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UC-BRIDGE(分割施工対応)のなぜ? 解決フォーラム
基礎工製品の基礎ばねの設定について

基礎の設計・3D配筋、深礎フレームの設計・3D配筋などの基礎工製品から得られた基礎ばね値をUC-BRIDGEの支点データとして入力する場合があると考えられます。そこで、今回は、当社の基礎工であるこの2製品とUC-BRIDGEの扱いについて、面内解析を前提に解説します。

 基礎ばねについて

本製品では、次の支点バネマトリックスを扱っています。

画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

基礎の設計、深礎フレームのバネマトリックスを表1に整理してみました。取り扱いに注意を要するバネ値は、非対角項である「連成ばね」になります(表中※印)。

UC-BRIDGE 基礎の設計 深礎フレーム
Kx Ass Ass
Kxz※ Asr、Ars Asr、Ars
Kmz Arr Arr
Kxy※ Asv、Avs Asv、Avs
Kyz※ Arv、Avr Arv、Avr
Ky Avv Avv
▲表1 移動元選択方法と生成されるブロック種類
 符号と向きについて

本製品では、プラスの向きを

  • 水平右向きにX軸/鉛直上向きにY軸/反時計回りに回転角θ
としているので、これと異なるかどうかが判断の決め手になります。

「杭基礎の設計」の場合
  • 水平右向きにX軸/鉛直下向きにY軸/時計回りに回転角θですので、KxyとKxzの符号を反転させる必要があります。
すなわち、
  • Kxy = - Asv、- Avs
  • Kxz = - Asr、 -Ars
となります。

「深礎フレーム」の場合
本製品と同じ座標系なので反転の必要はありません。
 基礎ばねのインポート

本製品では、Ver.10.1にて基礎ばね値の読み込み機能を追加しました。基礎の設計からエクスポートされた基礎ばね連動用XMLファイル(*.xpr)を読み込むことで連動を行う事が可能です。

  1. 基礎の設計で「基礎ばね」を計算する (図1)
  2. 基礎の設計で「基礎ばね」をエクスポートする (図2)
  3. UC-BRIDGEの支点データ画面で「基礎ばね値の読込み」を選択する。 (図3)
  4. 「基礎ばね値の選択」画面で、どこの節点にどのバネをセットするかを指定する。 (図4)
  5. 支点データに基礎ばねがセットされたことを確認する。 (図5)
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
▲図1 杭基礎で計算された基礎ばね結果
▲図2 基礎の設計で基礎ばね連動用XMLファイルの出力
 
▲図3 UC-BRIDGE の基礎ばね値の読み込み
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
▲図4 基礎ばね連動用ファイルの読み込み画面 ▲図5 UC-BRIDGEに符号反転後結果が取り込まれる


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