CASE STUDIES ADOPTED by Government Agencies and Local Governments. 官公庁 自治体ソリューション

道路
3D・VRシミュレーションコンテスト第8回 グランプリ(最優秀賞)

首都高速道路大橋JCT走行支援策VRデータ

USER :

首都高速道路株式会社

4層ループ構造JCTの安全策を3Dモデルで検討

走行支援策と交通安全対策の有効性をVRで確認

首都高速大橋ジャンクションは、4層のループ構造によって3号渋谷線と中央環状線新宿線及び品川線(山手トンネル)を接続するジャンクションになります。山手通りの地下を通っている中央環状線トンネルから、高架構造の3号線までの高低差70mを、ループ状の道路で接続していますが、閉じられた空間をぐるぐると回るため、視認性を考慮し青と赤で車線を誘導する形式です。これらの誘導ラインのデザインパターンや色のトーン、標識のサイズや案内文字の大きさなどを、視認性や安全性、走行の妨げにならないかなどを検討した際に「UC-win/Road」が採用されました。

大橋ジャンクションを建設する際に、3号渋谷線と山手トンネルの一部を含む大橋ジャンクション全体の3DモデルをUC-win/Roadで作成。ドライビングシミュレータによる実験を行い、走行支援策と交通安全対策における有効性を確認。誘導ラインのデザインやカラー、標識等の視認性を比較検討することができました。
また、事故が発生した際の緊急雨避難経路もシミュレーションも可能。事故が起こった際の案内板表示や、非常口から施設外に出るための緊急避難経路もシミュレーションできるようになっている。基本使用されない避難経路だけに、シミュレーションで動線確認ができるのは3DでのVRモデルならではの交通安全対策と言えます。

事故発生時の対応や、非常口から地上までの緊急避難通路もシミュレーションに盛り込まれている。普段使うことのない避難経路を確認できる。
UC-win/Roadでのシミュレーションを元に建設された大橋JCT。実写との比較動画がYoutubeでも閲覧することができる。

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