を参考にしています。強化プラスチック複合パイプカルバートは同P.243にて硬質塩化ビニルパイプカルバートと同様の計算を行うとしているため同じ表を参考にしています。
 

Q1−58.

土工指針の場合「埋設形式=突出型」と設定するのはどのような場合でしょうか?
A1−58. 「道路土工カルバート工指針(平成21年度版)」ではよく締め固められた地盤上に埋設する場合の他、杭基礎の場合や溝が広い場合に突出型と考えます。
詳しくはヘルプの「操作方法」−「メニューの操作」−「入力」−「基本条件」をご覧下さい。
 

Q1−59.

「設計条件」画面の「座屈強さ検討時の計算タイプ」とは何ですか?
A1−59. 座屈強さの検討について、土工指針(H.11)P.232とコルゲートメタルカルバートマニュアルP.42〜43とでは内容に相違があるため、どちらに準拠した計算を行うか選択してください。
相違点については、ヘルプの「計算理論及び照査の方法」−「たわみ性カルバート」−「コルゲートメタルカルバート」をご参照ください。
 

Q1−60.

等沈下面の高さheはどのようにして求めていますか?
A1−60. 等沈下面の高さ(管頂と等沈下面との距離)は、次式で計算しています。



ここに、
K:定数(初期値=0.38)
rsd:沈下比
p:突出比

 

Q1−61.

活荷重はどのようにして計算していますか?
A1−61. 活荷重による鉛直荷重は次式により算出します。
ql=qlw+qld(kN/m2)
ここに
 qlw:輪荷重による鉛直荷重 (kN/m2)
 qld:等分布荷重 (kN/m2)
等分布荷重qldは入力された値を用います。
輪荷重による鉛直荷重qlwは以下の式により求めます。

ここに、
 P:自動車後輪荷重 (kN)
 h:土かぶり (m)
 i:衝撃係数
 β:断面力の低減係数
 L:車両占有幅 (m) (=2.75(m))
 s:接地幅 (m) (=0.2(m))
 θ:分布角度 (°)(=45°)


 

Q1−62.

管種がコルゲートメタルカルバート時に「設計条件」−「その他」−「座屈強さ検討時の計算タイプ」でのそれぞれの選択肢の違いは何か。
A1−62. ヘルプの「計算理論及び照査の方法」−「たわみ性カルバート」−「コルゲートメタルカルバート」−「(c)コルゲートセクションの座屈強さの検討」にも記載されていますが、座屈応力feと鋼の降伏点fyの関係性に違いがあります。
「コルゲートメタルカルバートマニュアル」の場合、fe>fyとなった場合にfe=fyとします。

 

Q1−63.

たわみ性パイプカルバートのとき、突出型、溝形の選択がないのはなぜか。
A1−63. 剛性パイプカルバートの場合、埋設形式が突出型か溝型かで盛土による鉛直土圧の算定方式が異なりますので、「基本条件」画面に「埋設形式:突出型/溝型」のスイッチを用意しております。
たわみ性パイプカルバートの場合、「道路土工カルバート工指針(H22.3)(社)日本道路協会」P.212の「突出型及び溝型のいずれの埋設形式でも式(解6-11)で計算する。」との記述より、「埋設形式:突出型/溝型」のスイッチは用意しておりません。

 

Q1−64.

「管頂における溝幅Bd」とは何か。
A1−64. 「比較計算設定」−「管頂における溝幅Bd」は適用基準=NEXCOで埋設形式=半溝型の場合の計算に使用します。
比較計算を行う際に、すべての呼び径で一定のBdとするのか、呼び径ごとにBdを設定するかを選択することができます。
Bdと埋設形式の関係については「設計要領第二集カルバート編(H.18.4)NEXCO」P67, 68に記載されておりますので、そちらをご確認ください。

 

Q1−65.

「基準値」−「共通」で「土工指針及び農道設計指針―鉄筋コンクリート管」の係数を変更した。
この時影響がある管種はどれか。
A1−65. 下記の通りになります。
・遠心力鉄筋コンクリート管(土工指針(H.11)、土工指針(H.21)、農道設計指針)
・コア式プレストレストコンクリート管(土工指針(H.11)、農道設計指針)
・プレストレストコンクリート管(土工指針(H.21))
・鉄筋コンクリート管(農道設計指針)

 

Q1−66.

「設計条件」−「活荷重」には輪荷重と等分布荷重の入力があるが、等分布荷重のみ考慮することは可能か。
A1−66. 可能です。
輪荷重の荷重強度を0とし、等分布荷重にお考えの値を入力していただくことで、等分布荷重のみを活荷重として考慮します。

 

Q1−67.

たわみ性パイプカルバートの許容たわみ率を変更したいが可能か。
A1−67. 可能です。
「基準値」−「土工指針(H.21) or 土工指針(H.11)」−「(お考えの管種)」−「その他情報」にて変更することができます。






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