大分県 杵築市
フォーラムエイトは、杵築市城下町地区のまちなみ提案確認モデルで、大分県杵築市仮想建築コンペ-Build Live Japan 2015-の敷地、大分県杵築市城下町地区のまちなみを点群データからVRモデル化し、提出案の3Dモデルをはめ込み市民に公開しました。既存のまちなみと提案された建築がどう調和するかが、住民には分かりやすく表現され計画が身近に感じられると好評でした。まちづくり計画は行政の一方通行ではなく、住民側の理解や意見をいかに引き出すか、といった課題があります。そのようなまちづくり計画におけるビジュアルで訴えることのできるVRの有効性を示す事例となりました。
見どころは、12ヶ所の課題敷地それぞれに提案作品が配置されていますが、カメラ位置を移動することで各敷地を見ることができます。アニメーションを実行すると、街並み全体の俯瞰視点や作品内部も見ることができます。また、シミュレーション設定で「設計前」と「設計後」を選択することで作品の有無を切り替えることができます。
14回目を迎えた「3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド2015」には、日本のほか中国やオーストラリアからの11作品がノミネートに残りました。
クラウド上で行われた一般投票と、日本大学理工学部土木工学科の関文夫教授を委員長とする3人の審査員が厳正な審査を行った結果、見事、最優秀の「グランプリ」に輝いたのは、大分県杵築市の「杵築市城下町地区のまちなみ提案確認モデル」でした。(記事内容は2015年当時のものです)
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