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      | ●柔構造樋門の設計計算 Ver.2 | 
    
    
       
       9月にリリースしました「柔構造樋門の設計計算 Ver.2」に新たに追加した付属構造物設計機能についてご紹介いたします。 
       最新バージョンでは、従来の本体縦方向の設計に加え、付属構造物の設計を1つのプログラムに納め、個々の設計間においてはデータ連動機能を設けることにより、樋門設計全般を把握しつつ、スムーズに作業を行えます。 
      なお、これらの追加機能は、本体縦方向設計同様、「柔構造樋門設計の手引き (H.10.11) (財)国土技術研究センター編」に基づいて作成しています。 
       
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      ●門柱の設計 
       
       門柱の設計では、1門または2門の門柱に対し、縦方向および横方向の2方向について照査を行います。門柱は、函体頂版を固定端として、縦方向は片持ち梁として、横方向は門型のフレームとして設計します。 
      また、門柱縦方向計算で算出した作用力を本体縦方向への連動荷重として用いることが可能です。 
       
       
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      ●胸壁の設計 
       
       胸壁の設計では、逆TまたはL型の胸壁を、川表・川裏毎に個別に設計可能です。胸壁のたて壁および底版(つま先版・かかと版)は、函体に固定された片持ち梁として計算します。 
      ※地盤反力度の入力に際しては、胸壁取り付け位置(本体縦方向側設定)ならびに、胸壁寸法(胸壁設計側設定)により求まった地盤反力度を連動することが可能です。 
       門柱と同様に、胸壁設計で算出した作用力を本体縦方向へ連動することが可能です。 | 
    
    
      図1 門柱入力および照査結果画面▼ 
        
       
       
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      図2 胸壁入力および本体縦方向 
      「門柱・胸壁」入力時の荷重連動画面▼ 
        
       
       
       
       
       
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      ●翼壁の設計 
       
       翼壁の設計では、逆T(L)型またはU型の翼壁に対する照査を行います。照査項目については、翼壁形状により以下のように異なります。 
        ■逆T(L)型翼壁         ■U型翼壁 
         1.安定計算            1.部材の設計 
         2.部材の設計           2.浮上がりの検討 
         3.浮上がりの検討 
       なお、翼壁は、樋門本体とは分離し自立構造物として設計し、逆T(L)型翼壁では、たて壁および底版(つま先版・かかと版)を片持ち梁として、U型翼壁では、U型のフレームとして計算します。 
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      ●しゃ水工の設計 
       
       しゃ水工の設計では、函体(胸壁部含む)・翼壁に設置されるしゃ水鋼矢板について、鉛直方向(打設長)、水平方向(打設範囲)のそれぞれについてレインの提案に基づく「加重クリープ比による方法」により、浸透流による影響に対する検討を行います。 
      ※経路入力時において、「本体縦方向」または、「翼壁」の形状入力が行われている場合には、各々の設計で入力されたデータを取り込むことが可能です。 
       
       
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      図3 U型翼壁入力および結果画面▼ 
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      図4 しゃ水工入力および結果画面▼ 
        
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      ■柔構造樋門の設計計算 Ver.2  リリース日:2005年9月22日 | 
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