CASE STUDIES ADOPTED by Government Agencies and Local Governments. 官公庁 自治体ソリューション

まちづくり

3D都市モデルを活用した周南市まちづくりシミュレーション

USER :

山口県 周南市

ウォーカブルなまちづくりを目指した都市計画に活用

様々な都市活動データを3D都市モデルに統合

山口県の南東部に位置する周南市。山と海に挟まれたコンパクトな市街地と、沿岸部には周南コンビナートを有する県内No.1の工業力を有する人口約13万人の拠点都市です。中心部となる徳山駅の東側では市街地再開発で整備が進められ、さらなる拠点性の強化を推進しています。
まちの資源を活かした誰もが主役となれるまち「公園都市 周南」をテーマにウォーカブルなまちづくりを推進するため、まちづくりの検討や合意形成といった都市計画の可視化を事業化。フォーラムエイトと共同で3D都市モデルを開発及び導入しました。
導入目的は大きく以下の4つが設定されました。

  • 都市計画やまちづくり立案の高度化
  • 街路再編などの整備イメージの可視化による効率的・効果的な合意形成
  • 整備施設の可視化による他の施設との位置関係や建物規模、歩行者視点からの景観の確認など、エリア価値の向上につながる施設整備計画の立案
  • 回遊性の高いウォーカブルなルートやエリアの形成、シミュレーション


周南市の御幸通と市役所前の3Dシミュレーション。ウォーカブルなまちづくりを推進するために作成された周南市3D都市モデルでは、任意の場所や建物を選択して歩行者視点を見たり、土地の高低差の確認ができるなど様々な機能を利用することができる。

まちづくり分野に加え将来的には様々な分野での応用も

開発された3D都市モデルは、建築物モデル、都市計画決定情報等を重ね合わせ、都市構造を立体的にわかりやすく可視化。そのうえでまちづくりシミュレーションツールによる都心軸のまちなみの再現や、ウォーカブルな空間の創出のために必要な街路再編案を作成しています。
施策当初はまちづくり分野のみの活用に留まっていましたが、他分野での活用できるよう、周知・啓発していきたいとのことです。

3D都市モデルは、ズームや角度など自在に動かしてみることができる。施設や建物、道路、住所などを表示させることも可能。

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