CASE STUDIES ADOPTED by Government Agencies and Local Governments. 官公庁 自治体ソリューション

建築ICT
3D・VRシミュレーションコンテスト第20回 審査員特別賞 Traffic simulation賞VRシステムオブザイヤー第1回 受賞(2021年)

「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」と
「VR国総研」を国土技術政策総合研究所へ納入

USER :

国土交通省 国土技術政策総合研究所

リアルな運転環境を再現するため実際の自動車のキャビン部品を利用した「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」。大型4面スクリーンの没入型立体視表示システムで広い視野角と高い没入感を伴う運転シミュレーションが実現しました。
つくばにある国総研の敷地全体、南北およそ3kmがVR空間に再現され、4KVR立体視DSで走行できます。
正門の脇には、研究本館というメインの建物があります。
南北には、最大傾斜角が30度近くにもなるバンクがあり高速走行が可能になっています。
途中に架かっている橋は、敷地を横切る公道です。
南には、円形の走行コースもあり、交通関係の施設が集まっています。

インフラDX推進のプラットフォームとして
「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」と「VR国総研」を活用

国土交通省ではインフラ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進に取り組んでおり、国総研では、5Gなどにより、無人化施工、自動施工等の技術開発のための「建設DX実験フィールド」と、3次元データの一元管理・分析を行う「DXセンター」を整備しています。フォーラムエイトは国総研へUC-win/Roadによる「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」を納入。FORUM8バーチャルプラットフォームシステム(メタバニアF8VPS)により同研究所旭庁舎を再現した「VR国総研」も提供。研究開発のみならず、企画・広報へも活用いただいています。

官民連携によるインフラDX推進 企画・広報としても活用

フォーラムエイトは2021年6月、UC-win/Roadによる「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」を、国土交通省 国土技術政策総合研究所(国総研)へ納入いたしました。併せて、FORUM8バーチャルプラットフォームシステム(メタバニアF8VPS)により同研究所旭庁舎の空間全体を再現した「VR国総研」も提供しており、官民連携によるインフラDX推進のための研究開発のみならず、企画・広報のプラットフォームとしても広く活用可能です。
国土交通省では省全体としてインフラ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進に取り組んでおり、国総研では、5Gなどの超高速通信インフラにより大容量データを遅延なくやり取りできる環境を構築し、無人化施工、自動施工等の技術開発のための「建設DX実験フィールド」と、3次元データの一元管理・分析を行う「DXセンター」を整備しています(令和3年4月7日 国土交通省記者発表より https://www.mlit.go.jp/common/001398779.pdf)。

「VR国総研」は施設内を見学・散策でき、実験施設や研究成果の動画へもリンク

フォーラムエイトの「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」は、これらのDX関連設備の一環として同研究所内に設置されています。この装置を用いることで、BIM/CIMデータを活用した道路交通研究、インフラ構造物点検技術検証、VR・ARによる遠隔操作技術開発など、省庁内外での分野横断的な利用が可能です。
「大型4KVR立体視ドライブシミュレータ」とは、大型4面スクリーンの没入型立体視表示システムです。広い視野角と高い没入感を伴う運転シミュレーションが実現しました。
シミュレータに供されるキャビンは、実際の自動車の部品を使って構成され、よりリアルな運転環境を再現しているのも特徴です。
また、メタバニアF8VPSによる「VR国総研」は、区間内を自由に見学・散策できるほか、各種実験施設の紹介や研究成果の動画などをリンクしています。
さらに、「VR国総研」の空間は、ドライブシミュレータで運転シミュレーションを体験することもできます。
同研究所のバーチャルツアーへの活用をはじめとして、国総研の取り組みを広く周知するための企画・広報プラットフォームとして、様々なシーンでの利用が可能なシステムとなっています。(記事内容は2021年当時のものです)

BIM/CIMデータ利用のモデルケースとして「VR国総研」のデータを3Dプリンタで出力した模型を製作することも可能です。
衝突実験施設をクリックすると国総研YouTubeチャンネルにリンクされ、その動画を確認することができます。
多数ある施設の外観や試験走路を再現し、広報に活用しているほか、大型4KVR立体視DSも導入し、部門間での研究のプラットフォームとしての利用を目指しています
2021年 VR推進協議会主催 第1回 VRシステムオブザイヤー受賞
第20回 3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウドで審査員特別賞を受賞

3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウドは、毎年、国内外からUC-win/Roadによる高度なVRデータや、メタバニアF8VPSによるメタバース作品が集まるコンテストです。
「インフラDX推進の一環として南北3kmにおよぶ国総研の敷地全体をVR化しました。多数ある施設の外観や試験走路を再現し、広報に活用しているほか、大型4KVR立体視DSも導入し、部門間での研究のプラットフォームとしての利用を目指しています。VRはメタバニアF8VPSで公開され、敷地のバーチャルツアーや実験の動画を見ることができます。見どころは、スクリプト「バーチャル国総研と4KVRシミュレータ」を実行していただくと、大型4KVR立体視DSでの運転の様子、敷地を再現したVR空間、VR国総研の概要がご覧いただけます。VR空間では、さまざまな実験施設、高速走行が可能なバンクのある試験走路、広大な敷地を横切る公道の橋が再現されています」

2021年11月17日 品川インターシティホールとオンラインにて開催された 3D・VRシミュレーションコンテスト表彰式の様子。

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